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MotoGP 2022 ROUND 10
GERMANY

■予選:6月18日/決勝:6月19日
■開催地:ザクセンリンク(ドイツ)
■レース周回数:30周(110.13 km)

高温の高負荷コースでミシュランタイヤが本領発揮
ヤマハのクアルタラロが今季3勝目を飾る

ミシュランが供給する公式タイヤを出場全車が使用して行われているMotoGP。その2022年シーズン第10戦ドイツGPが開催され、ヤマハのワークスチームであるMonster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが独走で今季3勝目をマークしました。今大会の舞台はタイヤに高い負荷がかかることで知られるザクセンリンクで、決勝レースは50℃を超える路面温度のもと行われました。23名の出走ライダーの大半がハードコンパウンドを選択した中、3名だけミディアムをリアタイヤに選んだライダーのひとりであったクアルタラロは、2位に約5秒の大差をつけて圧勝。やや柔らかめのミディアムコンパウンドでも高負荷&高温下のコースで勝者の走りを力強く支え抜いたミシュランタイヤの「Performance made to last」のポリシーが実証されました。

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ドイツGP優勝
ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ YZR-M1)

ヨーロッパが広域にわたって熱波に襲われている中で開催された今大会。決勝レースでは路面温度が50℃を超えるコンディションで行われ、大半のライダーが高い路面温度と高い負荷のかかるコースへの構えとして前後にMICHELIN Power Slickのハードコンパウンドを履きましたが、クアルタラロはフロントにはハード、リアにはミディアムを選択して出走。レース後半に入っても衰えぬペースで独走を続け、前戦のカタルニアGPに続く2連勝で今季3勝目を飾りました。

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ザクセンリンクは1周が3.671kmで、今シーズンのMotoGP開催サーキットの中では最も短いコースです。ストレートは短いため、コーナリングしている時間の方が圧倒的に長く、そして起伏が大きいことから、タイヤには非常に高い負荷がかかります。なお、昨年大会は無観客でしたが、今大会は実に20万人を超える観客が来場した中での開催でした。

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13カ所あるコーナーのうち10カ所が左コーナーであり、バイクが直立して走っている時間より左旋回している時間の方が長いザクセンリンク。このコース特性に対応して、今大会のMICHELIN Power Slickは、フロント用、リア用ともに、すべてのコンパウンドの仕様において左側ショルダー部をより硬めにした左右非対称設計を採用しました。

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金曜日に行われた2回目のフリープラクティスにおいてドゥカティワークスのフランチェスコ・バニャイアが新しいオールタイムラップレコードを樹立。バニャイアはそのタイムを翌日のフリープラクティス3回目でさらに上回ってみせ、そして予選でもトップタイムを叩き出して今季3回目のポールポジション獲得。今大会の予選までを席巻しました。

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路面温度が51℃にまで高まった中、30周の決勝レースがスタート。クアルタラロがトップに立ち、これをバニャイアが追いかけるというオーダーのトップ2となりました。しかし、4周目の1コーナーでバニャイアが転倒。これで楽になったクアルタラロは、ハイペースながらも巧みなタイヤマネージメントを利かせた走りで独走優勝を飾りました。

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2位に入ったのはプラマック・ドゥカティのジョアン・ザルコでした。彼の後方ではアプリリア勢やドゥカティ勢が抜きつ抜かれつの3位争いを繰り広げたためペースがさほど上がらず、おかげでザルコは彼らと一定距離を保ちながら走行を続けて2戦連続の表彰台に。そしてポルトガルGPに続いてフランス人ライダーの1-2フィニッシュが果たされました。

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昨年大会の実績を踏まえてミシュランが今大会に持ち込んだPower Slickのリアタイヤは、すべてのコンパウンド仕様を昨年大会より幾分柔らかめにしたものでした。予想以上の路面温度の高さになりましたが、その中でミディアム仕様を選んだクアルタラロが快勝し、当社が掲げる「Performance made to last」のポリシーが実証されました。

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