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SUPER GT 2023 ROUND 8
MOTEGI

■予選:11月4日/決勝:11月5日
■開催地:モビリティリゾートもてぎ(栃木県)
■レース距離:300km(63周×4.801 km)

ミシュランタイヤ装着車がポールポジション&首位独走
GT500活動休止前の一戦でもミシュランが高性能を存分に示す

4つのタイヤメーカーが参戦し、世界最高レベルのタイヤ競争が繰り広げられているSUPER GTシリーズ。その2023年シーズンの最終戦であるシリーズ第8戦がモビリティリゾートもてぎで開催されました。今大会は、ミシュランがGT500クラスにおける活動を休止する前に行われる最後の一戦でしたが、その予選では、ミシュランタイヤを履くNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が圧倒的な最速タイムを叩き出してポールポジションを獲得。そして決勝では、結果こそ伴わなかったもののNo.3 Niterra MOTUL Zがレースの大半において首位を独走し、もう一台のミシュランタイヤ装着車であるNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2位でフィニッシュして表彰台へ。ミシュランは、SUPER GTの高度なタイヤ競争を通じて磨いてきた高性能を今大会においてもファンの皆様に存分に披露して、2009年の再開から継続してきたGT500クラスでのタイヤ供給活動にひと区切りをつけました。
なお、ミシュランはGT500クラスにおいて、通算で27回の勝利を挙げ、4度のドライバーズタイトル獲得(2011年、2012年、2014年、2015年)を果たしてきました。
ミシュランはSUPER GTを去るわけではありません。GT300クラスにおけるタイヤ供給活動は続けていき、2024年シーズンこそはタイトルを獲るべく、一層プッシュしてまいります。今後もミシュランのモータースポーツ活動へのご声援をよろしくお願いいたします。

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SUPER GT最終戦 もてぎ 松田次生/ロニー・クインタレッリ

SUPER GT最終戦 もてぎ
松田次生/ロニー・クインタレッリ

2014年から一貫して、ミシュランタイヤを使用する日産車でGT500クラスを戦ってきた松田とクインタレッリ。このコンビが今大会を2位でフィニッシュし、ミシュランにとってひと区切りとなる一戦で表彰台に上りました。彼らが10シーズンにわたってドライブしてきたNISMOチームのエースカーは、計80戦のSUPER GT公式レースを戦い、そのうちの12戦で優勝を飾るという傑出した戦績を残してきました。その間、彼らの足元を支え続けたのがミシュランタイヤでした。

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今大会をもってGT500クラスでの活動を休止するミシュランですが、レースに向けて行う仕事とその緊張感は、これまでと何ら変わりありません。ミシュランの各スタッフは、プロフェッショナルとしての誇りを胸に、高性能なタイヤを、安全に確実に提供する作業に徹しました。

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ファンの皆様からのミシュランへのメッセージが書き込まれたタペストリーとともに。写真で左から2番目の人物は日本ミシュランタイヤ社長の須藤 元。写真右端はミシュラン・モータースポーツのダイレクターであるマチュー・ボナルデル。右から2番目は日本ミシュランタイヤのモータースポーツダイレクターである小田島広明です。

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この週末のNo.3 Niterra MOTUL Z&ミシュランタイヤは、掛け値なしに最速の存在でした。最初の走行セッションである公式練習では、2番手に0.6秒もの大差をつけるトップタイムを記録。そして予選Q1では、高星明誠が鋭いタイムアタックで1番時計を叩き出しました。

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Q1を走った高星(写真右)から、走行時のタイヤや車両の状態などについての情報を受けてQ2に出走した千代勝正(写真中央)は、完璧なアタックラップを決め、2番手を0.4秒も上回る圧倒的な最速タイムをマーク。GT500クラスでキャリア初となるポールポジションを獲得しました。

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No.23 MOTUL AUTECH Zも持ち前の速さを披露しました。松田次生とロニー・クインタレッリ(写真)の両名は、長年使用してきたミシュランタイヤでの当面は最後となるタイムアタックに臨み、Q1を松田が6番手で突破。Q2でクインタレッリが予選5位を確保しました。

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今シーズンのGT300クラスでミシュランがタイヤ供給を唯一行った車両であるNo.7 Studie BMW M4。予選Q1ではBグループへの出走で、荒 聖治が乗り込み4番手タイムをマーク。Q2へ進出すると、ブルーノ・シュペングラーのアタックによって予選8位となりました。

