Rd.11-2022 オランダ | MotoGP 2022 | モータースポーツ

またもタイヤの進化を示すレコードラッシュ
バニャイアが予選と決勝の双方を新記録で制す

ミシュランが出場全車に公式タイヤを供給して行われている二輪ロードレースの世界最高峰シリーズ MotoGPの2022年シーズン第11戦オランダGPが開催され、Ducati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイアがポールtoフィニッシュで今季3勝目を飾りました。バニャイアは、TTサーキット・アッセンでのMotoGPマシンによる史上最速ラップタイム（オールタイムラップレコード）の新記録を予選で樹立したほか、同サーキットを26周して行われるMotoGPレースの優勝タイムの従来記録を大幅に更新。また、Aprilia Racingのアレイシ・エスパルガロによって決勝レース中の最速ラップタイム記録も塗り替えられ、ミシュランMotoGP公式タイヤの進化がまたしても鮮やかに示された一戦となりました。

オランダGP優勝
フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティ・デスモセディッチGP22）

決勝レースを前に各ライダーがMICHELIN Power Slickに関して行ったタイヤ選択は、リアにおいてはソフトとハードという両極に二分された一方、フロントに関しては出走24名のうち20名がミディアムを、残る4名がソフトを履くというものとなりました。この中で、リアにハード、フロントにソフトという選択を行ったバニャイアは、1周が4.542kmのTTサーキット・アッセンを26周して行われた決勝レースを約10秒も従来記録を短縮したタイムで走り切って優勝。今季2度目のポールtoフィニッシュで今季3勝目を飾りました。