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SARDINIA

WRC 2018 ROUND 7

■6月7日〜10日
■開催国:イタリア
■ステージ路面:グラベル

最終ステージで逆転、0.7秒差で決着!
ヌービルがオジェとの頂上対決を制す

2018年 WRC第7戦ラリー・イタリアが地中海に浮かぶサルディニア島で行われ、チャンピオン争いを繰り広げるMスポーツ・フォードのセバスチャン・オジェとヒュ ンダイのティエリー・ヌービルが秒差のトップ争いを展開。最終ステージにはオジェがヌービルを0.8秒リードした状態で突入しましたが、ここでオジェを 1.4秒上回るトップタイムを叩き出したヌービルが逆転優勝を飾り、今季3勝目をマーク。首位に立つポイントランキングのリードをさらに広げることに成功 しました。

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ハイライト

ギャラリー

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ラリー・イタリア・サルディニア総合優勝
ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ i20クーペ WRC)

出走順による有利/不利がつきまといがちなグラベルイベントにおいて、チャンピオン争いを演じるふたりのドライバーによる優勝をかけた真っ向勝負が演じられたのは久々のことでした。そして、今回のバトルを制したのはヌービル。6月16日に30歳の誕生日を迎えるこのベルギー人ドライバーは、ラリー最終日に行われた4本のスペシャルステージではそのすべてでトップタイムをマークしてみせ、最終ステージで王者オジェを逆転。値千金の勝利をつかみ取りました。

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地中海の島の中では2番目に大きなサルディニア島で行われた今大会。島の北西の町 アルゲーロの港に拠点が置かれ、木曜日の夕方に行われたセレモニアルスタートでは港町の狭い路地もあえて走行ルート(移動区間)とする趣向とされました。

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ラリーの開催週を迎えたサルディニアは天候が不安定で、本格的な山岳ステージが始まる金曜日の早朝には大雨が降り、ステージの路面はマッド(泥)コンディションとなりました。その中で速さを見せたのはヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンで、SS5までを終えたところで2本のトップタイムをマークし、2位に14秒のリードを築き上げました。ところが、その後のステージで彼のヒュンダイi20クーペWRCはギアボックストラブルに襲われて身動きが取れない状態となり、ミケルセンはあえなくデイリタイアとなってしまいました。

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SS5を終えた時点では首位から23秒遅れの5位にとどまっていたオジェですが、突然の雷雨に見舞われた22.12kmのSS6で圧倒的なトップタイムを叩き出して一気にラリーリーダーの座に浮上してみせました。しかし、軒並みドライコンディションとなった土曜日に入ると守勢に立つことが多くなり、猛攻を繰り返し仕掛けてくるヌービルが徐々に接近してくることになりました。

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オジェとの一騎討ちを0.7秒差で制し、今季3勝目、そして前戦ラリー・ポルトガルに続く連勝を飾ったヌービル(写真中央)とコ・ドライバーのニコラ・ジルソー(写真左)。WRCドライバー選手権とコ・ドライバー選手権の双方のポイントランキングトップである彼らは、今回の勝利によりシリーズポイントのリードをともに27ポイントに拡大しました。

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近年のラリー・サルディニアでは優勝チームのクルーやスタッフがアルゲーロの港の海に飛び込むのが恒例。今回はヒュンダイ・モータースポーツの面々が2年ぶりにその栄誉に浴しました。

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真っ向勝負でライバルに敗れるという、彼としては極めて珍しい事態となったオジェ。2013年に彼が最初のWRCタイトルを獲得して以来、ポイントリーダーに対して27ポイントものビハインドを抱える状態となったのは初めてであり、残るは6戦となったシーズン後半戦における王者の戦いぶりが注目されます。

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トヨタ勢は各所で速さを見せましたが、オット・タナクとヤリ‐マティ・ラトバラのふたりはマシンに負ったダメージやトラブルによってデイリタイアを喫することに。ただひとり無傷で走り切ったエサペッカ・ラッピが3位に入り、キャリア初優勝を飾った昨年のラリー・フィンランド以来となる表彰台獲得を果たしました。

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インナーフェンダーにこびり着いた泥を黙々と落とすシトロエンのクレイグ・ブリーン。少しでもマシンを軽くし、少しでも速く走りたいという気持ちが、こうした地道な作業に表れています。ブリーンは、ハンドブレーキのトラブルや、土曜日のデイ3に1番手走者を務めなければならなかったことによるハンディなどによって我慢の戦いを強いられましたが、それでも今季自己ベストとなる6位でフィニッシュしました。

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今回のラリー・サルディニアは、不安定な天候の影響を受けたコンディションのステージが多く、そこではソフトコンパウンドのMICHELIN LTX Force S5が好んで使用されました。ただし、本来のラリー・サルディニアはステージ路面のタイヤへの攻撃性が高いことから、ミシュランはハードコンパウンドの MICHELIN LTX Force H4を今大会のメインタイヤとしてノミネートしており、ソフトコンパウンドの本数は限られていました。それでも、MICHELIN LTX Force S5はソフトコンパウンドらしからぬ高い耐久性を発揮してみせ、各ユーザーの要求に見事に応えました。

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