MotoGPとは

オートバイのサーキットレースの世界最高峰のシリーズが「FIM ロードレース世界選手権」であり、そのトップカテゴリーが「MotoGP」です。タイヤはワンメイクで行われており、ミシュランがその公式サプライヤーとして出場全車に製品を供給しています。

二輪ロードレースの世界最高峰クラス

舗装された路面のコースで行われるレースを二輪界では「ロードレース」と呼びます。その二輪ロードレースの最高峰の選手権シリーズが「FIM(国際モーターサイクリズム連盟)ロードレース世界選手権」であり、その頂点に立つカテゴリーが「MotoGP」です。6社の二輪メーカーが参戦しており、それぞれが独自に先進技術を結集して開発したマシンを投入。世界から選び抜かれた超一流のレーシングライダーたちが乗って争われています。

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2021年シーズンのMotoGPで使用されているマシンはいずれも排気量1000ccの4ストローク自然吸気エンジンを搭載するこのカテゴリー専用のものです。各二輪メーカーによる公称値では軒並み「250馬力以上」とされている最高出力と、350km/hをゆうに超える最高速度を発揮する性能を持ちます。

MotoGPには、ライダー、コンストラクター(二輪メーカー)、チームの3つの選手権が設けられています。各レースの走行距離は110~120km程度、走行時間は40分強で、その間、抜きつ抜かれつのバトルが至るところで繰り広げられます。そのスペクタクルな内容のため人気は世界的に高く、200を超える国々でテレビ放映が行われており、年間視聴者数は延べ人数で50億人を大きく上回ると言われています。

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MotoGPでは2008年までは自由なタイヤ競争が行われていましたが、2009年からタイヤはワンメイクとなりました。そして2016年からミシュランが唯一の公式タイヤサプライヤーを務めており、6年目となる2021年シーズンにおいてもMotoGP専用に開発したミシュランレーシングタイヤを出場全車に供給しています。

2021年シーズン MotoGP公式タイヤ

MICHELIN Power Slick / MICHELIN Power Rain

ミシュランが出場全車に供給するMotoGP公式タイヤですが、ドライコンディション用のスリックタイヤは「MICHELIN Power Slick」、ウェットコンディション用のレインタイヤは「MICHELIN Power Rain」という名称としています。サイズはドライ用、ウェット用ともに、フロントが12/60-17、リアが20/69-17です。

(※ミシュランレーシングタイヤのサイズ表記はタイヤ幅 [cm]/タイヤ外径 [cm] −リム径 [インチ] )

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各レースにおいてミシュランは、MICHELIN Power Slickについてはフロント用、リア用ともにソフト、ミディアム、ハードという3種類を、MICHELIN Power Rainについては、フロント用、リア用ともにソフトとミディアムの2種類を用意しています。サイドウォールのカラーバンドによってタイヤの種類をひと目で識別できるようにしており、MICHELIN Power Slickのソフトは白、ミディアムは黒(バンド無し)、ハードは黄、MICHELIN Power Rainのソフトは青、ミディアムは黒(バンド無し)です。ただし、ミシュランはMotoGP公式タイヤを各レースの開催コースの特性や路面温度などのコンディションに対して最適化を図った技術仕様として用意しており、つまりミシュランMotoGP公式タイヤの仕様はレースごとに異なります。たとえば呼び方は同じMICHELIN Power Slickのリア用ミディアムタイヤであっても、使用するコンパウンドをコースのタイヤへの攻撃性に応じて変化させるのはもちろんのこと、そのコースが左コーナーの割合が高くタイヤの左側にかかる負荷がより高い場合は左側のショルダー部により硬めのコンパウンドを使用した非左右対称デザインとする、といった最適化設計を施し、世界最高峰の二輪ロードレースにふさわしいパフォーマンスを各出場ライダーが発揮できるようにしています。

他のタイヤメーカーとの競争のないワンメイクではありながらもミシュランはMotoGPタイヤの開発を絶え間なく続けており、日進月歩で高度化するMotoGPマシンやMotoGPライダーの要求に応え続けています。また、新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けることになった昨今の状況を鑑み、ミシュランはMotoGPのプロモーターであるドルナスポーツ社との協議のもと、ユーザーであるMotoGPエントラントに影響を及ぼす変更は最小限に留めながらも明らかな進化を実現するという一段と難しい条件のもとで開発に取り組んでいます。

