
スケジュール
ARTA Garaiya 4位、COROLLA Axio apr GTは7位
2009 AUTOBACS SUPER GT 第8戦
SUPER GT IN KYUSHU 300KM
2009年10月17日(公式予選)、18日(決勝)
オートポリス(大分県日田市):4,674km
入場者数:予選14,300人 決勝28,050人(主催者発表)
2009 AUTOBACS SUPER GTも、今大会を含めて2戦を残すのみとなった。第8戦「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」はレース後半にスピン、クラッシュするマシンが続出する荒れた展開となったが、ミシュラン・パートナーチームのNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は8位入賞を果たした。
また、GT300クラスのNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)は4位、No.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資)も7位でチェッカーフラッグを受けた。
1990年にオープンしたオートポリスは最大高低差52mというアップダウンの大きさが特徴のサーキット。全長902mのストレート以外では横方向の荷重移動が絶えず続き、タイヤの発熱を誘発しやすい。路面自体もバンピーで、タイヤへの負担が大きいサーキットとしても知られている。
10月17日土曜日12時40分、曇り空の切れ目から時々薄日が差すという天候の中、公式予選第1回目が開始された。この時点の気温は17℃、路面温度19℃。
No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rはロニー・クインタレッリが乗って果敢に攻めたがベストタイム1分43秒049のタイムで9位となり、スターティンググリッド上位8位までを決定するスーパーラップ(SL)への進出は惜しくも逃した。
一方、GT300クラスではミシュランタイヤを履く2台が目を見張るパフォーマンスを見せた。ウエイトハンデ63kgを含め、1333kgというGT500クラスを含めた参加全34台中最も重いNo.43 ARTA Garaiyaが高木真一のドライブで1分52秒312の最速タイムをマークしてトップでSL進出を決めると、No.74 COROLLA Axio apr GTも井口卓人が1分52秒972を記録して7位に入りSL進出を果たした。
単独走行で1周のみのタイムを競うSLの走行順は、公式予選1回目に8位となった車両から順に走行し、最後に予選1回目1位のマシンがアタックする。2番目に走行したCOROLLAの井口が予選1回目のタイムを大幅に短縮する1分51秒204を記録。このタイムを破る者は現れないまま、ついに最終ランナー高木の走行となる。Garaiyaを駆る高木はセクター1、セクター2では井口のタイムに及ばなかったが、最後に逆転。1分51秒007のタイムを叩き出してポールポジションを獲得した。
翌日曜日、決勝スタート時の天候は晴れ、気温は17℃、路面温度26℃。1周のローリングラップの後、14時03分、シグナルがグリーンに変わり、65周300キロのレースがスタートした。ロニー・クインタレッリが乗るNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rは、グリッド9番手からまずまずのスタートを決める。1周目を終えて戻って来た時点ではそのまま9位。しかし、タイムが伸びないクインタレッリは11周を終えたところでピットイン。タイヤを交換してレースに復帰した。この時点で、アクシデントで遅れた2台のマシンを除く、クラス最後尾の12位で走行を開始する。その後、39周を終えたところでルーティンのピットイン。クインタレッリからステアリングを受けた安田が乗り込みコースへ。その後はトップランナーにもそん色ないタイムを刻みながら周回を重ね、8位でチェッカーフラッグを受けた。
GT300クラスでポールポジションについたNo.43 ARTA Garaiyaには新田守男が乗り込みスタートし、そのままトップを快走する。2位も予選結果と同様、No.74 COROLLA Axio apr GTの井口卓人が占める。しかし、第1スティント終盤になるとともにややペースが落ちる。特に車両重量が大きなGaraiyaは苦しそうで、26周目には3位に、そして次の周にはCOROLLA Axioの井口の先行を許し、4位まで後退。29周を終えた時点で新田はピットインし、高木真一と交代した。一方、COROLLA Axioも34周を終えたところで予定のピットイン。国本雄資が乗り込みコースへと復帰した。その後は高木4位、国本5位で周回を重ねる。しかし、国本のペースは速く、44周目に高木のGaraiyaを抜いて4位に上がる。表彰台を目指して前車とのギャップを詰めにかかるが、51周目に周回遅れのフェラーリに進路を塞がれて接触。コースアウトしてしまう。なんとか再走を果たしたものの、国本は大きく遅れてしまう。結局、No.43 ARTA Garaiyaの高木真一は4位、No.74 COROLLA Axio apr GTの国本雄資は7位でフィニッシュラインを通過した。
日本ミシュランタイヤ(株)・モータースポーツマネージャー 小田島広明
「No.3 GT-Rのスタート時のタイヤは、土曜日にマーキングしたものなので、良くないだろうという予測はあったのですが、あれで行くしかなかった。タイムもあまり良くなくて、このまま行っても意味はない、と判断して早めにピットに入れて、別なタイヤに変更しました。こちらはタイム的に悪くなかったので安田選手にも同じタイヤを選びました。安田選手がレース中に記録したベストタイムは全体の3位、日産勢ではトップでした。また、ライフとしても1スティント充分に持つことを確認しました。アベレージスピードの点ではもう少し詰めなければいけないのですが、ひとつヒントを見つけることはできました。残念ながら来年はオートポリス戦がありませんが、開発する土台はできましたし、きちんとテストさえすれば、その先のものを見出せることも確認できました。
GT300クラスのGaraiyaは重さの関係で、スティント終盤になるとどうしても無理がきかなくなる。COROLLAの方は元気がありましたし、両選手が若手ながらうまくタイヤをマネージメントして、悪くないペースで走行していました。それだけに、周回遅れの車両に巻き込まれてしまったのは残念でした。4番手を走っていて表彰台の可能性も残っていたので尚更です。次の最終戦はウエイトハンデなし。2台には思い切り暴れてもらおうと思っています。」





