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FORMULA E 2021 ROUND 1-2
DIRIYAH

■Round 1:2月26日/Round 2:2月27日
■開催地:リヤド・ストリートサーキット(サウジアラビア)

ついに世界選手権となったフォーミュラE
ミシュランタイヤのワンメイクで7シーズン目に突入

電気自動車(EV)レースの世界最高峰シリーズであるフォーミュラE。その7シーズン目の初戦がサウジアラビアの首都リヤドの近郊のディルイーヤで開催されました。今大会はひとつの週末に2レースを実施するダブルヘッダー戦とされ、2月26日に行われた第1戦ではMercedes-Benz EQ Formula E Teamのニック・デ・フリースが、翌27日に行われた第2戦ではJaguar Racingのサム・バードがそれぞれ優勝を飾りました。

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Round 1優勝 ニック・デ・フリース
(Mercedes-Benz EQ Formula E Team)

過去6シーズンはFIA(国際自動車連盟)選手権として行われてきたフォーミュラEですが、この2021年シーズンからF1などと並ぶ世界選手権に。その初戦となったディルイーヤ大会はフォーミュラE史上初のナイトレースとして開催されました。そして2月26日(金)に行われた第1戦を制したのは、メルセデス・ベンツのワークスチームから出場するデ・フリース。2019年のFIA F2選手権チャンピオンが参戦2シーズン目の最初のレースでフォーミュラE初優勝をもぎ取りました。

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2021年のフォーミュラEでは、今大会のようなダブルヘッダー戦の場合、2レース分の練習走行と予選と決勝を2セット=8本のタイヤだけでこなさねばならないルールになっています。そして、ミシュランが供給するフォーミュラE公式タイヤ MICHELIN PILOT SPORT EV(フロント用245/40R18、リア用305/40R18)はその要求に応え得る高度な耐久性を備えたものとして開発されています。

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シリーズ発足以来、ミシュランはフォーミュラEにおける唯一の公式タイヤサプライヤーとして出場全車に専用タイヤを供給し、高い評価を獲得してきています。7シーズン目となるこの2021年シーズンにおいてもミシュランは、新型コロナウイルス感染症拡大防止への配慮を十分に行いながら、全レースにおける出場全車(24台)への公式タイヤ供給を確実に遂行していきます。

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今大会が開かれたのはサウジアラビアの首都リヤドの近郊にあるディルイーヤの歴史地区。ここに、細かなターンが続く区間と2本の直線を主とした区間で構成される1周2.495kmの特設コースが設けられました。そして今大会は、フォーミュラEでは初めてのナイトレースとして開催され、2日連続で行われた2レースはともに漆黒の夜空となった午後8時3分にスタートが切られました。

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第1戦の予選でポールポジションを獲得したのは#17 デ・フリース。その直前に行われたフリー走行の1回目と2回目の双方でトップタイムを叩き出したスピードを予選で遺憾なく発揮すると、決勝レースでもスタートから一度も首位の座を譲ることなくポールtoフィニッシュを達成。26歳のオランダ人ドライバーがフォーミュラE出走通算12戦目にして初の勝利をつかみ取りました。

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第1戦の上位3名の表彰式。写真左から、2位のエドアルド・モルタラ(ROKiT Venturi Racing)、優勝のデ・フリース、3位のミッチ・エバンス(Jaguar Racing)。フォーミュラEでは通算4度目の表彰台に上ったモルタラもデ・フリースと同じメルセデス製パワートレインを使用しており、第1戦はメルセデス勢がトップ2を占めるという結果となりました。

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第2戦のポールポジションを獲得したのはEnvision Virgin Racingの#4 ロビン・フラインスで、決勝レースでも先行。そして3番手グリッドから出たJaguar Racingの#10 サム・バードが予選2位の#7 セルジオ・セッテ・カマラ(Dragon / Penske Autosport)をスタートでかわし、優勝争いはフラインスとバードのふたりに早々に絞られた形で展開しました。

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スタートからハイペースで飛ばしていったフラインスはやがて電力をセーブしなければならない状況となり、これをバードが21周目にかわしてトップに浮上。前シーズンはランキング2位となり今季はJaguar Racingへと移籍したベテランのイギリス人ドライバーが、フォーミュラE通算10勝目、前シーズンに同じディルイーヤで飾って以来となる勝利を手にしました。

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フラインスに続く3番手でフィニッシュしたのはDS Techeetahの#25 ジャン‐エリク・ベルニュでした。しかし、レースは終盤に赤旗が出て予定より早く終了となり、ベルニュは義務づけられている2度のアタックモードの2度目の使用ができなかったためペナルティタイムが課され、彼のチームメイトで前シーズン王者の#13 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタが繰り上がって3位となりました。

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ディルイーヤでフォーミュラEが開催されるのは今回が3度目。砂漠から飛んでくる砂の影響で各走行セッションの序盤は特に滑りやすく、そして路面に落ちた砂にタイヤが削られて摩耗が早く進むという特有の難題を抱えるコースでのダブルヘッダー戦でしたが、フォーミュラE公式タイヤ MICHELIN PILOT SPORT EVは確実に機能し続けて各ドライバーの戦いを支えました。

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