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WEC 2019-2020 ROUND 3
SHANGHAI

■予選:11月9日/決勝:11月10日
■開催地:上海インターナショナル・サーキット(中国)
■レース時間:4時間

プライベーターのレベリオン・レーシングが今季初優勝
常勝トヨタはサクセス・ハンディキャップに泣く

WEC 2019-2020年シーズン第3戦が中国・上海で開催され、今シーズンから導入されたサクセス・ハンディキャップ制度によるハンディを大幅に課された2台のトヨタ TS050ハイブリッドは、予選では4位&5位に低迷。決勝レースでは総合力の高さをもって順位を上げ、2位&3位でフィニッシュしましたが、同車の連勝記録は7で止まることになりました。そして、今大会の総合優勝を手にしたのはプライベートチームのレベリオン・レーシングが走らせた非ハイブリッドマシンのNo.1 レベリオン R13・ギブソン。ブルーノ・セナ/グスタボ・メネゼス/ノルマン・ナトのトリオが常勝トヨタに1分以上のリードを築いて今季初優勝を飾りました。

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上海4時間 LMP1クラス優勝
No.1 レベリオン R13・ギブソン

ポールtoフィニッシュで今季初優勝を飾ったB.セナ/G.メネゼス/N.ナト組。レベリオン・レーシングのWEC総合優勝はこれで2度目ですが、前回の勝利(2018-2019年シーズン第3戦)は1位&2位でフィニッシュした2台のトヨタ TS050ハイブリッドがレース後の車検で失格となったことで順位が繰り上がって得たもの。一方、今回はトヨタ勢が重いサクセス・ハンディキャップを負っていたとはいえ、レース的には真っ向勝負を戦ってつかんだ勝利でした。

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予選でポールポジションを奪ったのはNo.1 レベリオン R13・ギブソンでした。しかし、同車は決勝レースのスタートにおいて十分な加速を見せず後退。レース序盤はクラス最後尾にとどまっていましたが、2人目のドライバーのメネゼスが好走を見せ、40周目にはNo.8 トヨタ TS050ハイブリッドをかわして首位に浮上。3人目のセナも見事なドライビングを続け、1分を超えるリードを築き上げて待望の勝利を手にしました。

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GTマシンの上位クラスであるLMGTE Proクラスでは、No.95 アストンマーチン・ヴァンテージ AMRが長くレースをリードしましたが、タイヤをパンクさせて後退。これで首位に繰り上がったAFコルセのNo.51 フェラーリ 488 GTE EVOがファーストチェッカーを受けましたが、レース後の再車検で最低地上高違反が確認され失格に。これにより、2位でフィニッシュしたミカエル・クリステンセン/ケヴァン・ウストル組のNo.92 ポルシェ 911 RSR-19が優勝となりました。

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表彰式では各クラスの優勝者たちを勢ぞろいさせた写真撮影も行われました。写真左から、LMGTE Amクラス優勝のNo.90 TFスポーツのサリー・ヨルク、ジョナサン・アダム、チャールズ・イーストウッド、LMP2クラス優勝のNo.38 JOTAのアンソニー・デビッドソン、アントニオ・フェリクス・ダ・コスタ、ロベルト・ゴンザレス、表彰式後に失格の憂き目に遭ったNo.51 AFコルセのジェイムズ・カラード、アレッサンドロ・ピエール・グイディ、そしてLMP1クラス優勝のNo.1 レベリオン・レーシングのグスタボ・メネゼス、ノルマン・ナト、ブルーノ・セナ。

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