SUPER GTでは、各出場車両に獲得シリーズポイントに応じてハンディキャップを課す「サクセスウェイト制度」を採用しています。ただし、そのシーズンにおけるレース出場が8戦目となるドライバーの車両は、ウェイト搭載なしで出走できるルールとなっています。そして、GT500クラスでは参戦車両の全車がその条件を満たしていることから、シリーズ第8戦である今大会にはすべてのマシンがノーハンディの状態で出場しました。

【GT500クラス予選】
今大会の予選日であった11月4日(土)のモビリティリゾートもてぎは、早朝から濃い霧に覆われ、午前9時25分に開始された公式練習の序盤は、路面が湿り気を帯びたコンディションでした。しかし、やがて日差しがコースを照らすようになり、路面も完全なドライとなりました。

GT500クラスのポイントリーダーを7点差で追うランキング2位で今大会に乗り込んだNo.3 Niterra MOTUL Zは、この公式練習において挨拶代わりのトップタイムをマーク。実質的なチームメイトであるNo.23 MOTUL AUTECH Zも4番手のタイムを記録し、今大会におけるNissan Z GT500&ミシュランタイヤの仕上がりの良さを印象づけました。

そして、ランチタイムを挟み、GT500クラスのQ1(予選第1セッション)は午後2時53分に開始されました。気温は24℃、路面温度は28℃でした。2台のミシュランタイヤ装着車は、このQ1を力強く戦い、高星明誠がタイムアタックに臨んだNo.3 Niterra MOTUL Zは出場全車の中で唯一、1分35秒台に入れてのトップタイムを叩き出します。松田次生が乗り込んだNo.23 MOTUL AUTECH Zも6番手のタイムを刻み、2台そろってQ1突破を果たしました。

GT500クラスのQ2(予選第2セッション)は午後3時31分から。気温は23℃、路面温度は26℃でした。このセッションでも目を見張る速さを見せたのは、ミシュランタイヤを履くNo.3 Niterra MOTUL Zでした。千代勝正のドライブによって同車が記録したタイムは1分35秒539。それは、2番手さえコンマ4秒近くも引き離す圧倒的な最速タイムであり、千代はGT500クラスでキャリア初となるポールポジションを獲得。千代と高星のコンビは、予選最速車両のドライバーに与えられるシリーズポイント1点を手にしました。また、ロニー・クインタレッリがこのセッションを担当したNo.23 MOTUL AUTECH Zの自己ベストは1分36秒362で、予選5位につける結果となりました。

【GT500クラス決勝】
決勝日である11月5日(日)は、朝方こそ晴天でしたが、やがて雲が増えてきて曇天模様に。それでも午前中に降雨はなく、午前11時30分からのウォームアップ走行もドライコンディションのもとで行われましたが、このセッションでも、ミシュランタイヤ装着のNo.3 Niterra MOTUL Zがトップタイムを記録しました。

そして、午後1時に開始されたパレードラップおよびフォーメイションラップを経て、モビリティリゾートもてぎのロードコースを63周して争われるレース距離300kmの決勝の火蓋が切られました。このとき、気温は24℃、路面はドライの25℃でした。

千代勝正が乗り込んでポールポジションからスタートしたNo.3 Niterra MOTUL Zは、第1〜第2コーナーを確実に先頭でクリアすると、ミシュランタイヤのウォームアップ性能の高さを生かし、早速ライバルたちを突き放しにかかりました。また、ロニー・クインタレッリがスタートを担当したNo.23 MOTUL AUTECH Zも1周目のうちに1台をかわし、4番手にポジションを上げていきました。

オープニングラップを終えたところで、すでに後続車両とのギャップを広げつつあったNo.3 Niterra MOTUL Zは、2周目には今大会のファステストラップとなる1分39秒392を叩き出し、早くも独走態勢に持ち込みつつありました。その後、GT500クラスの上位各車はポジションをキープしながら周回を重ねていきましたが、5周目に入ったあたりから雨粒が落ち始めました。

やがて、メインストレート周辺エリアの路面は、かなり湿り気を帯びた状態となっていきました。しかし、オーバルコースより外側のエリアでは雨はさほど降っておらず、区間によって路面条件が異なるというトリッキーな状況がしばらく続くことに。そうした難しいコンディションの中でも、No.3 Niterra MOTUL Zはハイペースで首位を独走。No.23 MOTUL AUTECH Zも4番手を走り続けました。

やがて雨は上がり、ハーフウェットとなっていた区間の路面も乾いていきました。首位No.3 Niterra MOTUL Zのペースは他のすべての車両を上回っており、12周目終了時には約2.6秒であった同車のリードは、22周目終了時には6秒強へと拡大していました。

