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MOTOGP 2021 ROUND 12
GREAT BRITAIN

■予選:8月28日/決勝:8月29日
■開催地:シルバーストーン・サーキット(イギリス)
■レース周回数:20周(118.00 km)

すべて異なるマシンのライダーたちがトップ6を占め
ミシュランタイヤの偏りのない高性能が示される

ミシュランが出場全車に公式タイヤを供給して行われている二輪ロードレースの世界最高峰シリーズ MotoGPの2021年シーズン第12戦イギリスGPが開催され、ヤマハのワークスチームであるMonster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが優勝。今季5勝目を挙げ、首位に立ち続けているライダー選手権のポイントのリードをさらに拡大しました。今大会では決勝レースのトップ6がすべて異なるバイクメーカーのマシンに乗るライダーたちによって占められるというMotoGP史上初の事態となり、どのタイプのマシンやライディングスタイルによる使用でも高いパフォーマンスを発揮するミシュランタイヤの優秀性が明らかな結果によって示されました。

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イギリスGP表彰台
2位リンス/優勝クアルタラロ/3位A.エスパルガロ

今大会のトップ6でフィニッシュしたライダーたち6名のマシンは、ヤマハ YZR-M1(優勝ファビオ・クアルタラロ)、スズキ GSX-RR(2位アレックス・リンス)、アプリリア RS-GP(3位アレイシ・エスパルガロ)、ドゥカティ・デスモセディッチGP21(4位ジャック・ミラー)、ホンダ RC213V(5位ポル・エスパルガロ)、KTM RC16(6位ブラッド・ビンダー)と、すべて異なりました。6つのバイクメーカーが参戦しているMotoGPですが、今大会ではその6社すべてのマシンがトップ6に入るという結果に。ミシュランMotoGP公式タイヤの偏りのない高性能とともに、MotoGPのマシン開発競争が非常に高度な次元で行われていながら拮抗していることが示されました。

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シルバーストーンの路面は一昨年に再舗装されましたが、昨年大会は中止となったことから、ミシュランのMotoGP公式タイヤが新舗装で使用されるのは今回がまだ2回目でした。このコースはタイヤの右側にかかる負荷が高く、リアタイヤに関しては全種類を右側ショルダー部により硬めのコンパウンドを使用した左右非対称設計仕様としてミシュランは用意しました。

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予選で最速タイムを記録したのはRepsol Honda TeamのNo.44 ポル・エスパルガロで、ホンダ勢による今季初のポールポジション獲得が果たされました。そして決勝レースの序盤は、スタートからトップを走るゼッケン44のホンダ RC213Vを、実兄であるAprilia Racing Team GresiniのNo.41 アレイシ・エスパルガロが追うという兄弟対決の構図となりました。

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エスパルガロ兄弟による1-2フォーメーションが続いたのは4周目までで、彼らをヤマハのクアルタラロが次々に攻略していき5周目にはトップに立ちました。このフランス人ライダーは一気にリードを広げ、背後に誰も寄せ付けることなくゴール。今季5勝目をマークし、ランキング2位につけるも今大会では9位に終わったスズキのジョアン・ミルとの差を65ポイントに広げました。

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予選は10位であったTeam SUZUKI ECSTARのアレックス・リンスですが、決勝レースでのペースは良く、序盤のうちにポジションを上げていくと、9周目には3位、13周目には2位に浮上。今シーズンの前半ではアクシデントが多く、なかなか上位入賞できずにきていた2019年イギリスGPウィナーが得意のシルバーストーンで2位に食い込み今季初の表彰台に上りました。

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Aprilia Racing Team Gresiniのアレイシ・エスパルガロが、今大会ではひときわ力強いライディングを披露しました。ホンダワークスから出場する弟ポルとの戦いを制すると、ドゥカティのジャック・ミラーの追撃を退けて3位に入り、MotoGP参戦12シーズン目にして初の表彰台に登壇。アプリリアとしても最高峰カテゴリーがMotoGPとなってから初めての表彰台をつかみました。

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今大会は予想よりも低い気温/路面温度のもとでの開催になり、スターティンググリッドでは制限時間ぎりぎりまでタイヤ選択を悩むチームが多く見られました。そしてトップ6はすべて異なるバイクメーカーのライダーたちが占める結果に。タイヤ選択も微妙に分かれましたが、ミシュランタイヤは一様に高いパフォーマンスを発揮して各ライダーたちの戦いを支えました。

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