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SPA-FRANCORCHAMPS

WEC 2018-2019 ROUND 1

■予選:5月4日/決勝:5月5日
■開催地:スパ・フランコルシャン・サーキット(ベルギー)
■レース時間:6時間

2年またぎの“スーパーシーズン”が開幕
アロンソ加入のトヨタ8号車が初戦を制す

2年にまたがって開催される2018-2019“スーパーシーズン”の開幕戦がスパ・フランコルシャンで行われ、トップカテゴリーのLMP1クラスでは今季唯一の自動車メーカーチームであるトヨタ GAZOOレーシングのNo.8 トヨタ TS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ)が優勝。予選タイム抹消&1周遅れでのピットスタートというペナルティを受けたものの見事に挽回したチームメイトのNo.7 トヨタ TS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ‐マリア・ロペス)が2位に入り、トヨタ勢が1-2フィニッシュを飾って幸先の良いシーズンのスタートを切りました。

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スパ・フランコルシャン6時間 LMP1クラス優勝
No.8 トヨタ TS050ハイブリッド

2018年5月に開幕し、最終戦は2019年6月のル・マン24時間となる“スーパーシーズン”の初戦を制したトヨタのセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組。この写真でTS050ハイブリッドをドライブしているのは2005年&2006年のF1チャンピオンであるアロンソです。現役のF1ドライバーである彼がLMP1ハイブリッドマシンで実戦に臨んだのは今回が初めてで、他クラス車両との混走という不慣れな条件のレースながら、その終盤には2スティント連続走行もきっちりこなし、同車の優勝に大きく貢献しました。

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2018年シーズンのF1世界選手権にマクラーレンからフル参戦する傍ら、このWEC(世界耐久選手権)にはブエミ(写真左)と中嶋(写真右)とのトリオ でシリーズ全戦に出場するアロンソ。1回目のフリープラクティスではいきなりトップタイムを記録し、さすがと思わせる実力を示しました。

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WECは自由なタイヤ競争が可能なシリーズですが、大多数のエントラントがミシュランタイヤを選択した結果、今大会に出場した全34台のうち29台がフランスはクレルモン=フェラン製のタイヤを履く状況になりました。トップカテゴリーのLMP1クラスは全車がミシュランユーザーですが、4輪駆動車であるハイブリッド車(※今シーズンはトヨタTS050ハイブリッドのみ)と2輪駆動(後輪駆動)車である非ハイブリッド車ではタイヤへの負荷のかけ方などが大きく異なります。そこでミシュランは、同じサイズの同じLMP1クラス用であっても、ハイブリッド車と非ハイブリッド車にはそれぞれ仕様が異なるタイヤを開発。各々がベストなパフォーマンスを発揮できるよう尽力しています。

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予選ではNo.7 トヨタ TS050ハイブリッドが最速でした。しかし、車載の燃料流量計が事前の申告と異なるシリアルナンバーの部品が使用されたものであったことが予選後の車検で確認されました。これにより、同車はピットスタートとなり、しかも他のすべての車両が1周目を終えたところでようやくスタート可能となるというペナルティが課されました。チームメイトを襲った不運によりポールポジションに繰り上がった格好になったNo.8 トヨタ TS050ハイブリッドはレースでは首位を独走。中盤に中嶋が乗り込んでピットアウトしたところ、シートベルトがきちんと締められておらず再度ピットストップを強いられる、といったアクシデントがありましたが、それでもNo.8 トヨタは首位の座を譲ることなく走り続けました。

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今回のLMP1クラスには7台が出走しました。そのうちの5台は非ハイブリッド車両でしたが、その中ではレベリオン・レーシングのスピードが他を圧倒。予選、決勝ともに、非ハイブリッド勢のトップにつけました。ただし、決勝レースを3位でフィニッシュしたNo.1レベリオンR13・ギブソンは、車両底部に取り付けられるパネルの厚さが規定値に満たないことがレース後の再車検において確認され、同車は失格となって決勝結果から除外されました。

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1周遅れでのピットスタートを強いられたNo.7 トヨタ TS050ハイブリッドも、レース前半のうちにチームメイト以外のすべての車両を抜き去り、レースが折り返しを迎えるあたりで2位にまで浮上。そして結果的にはトヨタが圧倒的な1-2フィニッシュを飾ることになりました。そして、表彰台の3位の位置にはNo.1 レベリオン R13・ギブソンをドライブしたアンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ/ブルーノ・セナ組が立ちましたが、その後の再車検で車両規定違反が見つかったことから彼らは失格となり、同じレベリオン・レーシングでレースを4位でフィニッシュしたマティアス・ブシュ/トマス・ローラン/グスタボ・メネゼス組以下の完走チームが順位をひとつずつ繰り上げることになりました。

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GTマシンの上位クラスであるLMGTE Proクラスを制したのはフォード・チップ・ガナッシ・チームUKのNo.66 フォード GT(ステファン・ミュッケ/オリビエ・プラ/ビリー・ジョンソン)でした。レース終盤にスパ・フランコルシャン名物の「オー・ルージュ」で果敢なオー バーテイクを決めて首位に立ち、WEC参戦3シーズン目の初戦を制しました。

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LMP1クラスからは撤退したポルシェですが、LMGTE Proクラスでのワークス活動は引き続き行います。そして今回はリヒャルト・リーツ/ジャンマリア・ブルーニ組のNo.91 ポルシェ 911 RSRが一時トップを走りましたが、やがて後退。チームメイトであるミカエル・クリステンセン/ケヴァン・ウストル組の92号車が代わって順位を上げ、2 位でフィニッシュしました。

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WECにまた新たな自動車メーカーとしてBMWが今季から参戦を開始しました。新型マシンのM8 GTEを投入してTeam MTEKから2台体制でのエントリーです。ただし、このシリーズ開幕戦においては歴戦の他メーカー車両に伍せるレベルにはまだなく、トム・ブロンクビスト/アントニオ・フェリクス・ダ・コスタ組の82号車がクラストップから2周遅れの5位でフィニッシュするにとどまりました。

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過去2シーズンはダンロップタイヤを使用したアストンマーチン・レーシングが今季から再びミシュランタイヤユーザーとなりました。彼らは、注目の新型マシンであるアストンマーチン・ヴァンテージAMRを今回デビューさせましたが、まだ速さを見せられる段階になく、アレキサンダー・リン/マキシム・マルタン/ジョナサン・アダム組の97号車がクラストップから2周遅れの6位に終わりました。

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