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HASEMI TOMICA EBBRO GT-R、第7戦で6位入賞 ARTA Garaiya はアクシデント乗り越えランキング首位死守!

2009 AUTOBACS SUPER GT シリーズ第7戦
2009年9月12日(公式予選)、13日(決勝)
富士スピードウェイ(三重県鈴鹿市):4,563km
入場者数:予選18,100人 決勝33,000人(主催者発表)

全9戦で争われる2009 AUTOBACS SUPER GT。その第7戦「FUJI GT 300km RACE」が9月13日、今季2度目となる富士スピードウェイを舞台に開催された。

このレースでミシュラン・パートナーチームのNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田裕信)がスターティンググリッド7列目から追い上げ、6位入賞を果たした。

GT300クラスのNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)は7位、No.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資)は12位でそれぞれレースを終えた。

SUPER GTでは拮抗したレースが繰り広げられるよう、レースでの成績と参戦回数によってウエイトを搭載するウエイトハンディ制がとられている。今シーズンは、参 戦6戦目までは、前戦までに獲得した1ポイントを2kgに換算したウエイトが、第7戦目からは前戦までに獲得した1ポイントを1kgに換算したウエイトが 課せられる。従って、第6戦鈴鹿終了時点で41ポイントを獲得しているNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rは今回41kg(鈴鹿では52kg)、GT300クラスのNo.43 ARTA Garaiyaは59kg(鈴鹿では88kg)、No.74 COROLLA Axio apr GTは22kg(鈴鹿では28kg)とウエイトハンディが軽減されることになった。

9月12日土曜日は朝から雨模様となり、公式予選第1回目は小雨の降る中で行われた。 No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rはロニー・クインタレッリが乗って1分47秒881のタイムで14位となり、スターティンググリッド上位8位までを決定するスーパーラップ(SL)への進出はかなわなかった。

一方、GT300クラスの2台、No.43 ARTA Garaiya、No.74 COROLLA Axio apr GTはともにSLに進出し、No.43 Garaiyaが高木のアタックで1分59秒251をマークして6位、No.74 COROLLAは井口が果敢に攻めて1分59秒314のタイムで7位となった。

決勝日の富士スピードウェイは前日の雨も上がり、午後には初秋の青空が広がった。スタート時刻が近づくにつれて気温も上昇し、14時の時点で27℃、路面温度も42℃まで上がった。

1 周のローリングラップの後、14時03分、シグナルがグリーンに変わり、66周300キロのレースがスタートした。No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rはスターティンググリッド7列目14番手からロニー・クインタレッリが好スタートを決め、第1コーナーで発生した接触事故の混乱も切り抜けて大き くジャンプアップ。1周目を終えて戻って来た時点では何と6位まで順位を上げていた。クインタレッリはレース序盤から積極的なドライビングを見せ、3周目 にはその時点の最速ラップをマーク(その後No.6レクサスSC430がこれを破り、No.3 日産GT-Rのタイムは最終結果では2位)。速いラップタイムを安定して刻むクインタレッリは、トップを行くNo.6レクサスがドライブスルー・ペナル ティを受けて遅れたこともあり、一時は4位まで順位を上げる。そして中盤、チームはほぼ同じペースで前を行くNo.1 GT-Rを抜きあぐねていたクインタレッリにやや早めのピットインを指示。28周を走り終えたところでNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rはピットへと戻った。給油を済ませ、前半と同じミディアムソフトコンパウンドのタイヤが装着されたNo.3 GT-Rに安田裕信が乗り込み、コースへと復帰した。

上位グループがすべてピットインを終えた時点での安田の順位は6位。その後、トップ争いをする 車両と遜色ないタイムで快調に周回を重ねる安田は、4位を走行していたNo.24 GT-Rがアクシデントで遅れたため、5位に上がる。力走を続ける安田だったが、終盤、2007年のGT500チャンピオン、伊藤大輔の駆るNo.6レク サスSC430の猛追に遭い、61周目についに先行を許してしまう。それでもNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rは6位でゴールラインを通過した。

GT300クラスのNo.43 ARTA Garaiyaは新田が乗り込みスタート。先ず6位に就けるが、3周目の第1コーナーでNo.26ポルシェに接触されてスピン。再走したものの順位は18 位まで落としてしまう。No.26ポルシェはこの接触によりペナルティを受けることになった。
新田は6周目にGT300クラスの最速ラップを記録しながら追い上げ、10位まで上がっていた28周終了時点でピットイン。ステアリングを高木に託した。 その高木も果敢なドライビングで追い上げ、7位まで順位を上げたところでチェッカーフラッグを受けた。この結果、ランキングはGaraiyaを含めた上位 3台が同ポイントで並ぶことになった。
No.74 COROLLA Axio apr GTはエンジンが本調子ではなく直線スピードが伸びず、国本、井口ともに苦しい戦いを強いられ、12位でゴールするにとどまった。

 

日本ミシュランタイヤ(株)・モータースポーツマネージャー 小田島広明

「一時は表彰台も見えるところまで行きましたが、予選のポジションを考えるとNo.3 GT-Rの6位はそれほど悪くない結果と思っています。雨の予選では結果的にあのポジションになりましたが、収穫も多くあったので悲観的には考えていませ ん。一般にレインタイヤの開発は、ドライタイヤ以上の時間がかかります。土砂降りの雨から小雨まで、雨にはいろいろな雨がありますからね。まだまだ勉強 で、結果は予想した範囲内です。むしろドライタイヤの方が少し想定以上に順調に開発が進んでいるような印象を持っているくらいです。前回の第3戦富士で課 題となったのが決勝のアベレージスピードを上げたいということでした。第1スティントでロニーが示したペースは、タイヤとして進歩したことを示すものでし た。もちろんまだまだ進歩する要素はありますが、第3戦では安定していたもののタイムとしては低いレベルだったのが、今回は前回の富士での宿題はこなせた かなと思っています。狙ったものがちゃんとその通りできている、という評価をチームから頂いています。チームのモチベーションが高まっていますし、これは 大きいです。
GT300は序盤にある程度決まってしまいました。Garaiyaは3周目にぶつけられて、ほぼ最後尾まで落ちてしまい、そこからあそこまで順位を戻すこ とができたのは不幸中の幸いでした。ベテランはあのような状況になると強い。両選手はさすがというほかないです。レースとしては良いレースをしたと思いま す。COLLORAはエンジンの調子が万全ではなかったので、とにかくレースをするということと、次につながるテストができれば、という気持ちで進めまし た。」

 

© 2009 Michelin Photos Copyright: Michelin / Junya Sasaki