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おもてなしドライブ in 京都

with MICHELIN GUIDE
おもてなしドライブ”それは、ドライバーが助手席に座る人を思いやったり、自分へのご褒美や気分転換を求めてするドライブのこと。
ドライブをアシストするのは100年も前からドライバーの道しるべとなってきたミシュランガイド。赤い本をお供にドライブにでかけましょう。
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ドライブを満喫する
嵐山スタートの
古都探訪


 “ミシュランガイド東京2008”。それは欧米以外で初めて出版されるミシュランガイドでした。その2年後、京都・大阪のミシュランガイドが誕生。あれから10年。すっかり日本でもミシュランガイドは定着し、毎年秋になるとニュースでも取り上げられるほど。でも本業はタイヤメーカー。そこで、ミシュランタイヤでミシュランガイドをお供にドライブしようじゃないですか。ドライブを楽しんでもらいたいというミシュラン創設者の想いが詰まったガイドブックですから。
 ということで、京都をおもてなしドライブ。ご存知でしたか?2018年は明治元年に京都府が誕生して150年という節目の年。そこで京都府は“明治150年京都創生”と題し、これまでの年月を振り返るとともに、これからの飛躍に向けての展示やイベントを行っています。まさに日本を代表する古都ならではの取り組み。そんな京都ですからドライブポイントはつきません。さっそく、京都ドライブのスタートです!

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 三方を山に囲まれる京都ですが、アプローチの仕方は色々あります。一般的には名神高速道路の京都南インターを下りて北上する方が多いでしょう。もしくは阪神高速8号京都線。京都市内に入るには好都合です。東から比叡山ドライブウェイを使う方法もありますし、西から京都縦断自動車道の沓掛インターを利用するのも賢い方法。どこへ行くかによってアプローチの仕方が異なりますが、近年周辺の道路環境は比較的よくなっている気がします。

 そんな中今回ドライブルートとして提案するのは、京都縦断自動車道を使った行き方。というのも、最初の目的地を嵐山に設定しました。中でも渡月橋はやはり車で渡りたいドライブスポット。ここ数年は海外からの観光客が激増してお昼頃にはまるで原宿竹下通り状態になることも。なので、午前中にのんびりこの橋を車で渡るのがお勧めです。歩道を埋め尽くす人ばかり気にしていたら渡月橋からの景色は楽しめませんから。

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※「ミシュランガイド」掲載飲食店/宿泊施設(赤字)と外国人観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」掲載地(緑字)が全てイラスト上に記載されているわけではありません。

 車は今年6月にフルモデルチェンジした、15代目に数えられる新型トヨタ・クラウン。2.5リッターガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車です。新型はプラットフォームの設計から“走り”を意識した作りなのが特徴。そしてタイヤはMICHELIN PRIMACY 4ミシュラン プライマシー フォー、サイズは225/45R18)。サイドウォールに施されたベルベット加工、“プレミアムタッチデザイン”*、がMICHELINのロゴを際立たせ、プレミアムな外観で目を引きますね。
*MICHELIN PRIMACY4 18inch以上(245/45R18 100W XLを除く)に採用されています。

 ミシュランがプレミアムコンフォートタイヤと位置付けるこのタイヤは、とても静かな走りを演出します。路面とタイヤが擦れる“ゴーッ”というノイズをかなり軽減してくれます。クラウンのようにそもそもキャビンの静粛性が高い車はさらにそれを強く感じます。他のタイヤよりもほんの少し音楽のボリュームを自然と下げているかもしれません。きっと後席との会話も声のトーンを落とすことができるでしょう。

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 さて、ドライブルートですが、沓掛インターから渡月橋まではおよそ20分。桂川の西側に着くのでそれほど混みません。橋の手前にいくつも駐車場があるのでここで記念撮影なんてのもいいですね。橋の欄干が個性的な渡月橋ですから。
渡月橋を渡った後は、京福電気鉄道嵐山本線嵐山駅前の商店街を流します。京土産が揃うお店と人力車の行き交うここは古都の雰囲気たっぷりの道。京都ドライブのスタートをあえて嵐山にして正解だったと感じます。