そして、24周目を終えたところで、NISMOが運営するNDDP RACINGは、No.3 Niterra MOTUL Zのピットストップを実施。燃料補給、タイヤ交換、そして高星明誠へのドライバー交替を行いました。その2周後にはNo.23 MOTUL AUTECH Zも同様のピット作業を受け、松田次生が新たに乗り込んで戦列に戻りました。

GT500クラスの全車がルーティンのピットストップを終えたのは41周目。その時点で、首位はもちろんNo.3 Niterra MOTUL Zであり、2番手を走るNo.36 トヨタ GRスープラに10秒を超えるリードを築いていました。3番手にはNo.23 MOTUL AUTECH Zがつけており、レースが残り3分の1となった段階で、ミシュラン勢の1‐3体制となっていました。

その後も、首位No.3 Niterra MOTUL Zのペースは2番手の車両を上回り続け、50周目終了時でのリードは11.561秒までに広がっていました。また、3番手を走るNo.23 MOTUL AUTECH Zのペースも速く、2番手のNo.36 GRスープラとのギャップを縮めつつありました。

この頃から、モビリティリゾートもてぎには再び雨が降り始めました。今度の雨は、レース序盤のものより強めで、路面は急速にハーフウェットの状態に。しかし、完全にウェットとなるほどでもなく、そして、10周強の周回数しか残っていないタイミングであったことから、2台のミシュランタイヤ装着車を含む多数の車両がドライ用タイヤのまま走り続けました。

首位を独走するNo.3 Niterra MOTUL Zは、後半スティントには、今大会における最も硬めのコンパウンドのスリックタイヤを履いていました。そのため、ハーフウェットと化した路面では、必要なグリップを得るには難しいものがありましたが、ステアリングを握る高星は、懸命なドライビングでマシンをコースに留め続けました。しかし、ゴールまで残り4周半となった59周目のS字カーブ区間で、濡れて冷えた路面にスリップを喫してコースアウト。ランオフエリアの深い砂地にスタックしてしまいました。

No.3 Niterra MOTUL Zは、コース作業車による牽引によって砂地を脱出して、レースに復帰。残る4周半を走り切って、13位でゴールしました。

No.23 MOTUL AUTECH Zは、僚友車のコースアウトによって2番手に繰り上がることになり、そのポジションをキープしてフィニッシュ。ミシュランタイヤ装着車でこれまでに2度もタイトルを獲得してきた松田とクインタレッリのコンビですが、今季3度目の表彰台登壇を果たして、彼らが2014年から一貫して使用してきたミシュランタイヤでの戦いを締めくくりました。

今大会の結果、No.3 Niterra MOTUL Zの千代と高星はGT500クラスのドライバーズランキング2位に、そしてNo.23 MOTUL AUTECH Zの松田とクインタレッリは同3位に。チャンピオンには手が届きませんでしたが、2台のミシュランタイヤ装着車のドライバーたちがランキング2位と3位を占めました。そして、3つの異なるメーカーのタイヤを使用するNissan Z GT500勢のトップ2をミシュラン勢が獲得するという目標を達成しました。

【GT300クラス】
今大会には25台が出場したGT300クラスですが、ミシュランがタイヤ供給を行うのはNo.7 Studie BMW M4のみ。同車は、2つのグループに分けて行われるGT300クラスの予選Q1ではBグループに振り分けられ、荒 聖治がタイムアタックを担当。グループ4番手のタイムをマークしました。そして進出したQ2では、ブルーノ・シュペングラーのドライブによって8番手タイムを記録し、予選8位となりました。

明くる日の決勝レースでは、No.7 Studie BMW M4はオープニングラップで2台のライバル車両に先行されて10番手に。その後、コースのところによって雨粒が降り落ちる難しいコンディションの中、思うような走りができず、17周目までには13番手へとポジションを落とすことに。そこでBMW M Team Studie x CRSは、18周目を終えたところでNo.7 Studie BMW M4のピットストップを実施。給油、タイヤ交換、そしてドライバー交替を行いました。

シュペングラーが担当した後半スティントは、全周回数の3分の2にわたる長いものになりました。その終盤には強めの雨が降り、路面をハーフウェットの状態にしましたが、No.7 Studie BMW M4はスリックタイヤのまま走行を続けました。この粘り強さにより、同車はポジションをいくつか取り戻し、12位でフィニッシュしました。

今シーズンを通してNo.7 Studie BMW M4をドライブした荒のGT300クラス最終ランキングは6位に。第3戦鈴鹿大会での優勝、第4戦富士大会での2位をハイライトとして、No.7 Studie BMW M4はミシュランタイヤを使用して戦った2度目のシーズンを終えました。

