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FORMULA E 2021 ROUND 10-11
NEW YORK

■Round 10:7月10日/Round 11:7月11日
■開催地:ブルックリン・ストリートサーキット(アメリカ)

舞台はニューヨーク。第10戦をグンター、第11戦をバード
そしてタイトターンの連続をMICHELIN PILOT SPORT EVが制す

ミシュランタイヤを装着した電動フォーミュラカーによって争われているFIAフォーミュラE世界選手権の2021年シーズン第10戦と第11戦がアメリカはニューヨークで、ひとつの週末に2レースを実施するダブルヘッダー戦として開催されました。7月10日に行われた第10戦ではBMW i Andretti Motorsportのマクシミリアン・グンターが、翌11日に行われた第11戦ではJaguar Racingのサム・バードがそれぞれ優勝を飾りました。今大会が開催されたブルックリン・ストリートサーキットはタイトなコーナーが連続するコースでしたが、フォーミュラE公式タイヤ MICHELIN PILOT SPORT EVは高いトラクション性能を発揮し続けて各ドライバーの期待に応えました。

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Round 11優勝 サム・バード
(Jaguar Racing)

決勝レースは45分+1周という規定のもとで行われ、今大会では1周2.320kmのコースを第10戦では38周、セーフティカーが入った第11戦では37周して争われました。フォーミュラEの最多出場ドライバーであるバードは、第10戦を9位で終えると、第11戦ではポールポジションを獲得し決勝レースでも優勝。今季2勝目を飾ってポイントランキングトップに再浮上しました。第11戦2位のニック・キャシディ(写真左)はメキシコでの第9戦に続いての通算2度目となる表彰台を獲得。前年王者のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(写真右)はこの3位によりランキング2位タイに上がりました。

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昨年はコロナ禍のため中止されたフォーミュラEのニューヨーク大会ですが、アメリカでワクチン接種が進んだ状況を受けて2年ぶり・通算4度目のレース開催が実現。イーストリバーを挟んでマンハッタンを一望できるレッドフック地区に今季フォーミュラEで最もコース長の短い2.320kmのブルックリン・ストリートサーキットを設けて行われました。

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2019年7月に行われた前回のニューヨーク大会も今大会も、どちらもダブルヘッダー戦としての開催です。ただし、レースウィークを通じての使用タイヤの上限本数は、旧レギュレーションに則った前回大会では16本でしたが、現行規定での今大会では半分の8本。フォーミュラE公式タイヤ MICHELIN PILOT SPORT EVに求められた仕事は難易度が大変高いものでした。

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第10戦では、ポールポジションからスタートしてトップを走り続けたキャシディのインにベルニュが飛び込んだところ、両車は接触。限られた電力の使い方を巧みに行うドライビングを見せて追い上げてきていたグンターがトップに立ち、昨シーズンの第8戦以来となる優勝を手にしました。なお、ベルニュは2位、キャシディは4位でフィニッシュしました。

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第11戦ではJaguar Racing勢が速さを見せ、予選ではバード、ミッチ・エバンスの順でフロントロウを独占。決勝レースでのエバンスはキャシディと激しい2位争いを繰り広げ、その間に逃げを打ったバードがポールtoウインを決めてフォーミュラE通算11勝目を飾りました。エバンスは2位争いの先頭を走っていたレース終盤にウォールにヒットしたことで遅れ、13位でのフィニッシュとなりました。

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今シーズンからフォーミュラEへの参戦を開始したキャシディですが、第10戦ではポールポジションを獲得し、レースの大半をリード。第11戦ではエバンスとのバトルを制して2大会連続での2位に入り、ドライバーズランキングでも5位に。日本のレースで力をつけてきたこのニュージーランド人ドライバーは、フォーミュラEでもトップコンテンダーに数えられる存在にすでになっています。

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1周2.320kmと短いコースの中に14カ所のコーナーを持ち、そのうち5カ所が90度以上回り込むタイトターン。高いトラクション性能が求められたブルックリン・ストリートサーキットでしたが、同所で前回行われた2019年大会に対して今大会ではタイヤの使用可能本数が半分に。しかし、その大きな変更がありながらも、MICHELIN PILOT SPORT EVがパフォーマンスを落とすことは一切ありませんでした。

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