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タイヤのサイドウォールの損傷: 対応方法は?

乗用車・SUV・商用車用タイヤのアドバイス

何らかの原因によりサイドウォールが損傷する場合があり、その程度もさまざまです。どんな種類の損傷があるか、どんな時に起こるのか、どう対処すればいいか、損傷を回避する方法など、ここで疑問にお答えします。 

サイドウォール損傷のタイプ

サイドウォールの損傷は、大きく6つのタイプに分けられます。

2 - サイドウォールの擦り傷、えぐれ

tyre scratches & nicks

擦り傷も、タイヤのサイドウォールに生じる損傷の一種です。数が多い場合や傷の激しい場合は、タイヤ専門店に点検を依頼しましょう。 

2 - サイドウォールの切り傷

tyre cuts

タイヤサイドウォールの切り傷は、その深さによって深刻度が異なります。
ただし、専門的な知識を持ったスタッフ以外の方が傷の深さを判断するのは困難です。

  • 切り傷が深い場合、ゴム層の下で圧力保持を支えているカーカスプライ(タイヤコード)も損傷している可能性があります。カーカスプライが損傷すると、空気圧が急激に低下するおそれがあります。この場合、タイヤは修理できず、交換が必要です。
     
  • 切り傷が浅い場合、差し迫った危険性は低いものの、放置すると安全を損なう可能性があります。
     

このタイプの損傷は、サイドウォールの外側だけでなく、内側(外からは見えません)に生じる可能性もあります。
こうした理由から、運転中に鋭利なもの(尖った石など)を乗り越えた時は、タイヤに切り傷がないか点検を受けることをお勧めします。

3 - サイドウォールの膨らみ、バブル

症状:バルジ(膨らみ)またはバブル

正面や斜めから縁石や陥没した場所を乗り越えた時に、タイヤのサイドウォールに膨らみが生じることがあります。

サイドウォールに空気のこぶができているようにも見えます。

重大な危険につながるおそれがあるため、最も警戒を要するサインの一つです。

タイヤを比較する際は、ロバスト性を検討しましょう
ポットホールによるタイヤへのダメージ

道路の穴から受ける衝撃も、タイヤのサイドウォールに膨らみが生じる原因です。 道路で気づいた時は、避けるよう注意してください。

縁石や穴にぶつけてしまった時は、タイヤに損傷がないか確認するため点検を受けてください。

タイヤの膨らみが危険な理由とは?

タイヤのサイドウォールに生じた膨らみは、ゴム層の下のカーカスプライが切断していること意味しています。この膨らみが破裂すると、空気圧が急激に失われます。高速道路の走行中などにそれが起きると、タイヤは急激に空気を失い、車のコントロールが失われ、事故につながります。

切り傷と同様に、膨らみはタイヤの内側にも外側にも生じる可能性があり、外から見ただけでは気づかないこともあります。ただし、タイヤに膨らみがある場合、通常は異常な振動を感じるはずです。このサインは軽視せず、至急タイヤ専門店で点検を受けてください。 

減速帯(速度を落とさせるためゴム、コンクリート、アスファルトでできたカマボコ型の隆起帯)によってタイヤが損傷し、膨らみができる可能性はありますか?

いいえ。減速帯はカマボコ型に設計されているため、サスペンションにダメージを与えるおそれはありますが、タイヤは損傷しません。

4 - タイヤ側面のひび割れ

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サイドウォールのひび割れは、タイヤの経年劣化のサインです。または、太陽やオゾンにさらされることでも生じます。

タイヤのサイドウォールの清掃過多が原因となることもあります。またタイヤのツヤ出しの中にはその中に含まれている化学薬品が反応しタイヤの保護剤が除去され、ひび割れを早める可能性を有するつや出し剤もあります。

サイドウォールに深いひび割れが生じたら、タイヤの寿命が近づいている警告サインです。タイヤ交換の準備をしましょう。アドバイスをご希望の方は、タイヤ専門店までご相談ください。 

5 - サイドウォールのわずかな変形

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ラジアルタイヤ(ほとんどのタイヤ)にくぼみができるのは当然のことであり、性能に影響はありません。

タイヤのサイドウォールは、プライ (テキスタイル製またはスチール製)を含むさまざまなパーツが重なり合ってできています。

プライの重なった部分の厚みが増すことでわずかなくぼみが見られることはよくあります。

6 - サイドウォールのパンク

タイヤのトレッド(路面に接地する部分)が、釘などの貫通傷でパンクした場合は、傷の直径が6mm以下であれば修理が可能です。

適切に穴をふさぎ、再度空気を充填すれ、以前と同じ性能で走行することができます。ただし低空気圧の状態で走行していた場合、タイヤコードにダメージが及んでいる事はがあります。この状態でパンク箇所を修理して空気を充填するとタイヤが破裂する恐れがありとても危険です。タイヤの交換が必要になります。

一方、タイヤのサイドウォールは異なります。サイドウォールにパンクや切り傷が生じたタイヤは修理できません。性能を発揮するための柔軟性を回復することが不可能です。この場合はタイヤを交換する必要があります。

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サイドウォールの損傷を防ぐには 

tyre sidewall damage
  • タイヤに適正空気圧が維持されているか確認する(適正空気圧は通常、車の取扱説明書や運転席ドアのステッカーに表示されています)。
  •  縁石への衝突を避ける
  • 道路の穴を避ける
  • ひび割れ、切り傷、裂け目、膨らみがないか定期的に点検する
  • 清掃・保護艶出し製品(特にシリコンを含むもの)のサイドウォールへの使用を避ける
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