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 商店街を見送ったら、今度は嵐山・高雄パークウェイへ。そこから嵐山・清滝口ゲートは目と鼻の先。通行料金がかかりますが、交通量が少ないのと展望台が多いこと、駐車場が広いことなど、ドライブに都合のいいことがたくさんあります。

それに、とにもかくにも11月ごろには紅葉を楽しめます。色とりどりの木々を眼下にできるのも美点。そしてさらに紅葉を楽しむなら、嵐山・高雄パークウェイの高雄口からすぐの西明寺に立ち寄るのをお勧めします。朱色の指月橋とのコントラストは見応え十分です。

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 嵐山、高雄エリアを満喫した後はランチ。訪れたのは京・上賀茂 萬川。西明寺からはおよそ30分。途中仁和寺や北野天満宮などを通るので、時間によっては寄りたいところですが、今回はお腹が空いたので残念ながら素通りさせていただきます。

 萬川という店名は店主萬川淳一さんのお名前。ここで生まれ育った生粋の上賀茂っ子だそうです。扱うのは「旬の京野菜提供店 認定店」とうたっていることからもわかるように京野菜が主となります。京みず菜、賀茂なす、万願寺甘とう、九条ねぎ、えびいも、聖護院だいこん、などなど。この日も「旬の野菜たっぷりコース」と書かれたランチメニューのそばに、万願寺とうがらしのあぶり焼き、京のかぼちゃ食べ比べ、賀茂なすの田楽、といった文字が踊っていました。

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コースメニューはSub meal+旬の京野菜という形式で注文。今回は、おばんざい3種盛り合わせと京水菜と大根のサラダ+万願寺とうがらしのあぶり焼きをオーダー。

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メインとなる旬の京野菜は、ご主人の説明をうかがいながらお客様自身が選ぶのが萬川の特徴。ひと口に京野菜といっても、地域・農法・流通量など、その定義は様々。ご主人との会話の中で新たな知識が増えます。

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こちらの一品は京のかぼちゃの食べ比べ。鹿ケ谷南瓜は味の入り方が異なる上部と下部を。そして、鶴首かぼちゃの3つを味わえる。

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聖護院だいこんは「京のブランド産品」に認定される京野菜のひとつ。軽く炙った味噌だれの上には金時にんじんが添えられる。

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元は実家だったという店舗。貸し切りを除き、席数は全12席。なお、ご主人お一人で切り盛りしているので必ずご予約を。

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上賀茂の地で生まれ育ったご主人の萬川淳一さんは、幼少期に味わった京都の家庭料理(おばんざい)を再現する料理人。地元のご出身だけに流通量の少ない上賀茂の農産物も揃う。

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京・上賀茂 萬川
ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019に掲載

住所: 京都府京都市北区上賀茂菖蒲園町56-3
TEL: 075-781-6551
営業時間: ランチ:12時00分~15時00分(L.O.14:00)(要予約)/ディナー:18時00分~22時00分(L.O.21:00)(要予約)
Web: www.mankawa.jp
※営業時間や定休日などはお店にご確認ください

 京らしいおばんざいランチを食した後は上賀茂神社へご挨拶。正式名称「賀茂別雷神社」というここには、国宝2棟、重要文化財41棟が立ち並びます。午後のひととき、ゆっくり神社の空気に身を置いて、非日常を感じるのはいかがでしょう。

 上賀茂神社を堪能した後は京都市内を縦断します。ご存知のように市内は碁盤目ですから、目的地を決めればたやすくいけます。今夜のディナーをねねの道に設定したので、まずはひたすら南下。そして東に舵をとれば到着です。御所を過ぎたら鴨川を渡って八坂神社を目指します。四条通りは時間によっては混むので事前にチェックしておきましょう。河原町あたりをルートに選んで修学旅行の思い出にひたるのもいいですね。

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 今夜の宿は東山区。ねねの道のあるエリアです。中心から離れずに少し静かに過ごせます。チェックインした後、歩いてねねの道を探索し、その足でディナーを予約したレストランに向かいます。八坂神社・大谷祖廟・大雲院(銅閣寺)・高台寺、と散歩する場所はたくさんあります。

 ディナーはレストランよねむら祇園本店で。一軒家レストランです。独創的なメニューで、ミシュランガイドには“イノベーティブ”とカテゴライズされています。さてさて、何からオーダーしようかな。

