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WEC 2022 ROUND 5
FUJI

■予選:9月10日/決勝:9月11日
■開催地:富士スピードウェイ(日本)
■レース時間:6時間

3年ぶりのWEC日本ラウンドをトヨタが制覇
高い路面温度でミシュランタイヤが実力を披露

FIA世界耐久選手権(WEC)の2022年シーズン第5戦富士6時間が開催され、トップカテゴリーのハイパーカークラスではトヨタGAZOOレーシングのNo.8 トヨタ GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川 亮)が、GTマシンの上位クラスであるLMGTE ProクラスではAFコルセのNo.51 フェラーリ 488 GTE EVO(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェイムズ・カラード)が、いずれもミシュランタイヤを使用して優勝を飾りました。決勝日は好天に恵まれ、この時期の富士スピードウェイとしてはかなり高い47℃にまで路面温度が上がりましたが、パートナーチームの各車が履いたミシュランタイヤは2スティント連続の走行を安定的にこなし、ミシュランが掲げるポリシー「Performance made to last」を3年ぶりのWEC日本ラウンドでも実証しました。

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富士6時間ハイパーカークラス優勝
No.8トヨタGR010ハイブリッド

新型コロナウイルス感染症によってWECの日本ラウンドは過去2年は開催されなかったため、昨シーズンからWECのトップカテゴリーとなったハイパーカーのレースが日本で行われたのは今大会が初めてでした。その一戦はまさにトヨタの凱旋レースとなり、2台のトヨタ GR010ハイブリッドが圧倒的な内容で1-2フィニッシュを達成。セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川 亮のトリオが駆る8号車が優勝して今季2勝目を飾りました。

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今大会には計36台が出場。そのうち23台がミシュランタイヤユーザーでした。これらのパートナーチームの戦いを支えるため、今大会では、WECシリーズを転戦するミシュランのWECタイヤサービスチームを日本ミシュランタイヤのスタッフがサポートしました。

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富士のコースチェックを行うミシュランのスタッフたち。耐久レース活動のマネージャーであるピエール・アルベは「富士は、性格がまったく異なる3つのセクターからなるサーキットで、我々のタイヤの対応レンジの広さを示すのに格好の舞台です」と語りました。

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予選でポールポジションを奪ったのは、トヨタのチーム代表を兼任しながら7号車のステアリングを握る小林可夢偉でした。8号車のアタックを担当したブレンドン・ハートレーがわずか0.02秒届かず2位。3位には0.212秒差でNo.36 アルピーヌ A480・ギブソンが続きました。

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6時間の決勝レースもトヨタ勢2台によるマッチレースとなりました。序盤は7号車が先行しましたが、セカンドスティントでポジションが入れ替わり、その後は8号車が安定的に7号車を上回るペースで走行。最終的には1分を超えるリードを築いて快勝を飾りました。

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写真でチームメイトのハートレーらから祝福のシャンパンを注ぎかけられているのは平川 亮。今シーズンからWECのトップカテゴリーへの参戦を開始したこの日本人ドライバーはプレッシャーに見事打ち勝ち、ル・マン24時間に続いて重要なイベントを制しました。

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リアウイングを持たないマシンとして注目を集めるプジョー 9X8。今回がまだ2レース目で、トラブルが相次ぎましたが、93号車はトップから7周遅れ、94号車は15周遅れながらも完走。なお、予選におけるトップとのタイム差は0.766秒にすぎず、今後が期待されます。

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フェラーリとポルシェがワークスチーム同士で激突し、高度な接戦を演じ続けているLMGTE Proクラス。今大会ではフェラーリ勢に軍配が挙がり、チームメイトとの戦いを制したA.P.グイディ/J.カラード組の51号車が優勝し、ドライバー選手権におけるリードを広げました。

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LMGTE Amクラスに参戦している星野 敏/藤井誠暢/チャーリー・ファグ組のNo.777 アストンマーチン・ヴァンテージAMRが、初めて迎えた母国イベントで今季初の3位表彰台を獲得。最後尾グリッドからクラス首位へと猛烈に追い上げてみせた藤井の走りが光りました。

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ハイパーカー、LMGTE Pro、LMGTE Amの各クラスの全車が使用したミシュランタイヤは、2スティント目の終盤でも、1スティント目の序盤と変わらぬラップタイムを実現してみせるパフォーマンスを富士スピードウェイでも発揮。ミシュランの底力が3年ぶりのWEC日本ラウンドでも示されました。

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