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MOTOGP 2024 ROUND 13
SAN MARINO

■予選:9月7日/決勝:9月8日
■開催地:ミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェッリ(イタリア)
■レース周回数:27周(114.102 km)

トリッキーな条件のもとマルク・マルケスが2戦連続優勝
ミシュランは6年目のMotoE公式タイヤ供給活動を無事終了

MotoGP世界選手権の2024年シーズン第13戦サンマリノGPのグランプリレース(決勝レース)は、スタート前とスタート後に一時的な降雨に見舞われ、数名のライダーがウェットコンディション用タイヤのMICHELIN Power Rainを装着したマシンに乗り換えるためにピットストップを行う展開に。しかし、雨が本降りになることはなく、ドライコンディション用タイヤのMICHELIN Power Slickのまま走行を続けるのが結果的には正解でした。こうしたトリッキーなコンディションのもとで目覚ましい強さを見せたのがGresini Racing MotoGPのマルク・マルケスで、彼は9番手グリッドからのスタートでしたが、最終的には2位以下に3秒以上のリードを築いて真っ先にチェッカーフラッグを受け、前戦アラゴンGPに続く優勝を飾りました。
ミシュランは、最新MotoGPマシンの走行におけるフロントタイヤへの荷重の増大に対応して、MICHELIN Power Slickのフロント用については、3種類すべてのコンパウンドを従来より硬めに設定したタイヤを今大会に用意。高性能と良好なフィーリングを一段と高い安定度で各ライダーに提供しました。そして、予選ではDucati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイアによって新しいオールタイムラップレコード(当該サーキットにおけるMotoGPマシンでの史上最速ラップタイム)が記録されるなどの成果が挙げられました。
また、今大会では、ミシュランが、フロント用で49%、リヤ用では53%もの高い割合でサステナブル材料を使用した公式タイヤを出場全車に供給している電動バイクの世界最高峰レース MotoE世界選手権の今シーズン最終ラウンドも開催され、Dynavolt Intact GP MotoEのヘクトール・ガルゾがシリーズタイトル獲得を決めました。

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サンマリノGP優勝
マルク・マルケス(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

今大会はチームの地元レースということで、マルケスは、チーム創設者であるファウスト・グレシーニが125ccクラスで世界タイトルを獲得したときに所属していたチーム・イタリアのオマージュであるカラーリングでグランプリレースに出場。予選では転倒を喫してしまったため9位に留まったものの、グランプリレースでは、スタート前、そしてスタート後にも小雨が路面を湿らせることになったコンディションの中で傑出した強さを発揮。7周強のうちにポジションを8つ上げて首位に立ち、後続を寄せ付けずフィニッシュして2連勝を飾りました。

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フロント荷重が高まり続ける中、より安定したパフォーマンスとより良いフィーリングを各ライダーに提供するため、ミシュランはフロント用MICHELIN Power Slickのソフト、ミディアム、ハードの3種類すべてのコンパウンドを従来より硬めにすることを決め、今大会に用意しました。

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新しいフロントタイヤは狙いどおりの性能を発揮し、予選ではフランチェスコ・バニャイア(写真)が新しいオールタイムラップレコードをマーク。ミザノを13周して争われるスプリントレースでは、優勝したホルヘ・マルティンによって、レースタイム最短記録が2.283秒更新されました。

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グランプリレースで圧倒的な強さを見せたマルク・マルケス。彼はレース中のファステストラップも叩き出しましたが、それは27周のレースもスタートから3分の2を過ぎた20周目にマークされたもので、MICHELIN Power Slickのパフォーマンスの高い安定性を裏付ける記録となりました。

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ミザノは低速と高速のコーナーが交互にあり、比較的平坦ながらもタイヤには厳しいコースです。そこでミシュランはフロントタイヤのコンパウンドをより硬めとしたMICHELIN Power Slickを用意したわけですが、その仕事はパーフェクトに機能し、各ライダーから高い評価を得ました。

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8大会・全16レースによるMotoE世界選手権は今大会がファイナル。土曜日に行われた第15戦において、Dynavolt Intact GP MotoEのヘクトール・ガルゾは4位でフィニッシュして、翌日の最終レースの開催を待たずに、2024年シーズンのMotoEシリーズタイトル獲得を決めました。

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今シーズンのMotoEにミシュランが供給した公式タイヤは、前輪に49%、後輪に53%と、二輪用高性能タイヤとしては画期的に高い割合でサステナブル材料を使用したものでした。このMotoE公式タイヤを最たる例として、ミシュランは、将来お客様が手にする製品に盛り込んでいく新しい技術の研究を加速する場としてモータースポーツを活用しています。

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