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ディナータイムのお料理は「おまかせコース」でいただく。海藤花を添えた魚介のサラダ。プレートの上には、平目、タコ、あさりなど、旬の食材。

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抹茶のアイスクリームとオマール海老をのせたかぼちゃのスープ。目にも鮮やかな一品。

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この日の魚料理は甘鯛のムニエル。添えられたソース2種は、カモミールミルクと赤ワインがそのベース。

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オーナーシェフの米村昌泰さんと、創作意欲に駆られよねむらの門を叩いた若きスタッフたちが集合。店内はオープンキッチンのカウンター席なので、調理する姿もまた料理の一部。

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よねむら
ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019に掲載

住所: 京都市東山区八坂鳥居前下ル清井町481-1
TEL: 075-533-6699
営業時間: ランチ:12時00分~13時00分(L.O.)/ディナー:17時30分~21時00分(L.O.)
Web: r-yonemura.jp
※営業時間や定休日などはお店にご確認ください

 京都の朝は、神社仏閣の凛とした空気を味わうのもいいですが、今回はあえて京都の台所、京都市中央卸売市場に足を踏み入れます。場所は東山区から西へ水平移動した下京区。五条通りと七条通りの間です。ただ一般来場者向けの駐車場がないのでそこだけ注意。旅館やホテルをチェックアウトせずに、タクシーかバスで行くのもいいかもしれません。
 市場では事前に見学ツアーを予約しておけば場内にも入れます。臨場感ある競が見られます。場外にも小売店や飲食店がたくさんあるので楽しい時間が過ごせます。「おおきに!」の声を耳にしながら京都の朝を感じるのも乙なもんです。

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 午前中市場で過ごしたら東山区へ戻り、京都を発つ前に建仁寺へ立ち寄ります。花見小路通をまっすぐ南へ下ると寺の駐車場です。建仁寺は京都最古の禅寺というだけに静けさが漂います。拝観可能な本坊の廊下から時間を忘れて庭を眺めていると時間が経つのを感じなくなるから不思議です。庭の種類が多く色々な表情を見せるのがいいですね。そういえば、”ミシュランガイド京都・大阪2010”が世界にお披露目されたのも、ここ建仁寺でしたね。

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 京都市街を出るのには阪神高速8号京都線の鴨川東インターを使います。東山区から鴨川沿いにまっすぐ南へ下ればあります。この道は名神高速道路だけでなく京滋バイパスとも繋がっているので便利です。

 ところで帰り道ですが、高速道路で急に雨が。でも、ここでもMICHELIN PRIMACY 4がその力を発揮してくれました。水浸しになった路面でも車の運動性能がさほど落ちなかったんです。例えば、それは高速コーナーでのグリップ力や前の車との車間距離を調整するときの制動力。ステアリング操作で車が滑るような状況にはならず、さらにブレーキも極端に制動距離が伸びたりすることはありません。これはMICHELIN PRIMACY 4が水はけよく設計されているから。トレッドと呼ばれるタイヤと路面の接する面に刻まれた溝が、奥まで、そして幅広く刻まれているから、しっかりと水をかき出してくれるんです。奥まで幅広の溝が刻まれていることで、履き替え時まで高い排水性を発揮してくれます。最近は突然の雷雨や雨量も多いですが、これなら安心。車と地面の唯一の接点であるタイヤはきちんと選びたいものです。

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 旅の終わりを惜しむように雨で締めくくった今回の京都ドライブ。周辺を含めこのエリアには意外にも走る場所はたくさんあります。今回はいけませんでしたが、比叡山ドライブウェイもそうですし、今年ミシュランガイドに掲載された鳥取にもドライブしてみたいですね。

2018年10月9日掲載(取材日:2018年9月17日)
※記載の内容は掲載時点の情報です。(ミシュランガイド公式リストbyクラブミシュランは、現在、終了しております。)
※全世界のミシュランガイドセレクション(レストラン・ホテル)の閲覧・検索はミシュランガイド公式ウェブサイトをご利用ください。
※グリーンガイドの情報は『グリーン・ガイド・ジャパン改訂第4版』のものです。

フォトギャラリー

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Writer

Tatsuya KUSHIMA
MADURO Editorial Director/
Motor Journalist

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Photographer

Kosuke ARAI

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