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WEC 2019-2020 ROUND 4
BAHRAIN

■予選:12月13日/決勝:12月14日
■開催地:バーレーン・インターナショナル・サーキット(バーレーン)
■レース時間:8時間

ハンディ乗り越えトヨタが今季3度目の1-2フィニッシュ
開催全4クラスでミシュランタイヤ装着車が優勝を飾る

2年にまたがる“スーパーシーズン”として開催されているWECの第4戦バーレーン8時間が行われ、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ‐マリア・ロペス組のNo.7 トヨタ TS050ハイブリッドが今季2勝目をマーク。2位にもチームメイトのNo.8 セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/中嶋一貴組が入り、トヨタ勢が重いサクセス・ハンディキャップを乗り越えて今季3度目の1-2フィニッシュを飾りました。また、今シーズンのWECでタイヤメーカー間の競争がある唯一のクラスのLMP2では、ミシュランユーザーのNo.22 フィル・ハンソン/フィリペ・アルバカーキ/ポール・ディレスタが優勝を飾り、今大会の4クラスすべてをミシュランタイヤ装着車が制す結果となりました。

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バーレーン8時間 LMP1クラス優勝
No.7 トヨタ TS050ハイブリッド

ノーハンディの車両に対して1周2.51秒も遅くなる計算のサクセス・ハンディキャップが課されたM.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス組のNo.7 トヨタ TS050ハイブリッドでしたが、4番手グリッドから出たスタートで首位に躍り出ると、その後は一度もポジションを譲ることなく8時間のレースを走り抜きました。

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燃料流量などの細かな調整により、累積の獲得ポイントが多い車両ほど重いハンディが課される仕組みとなっているWEC独自のサクセス・ハンディキャップシステム。開幕2戦でともに1-2フィニッシュを決めたトヨタ勢は今回も予選では重いハンディにそろって苦しむことになった一方で、前戦の上海4時間を制したレベリオン・レーシングのNo.1 レベリオン R13・ギブソンが2戦連続となるポールポジションを奪いました。

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8時間レースのスタート直後、フロントロウから飛び出した非自動車メーカーチームの2台であるNo.1 レベリオン R13・ギブソンとNo.5  ジネッタ G60-LT-P1・AERが接触。2台のトヨタ TS050ハイブリッドは前方2台のアクシデントを回避してみせましたが、No.8 トヨタは運悪く他の車両と接触することになって後退。この騒乱を無事切り抜けたNo.7 トヨタが首位を奪うという幕開けとなりました。

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レースのオープニングは大荒れでしたが、そこで首位に立ったNo.7 M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス組は8時間のレースを好調に走り続けて快勝。開幕戦シルバーストーン4時間に続く今季2勝目を飾りました。また、スタートでアクシデントに見舞われたNo.8 S.ブエミ/B.ハートレー/中嶋一貴組は、ダメージを負った車両前部の修理などがありながらも2位にまで巻き返してフィニッシュしました。

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唯一タイヤ競争がある中でミシュランタイヤ装着車の数が増加傾向にあるLMP2クラス。今大会には計9台が出走し、グッドイヤーユーザー3台、ミシュランユーザー6台という構図でした。その中で、フィル・ハンソン/フィリペ・アルバカーキ/ポール・ディレスタのトリオが駆ったNo.22 オレカ 07・ギブソンが、同じシャシーとエンジンのパッケージにグッドイヤータイヤを履くNo.38 JOTAを21.5秒差で下し、今季初優勝を遂げました。

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GTマシンの上位クラスであるLMGTE Proクラスでは、AFコルセのNo.71 フェラーリ 488 GTE EVOがレースの大半で首位を走行しましたが、最後のピットストップでアストンマーチン・レーシングのNo.95 アストンマーチン・ヴァンテージ AMRが先行することに成功。No.71 フェラーリはコース上で一旦再逆転しましたがNo.95 アストンマーチンはすぐに抜き返し、マルコ・ソレンセン/ニック・ティームのコンビが今季2勝目を飾りました。

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今大会の開催サーキットは、コースレイアウトと砂漠の砂の双方がタイヤに厳しい試練を課すところ。加えて、8時間のレース中に日没となって路面温度が大幅に低下するという難しいコンディションでの一戦でした。しかしながら、ミシュランタイヤはいずれのクラスにおいても安定した高性能を発揮。開催されたすべてのクラスにおいてパートナーチームを表彰台の頂点に押し上げました。

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