安心感も、快適性も手に入れた、自然体で運転できるタイヤ。
でしゃばってないタイヤが好きだ。真っすぐはしるときも、カーブでも、不整路面でも、ドライバーがタイヤを意識することなく自然体で運転できれば気持ちよく、疲れずに走れるからだ。また、高速道路を走るときに重要なのは、直進付近のニュートラル感。指1~2本分のハンドル修正をしたときにも手応えで応答性とグリップを感じ取ることができる。神経を使わなくても自分の車線を守って走れると嬉しい。またウェットグリップとハイドロプレーニングの発生限界が高いことが安心感につながる。トレッド面の適度なエンベロープ(凹み)性とダンピングのバランスが快適性を生む。そんな風にスイートスポットが広く、でしゃばらないMICHELIN PRIMACY3 が好きだ。
モータージャーナリスト/菰田 潔