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MOTOGP 2020 ROUND 10
FRANCE

■予選:10月10日/決勝:10月11日
■開催地:ル・マン・ブガッティ・サーキット(フランス)
■レース周回数:26周(108.81 km)

2年ぶりの雨中戦でドゥカティのペトルッチが優勝
電動バイクレースMotoEは2年目のシーズンを終える

ミシュランにとっての母国グランプリであるフランスGPのMotoGPクラス決勝は、直前に降り出した雨によってウェットコンディションでの開催に。気温13℃、路面温度は14℃という低さでしたが、ミシュランのMotoGP公式レインタイヤ MICHELIN Power Rainは確実なグリップを発揮して各ライダーの戦いを支えました。MotoGPでは約2年ぶりのウェットレースとなった今大会を制したのはドゥカティワークスのダニロ・ペトルッチで、MotoGPキャリア通算2勝目をマーク。2位にはホンダワークスのアレックス・マルケス、3位にはKTMワークスのポル・エスパルガロが入り、表彰台の顔ぶれがいつになく新鮮なレースとなりました。
また、今大会では電動バイクの世界最高峰レースシリーズ FIM Enel MotoE World Cupの第6戦と第7戦の2レースが開催され、第6戦で優勝を飾ったPons Racing 40のジョルディ・トレスがチャンピオンに輝きました。

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フランスGP優勝
ダニロ・ペトルッチ
(ドゥカティ・デスモセディッチ GP20)

MotoGPでは2018年の最終戦以来、約2年ぶりのウェットレースとなった今大会。これを制したのはペトルッチで、1周目の終盤で首位に立つと、路面の水量が刻々と変化する難しいコンディションの中、他のライダーからのチャージをことごとく跳ねのけてフィニッシュ。MotoGP初優勝を飾った昨年6月のイタリアGP以来となる勝利を手にしました。これで今シーズンのMotoGPでは9戦目にして7人目の異なるウィナーが誕生しました。

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MotoGPフランスGPは例年であれば5月に行われていますが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で10月の開催に。そして、このレースで例年行われているミシュラン従業員のサーキットへの訪問も新型コロナウイルスのために今年はありませんでした。しかし、併催のMotoEが2レースもあるなど、フランスGPの忙しさはやはり普段のMotoGPラウンド以上でした。

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MICHELIN Power Slickを装着したMotoGPクラス出場各車がウォームアップラップに出ようとしたところで雨が降り始め、各車はMICHELIN Power Rainに履き替えてスターティンググリッドへ。レースは当初の予定より1周減らされた26周で行われ、No.9 ペトルッチが冷たい雨の中での熱戦を制してドゥカティ勢としては今季2つ目の勝利をもぎ取りました。

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ケガによる欠場が続く王者マルク・マルケスの弟で、今年MotoGPクラスに昇格すると同時にホンダワークスに抜擢されたNo.73 アレックス・マルケス。これまでは10位以内に入ることも難しい戦いを繰り返してきましたが、ウェットレースとなった今大会で一閃。予選18位から殊勲の2位フィニッシュを果たし、不振の続くホンダ勢の今季初の表彰台を獲得しました。

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2位のアレックス・マルケス(写真左)、優勝のダニロ・ペトルッチ(写真左から2番目)、そして残り2周というところでドゥカティのアンドレア・ドビツィオーゾをかわして3位に入ったポル・エスパルガロ(写真右)が並んだ表彰台。ドライコンディションで行われた予選の上位とは異なる顔ぶれであり、このところ表彰台が縁遠かったホンダやドゥカティのライダーが立ち並ぶ結果となりました。

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MotoEの今季のフィナーレを飾る第6戦と第7戦の2レースが今回開催され、第6戦を制し今季は4レースで表彰台に上る強さを見せたPons Racing 40のジョルディ・トレスがFIM Enel MotoE World Cupの2代目チャンピオンに輝きました。電動バイクの世界最高峰レースシリーズであるMotoEでミシュランはバイオ材料やリサイクル材料などを使用した公式タイヤを出場全車に供給してシリーズを支えました。

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今大会の開催地であるフランスはサルト県のこの時期は雨が多く、実際、MotoGPクラスの決勝レースはMICHELIN Power Rainの出番となりました。優勝を飾ったペトルッチは、「レース中の路面の水量にはいろいろなバリエーションがあったけど、常にバイクの動きをつかみ続けることができたし、加速におけるグリップも良かった。レインでもドライでも、ブレーキングでは良い感触が得られていた。低い路面温度だったにもかかわらず、ミシュランタイヤはパーフェクトに機能してくれた」と語りました。

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