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WEC 2023 ROUND 1
SEBRING

■予選:3月16日/決勝:3月17日
■開催地:セブリング・インターナショナルレースウェイ(アメリカ)
■レース距離:1000マイル

7車種のハイパーカーが出場の新シーズンが開幕
王者トヨタが1‐2フィニッシュで初戦を制す

ポルシェ、フェラーリ、キャデラックなどがトップカテゴリーのハイパーカークラスへ新たに参戦し、大きな注目を集める2023年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)。その開幕戦セブリング1000マイルが開催され、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組のNo.7 トヨタ GR010ハイブリッドが優勝。チームメイトのセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川 亮組が2.168秒という僅差で続き、トヨタ勢が1‐2フィニッシュを決めてチャンピオンチームの実力を示しました。3位には、これがデビュー戦であったフェラーリ 449Pが食い込みました。なお、ミシュランは今シーズンも、ハイパーカークラスに出場するすべての車両に対してタイヤ供給を行っていきます。

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セブリング1000マイル ハイパーカークラス優勝
No.7 トヨタ GR010ハイブリッド

昨年大会では3車種/4台だったハイパーカークラスの出場台数が、今年は7車種/11台へと大幅に増えたセブリング1000マイル。ディフェンディングチャンピオンとして、強さを示さねばならないプレッシャーがトヨタ陣営にのしかかっていましたが、王者らしい見事な戦いぶりを見せて完勝を果たしました。

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今シーズンのWECは、LMGTE Proクラスがなくなり、ハイパーカー、LMP2、LMGTE Amの3クラスに。ハイパーカークラスとLMGTE Amクラスでは、すべてのレースで出場全車がミシュランタイヤを使用します。

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ポルシェ、フェラーリ、キャデラック、ヴァンウォールが新規参戦を今大会より開始。継続参戦のトヨタ、プジョー、グリッケンハウスと合わせて、ハイパーカークラスは7車種が競い合うという賑わいに。

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WECでは今シーズンから、タイヤウォーマーの使用が禁止に。これに対応し、ミシュランはハイパーカークラス用タイヤのコンパウンドを一新。絶対性能を妥協することなく、温まる早さを格段に高めました。

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予選では、アントニオ・フオコがアタックを担当したNo.50 フェラーリ 499Pが最速。50年ぶりに耐久レースのトップカテゴリーへ戻ってきたフェラーリが、初戦でいきなりポールポジションを奪いました。

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決勝レースでは、トヨタ勢がライバルたちを大きく引き離しながら、チームメイト同士の熾烈なトップ争いを展開。小林可夢偉が乗る7号車が僚友車を約2秒の僅差で振り切って、開幕戦を制しました。

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レースペースではトヨタ勢に及ばなかったNo.50 フェラーリ 499Pですが、他のライバルたちに対しては優位に立ち続け、8時間の長丁場で大きなトラブルを起こすこともなく、3位でフィニッシュしました。

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ハイパーカークラス新規参戦のNo.2 キャデラック・VシリーズRも、初戦から高いパフォーマンスを披露。No.50 フェラーリと同一周回で競り合ったすえに、4位で8時間レースを走り切りました。

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耐久レース界の盟主的存在であるポルシェが、WECのトップカテゴリーへの参戦を5年ぶりに再開。今大会では、優勝のトヨタから4周後れ、3位のフェラーリからは2周後れで、今後の競争力向上が期待されます。

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今大会の予選最速タイムは、昨年大会より2秒以上も速いものでした。それを実現させた要因のひとつは、ミシュランタイヤのグリップ性能の向上です。加えて、バンピーで荒れた路面で知られるセブリングにおいても、ミシュランタイヤは2スティント連続での使用を難なくこなし、各ユーザーの戦いを力強く支えました。

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