2021年シーズン MotoGPのタイヤ使用基本ルール

MotoGPの各レースウィークにおいて出場各車がすべての走行セッションを通して使用することができるスリックタイヤの本数は、フロント用は10本まで、リア用は12本までと規定されており、その制限の中でソフト、ミディアム、ハードのどの種類のタイヤをそれぞれ何本とするかを各ライダーはあらかじめ任意に定めて走行に臨みます。一方、レインタイヤに関しては、その使用可能本数の上限は開催コンディションによって変化がありますが、フロントタイヤは6本まで、リアタイヤは7本までが基本となります。

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2021年シーズンのMotoGPには毎レースに22台のマシンが出走しますが、それらすべての走行を支えるためにミシュランは約1200本のMotoGP公式タイヤを毎レースの現場に持ち込んでいます。

2021年MotoGPの見どころ

MotoGPにはホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティ、アプリリア、KTMという6つの二輪メーカーがそれぞれ独自に開発した専用マシンを送り込んでおり、それらに乗る計22名のライダーが2021年シーズンにシリーズ参戦します。6つの二輪メーカーは各々ワークスチームを組織して出場しているほか、ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、KTMの4社からそれぞれに車両供給を受けて活動しているプライベートチーム(サテライトチーム)も5チームあります。

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ミシュランが公式タイヤサプライヤーとなった2016年シーズンのMotoGPを制したのはホンダのマルク・マルケスでした。このスペイン人ライダーは2019年まで4シーズン連続でチャンピオンに輝き続けました。そして先の2020年シーズンでは、やはりスペイン出身のジョアン・ミルがMotoGP参戦2年目にして王座を獲得し、スズキのライダーが20年ぶりにロードレース世界選手権の最高峰クラスを制する結果となりました。

MotoGPの各レースはいつも混戦模様であり、あるメーカーのマシンやライダーによる一方的な展開となるケースはわずかです。実際、2020年シーズンにおいては、開催された14戦において9名もの異なるライダーが優勝を飾り、ヤマハ勢が7勝、KTM勢が3勝、ドゥカティ勢が2勝、スズキ勢が2勝と勝ち星を分け合いました。このことは、ミシュランのMotoGP公式タイヤがあらゆるタイプのマシンやライダーのキャラクター/ライディングスタイルにマッチして高いパフォーマンスを等しく発揮することを実証するものでもあります。そして2021年シーズンは、マシンに関する規則に前年シーズンからの大きな変更はなく、出場全車が使用する公式タイヤも引き続きミシュランです。したがって、2021年シーズンもMotoGPが熾烈な戦いとなることは必至です。

2021年 MotoGP 出場チーム&ラインアップ

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2021年 MotoGP 開催スケジュール

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電動バイクレース「MotoE」もミシュランタイヤのワンメイク
サステナブルな材料を先駆的に採用

FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が認定した電動バイクによる国際レースシリーズがFIM MotoE ワールドカップです。2019年に初めて行われ、2021年は3シーズン目の開催となります。

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MotoEは、モーターの最高出力が約160馬力、最高速度が270km/hに達する電動レーシングバイク Energica Ego Corsaのワンメイクで行われている電動バイクレースで、2021年シーズンはFIM ロードレース世界選手権の6大会において7レースが行われ、11チームから18名のライダーが出場して争われます。

この注目の電動バイクレースはマシンのみならずタイヤもワンメイクとなっており、その公式サプライヤーを務めるのはミシュランです。MotoEの各大会においてミシュランが供給する公式タイヤは、ドライコンディション用、ウェットコンディション用ともに1種類ずつとなっています。

ミシュランが供給するMotoE公式タイヤは、荷重のかかり方などがMotoGPとは異なるMotoEに合わせて開発した専用タイヤです。そしてミシュランはこのMotoE公式タイヤのラバーコンパウンド材や構造材にバイオ素材や再生素材を採用するという取り組みを先の2020年シーズンから行っています。持続可能材料を用いた新しいMotoE公式タイヤを使用しての各コースでのラップタイムはそれまでのものより平均で1秒以上も短縮されており、二輪用タイヤにバイオ素材や再生素材を先駆的に用いるというだけでなく肝心のタイヤパフォーマンスも向上させるという難しいタスクをミシュランは成し遂げています。

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この持続可能材料を用いたMotoE公式タイヤをミシュランは2021年シーズンにおいてもMotoE出場各車に供給すると同時に、さらに効率的で環境に優しいサステナブルなストリート用タイヤの技術開発を推し進めていきます。

2021年 MotoE 開催スケジュール

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