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MOTOGP 2018 ROUND 14
ARAGON

■予選:9月22日/決勝:9月23日
■開催地:モーターランド・アラゴン(スペイン)

首位の座を入れ替えること10回以上
マルケスがドビツィオーゾとの死闘を制す

11戦続いたヨーロッパラウンドのフィナーレを飾る第14戦アラゴンGPが開催され、ホンダのマルク・マルケスとドゥカティのアンドレア・ドビツィオーゾが23周のレースで10回をゆうに超える数のオーバーテイク劇を繰り返しながらトップの座を争うドッグファイトを延々展開。この死闘を制したのはマルケスで、今季6勝目をマークしました。また、今大会ではスズキ勢も速さを見せ、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスが3位&4位でのフィニッシュを果たしました。

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アラゴンGP
マルク・マルケス&アンドレア・ドビツィオーゾ

16周目、第4コーナーでドビツィオーゾが前に出たかと思いきや、すぐにマルケスが抜き返し、しかし3つ先の第7コーナーで再びドビツィオーゾがトップを奪還──ライダー選手権をリードするふたりは、1周のうちですら何度も順位を入れ替え合う激しさでの好勝負を延々繰り広げました。

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ポールポジションを獲得したのはドゥカティのホルヘ・ロレンソでしたが、決勝レースではスタート直後の第1コーナーでインに飛び込んできたマルケスを押さえ込むために無理なライディングを強いられ、アウト側の汚れた路面の上でリアタイヤがグリップを失い、ハイサイドを喫してクラッシュ。これでドビツィオーゾがトップに立ち、マルケス、そしてアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスのスズキ勢が続く展開となりました。

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レース後半に至ってもドビツィオーゾ、マルケス、イアンノーネによる三つ巴のトップ争いが続いていましたが、やがてドビツィオーゾとマルケスの一騎討ちに。そして、レースも残り3周となると両者のバトルは一段と熱を帯び、抜いてもすぐに抜き返されるという攻防が繰り返されました。

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MotoGP屈指の激闘を制したのはマルケスでした。「リアにはソフトタイヤを使ったけれど、これがレースを通じてとてもよく機能してくれた。ミシュランと共に良い仕事ができたと思う」とコメント。マルケスはこのアラゴンGPでは3年連続での勝利となる今季6勝目を飾り、ライダー選手権のリードをさらに広げることに成功しました。

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今大会ではスズキ勢がそろって好調で、イアンノーネとリンスはレースを通じてトップ2台を追いかける位置を走行。イアンノーネが第4戦スペインGP以来となる今季3度目の3位表彰台を獲得し、リンスがそれに続く4位でフィニッシュするという上々の結果となりました。

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トップ10圏内に入ることも難しいようなレースが続いてきていたアプリリアでしたが、今回はこのアラゴンを得意とするアレイシ・エスパルガロが好走を見せて6位に入賞。チームスタッフの間に久しぶりに笑顔が弾けました。

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今回が9年目のMotoGP開催だったモーターランド・アラゴンですが、決勝レースはこれまでで最も高い45℃という路面温度のもとでの開催となりました。その中でマルケスは、リアにあえてソフトタイヤを選択して優勝。彼をはじめとするユーザーの期待にミシュランタイヤはしっかりと応えました。そして次戦からMotoGPは環太平洋地域での4連戦に突入。10月21日には栃木県のツインリンクもてぎでシリーズ第16戦日本GPの決勝レースが開催されます。

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