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■日本ミシュランタイヤ モータースポーツダイレクター 小田島広明のコメント:

「我々ミシュランが今シーズン最後のレースに持ち込んだドライコンディション用タイヤですが、GT500クラスの3号車には今大会におけるミディアム仕様とハード仕様の2種類、23号車にはソフト、ミディアム、ハードの3種類でした。また、GT300クラスの7号車には、ソフトとハードの2種類のコンパウンドを用意していました。そして、GT500クラスの2台は、予選Q1、Q2、決勝の前半スティントをミディアムタイヤで走行。後半スティントでは、23号車はソフトタイヤに履き替え、3号車はハードタイヤを選択しました。GT300クラスの7号車は、予選と決勝の前半スティントでソフトタイヤを履きましたが、後半スティントではハードタイヤに切り替えました。
 我々ミシュランにとって今大会は、GT500クラスでの活動にひと区切りをつけるレースでした。そして、シリーズタイトルを射程圏内に捉えていた3号車は、公式練習で最速タイムを刻み、ポールポジションを獲得し、そして決勝レースの大半をリードと、この週末を通してほぼ完璧なパフォーマンスを見せました。ですから、これ以上のことはないのですが、結局、雨の中をスリックタイヤで走る中、マージンはあったものの、コースアウトを喫しました。小さなミスによって、すべてが失われてしまいました。しかし、これもレースの一部です。
 今シーズンを振り返ってみると、我々のGT500タイヤの開発とNissan Z GT500のマッチングは非常にうまくいったと思います。そして、シーズンを通して、あらゆるコンディションで強さを発揮できたと評価しています」

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SUPER GT最終戦 もてぎ
Niterra MOTUL Z

ポールポジション獲得によって1ポイントを加算し、ランキングトップのNo.36 トヨタ GRスープラを6点差で追いかける格好で決勝レースをスタートしたNo.3 Niterra MOTUL Z。仮に優勝しても、36号車が2位に入ればタイトルは彼らの手に渡るという状況であり、千代勝正と高星明誠のふたりは、とにかくこのレースを最速で駆け抜けることに集中していました。最終的なリザルトは13位に終わりましたが、No.3 Niterra MOTUL Zは63周のレースの大半で首位を独走。決勝の前半スティントでは、予選で突出した最速タイムをマークしたタイヤを履きましたが、スティントの終盤に入ってもラップタイムの落ち込みがなく、"PERFORMANCE MADE TO LAST"の理念を体現したミシュランタイヤの高性能に、ファンやレース関係者の関心が大いに集まりました。

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千代が乗り込み、ポールポジションからスタートしたNo.3 Niterra MOTUL Zは、ホールショットを奪うと、すぐさまライバルたちを引き離していきました。その後、コースを部分的に濡らす局所的な小雨がありましたが、3号車は変わることなく優勢に戦いを進めました。

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レース終盤は、小雨が路面を濡らす状況になりましたが、No.3 Niterra MOTUL Zはスリックタイヤのまま走り続けることを選択。残り5周となった時点で2番手に約7秒のリードを保って首位を独走していましたが、ハーフスピンからコースアウトを喫し、万事休すとなりました。

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No.23 MOTUL AUTECH Zは、後半スティントにソフトタイヤを選択し、素晴らしいペースで周回を重ねて2位に。グランドスタンド前に停めたマシンから降りた松田次生は、10年にわたって履き続けたミシュランタイヤでの戦いの余韻にひたるよう、しばらくの間、立ちつくしていました。

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No.7 Studie BMW M4は、前半スティントでは苦戦気味でした。チームは早めのピットストップを行い、そしてタイヤの種類を変えた後半スティントでは競争力を取り戻しました。レース終盤の小雨の中でも同車はスリックタイヤで走り続け、12位で最終戦を終えました。

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レース後には、計12年にわたってGT500クラスをミシュランとともに戦ったNISMOから、ともにつかんだ栄光の数々とミシュランタイヤの写真をあしらったパネルがミシュランに贈られました。そしてミシュランからNISMOには、ミシュランブルーとミシュランイエローの花束をプレゼント。互いの努力を称え合いました。

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2009年にGT500クラスでの活動を再開して以来、ミシュランは15年にわたって同クラスを戦い続け、この間に24勝をマーク(1999年以降の通算では27勝)。そして4回のドライバーズタイトル獲得を果たしてきました。GT500クラスでの活動には今大会をもってひと区切りをつけることになりましたが、GT300クラスには今後も参戦します。「持続可能なイノベーション」を追求するミシュランですが、その原動力である当社のモータースポーツ活動に今後もご期待ください。

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