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MOTOGP 2019 ROUND 14
ARAGON

■予選:9月21日/決勝:9月22日
■開催地:モーターランド・アラゴン(スペイン)
■レース周回数:23周(116.771 km)

難しい路面状況のもとミシュランタイヤが高性能を安定的に発揮
マルケスが世界グランプリ出場200戦目で今季8勝目を飾る

2019年MotoGP第14戦アラゴンGPは、土曜日の公式予選、日曜日の決勝レースともにドライコンディションのもとで行われましたが、両日ともに午前中に降雨があった影響で比較的滑りやすい路面状況での開催となりました。計22名のMotoGP出場ライダーのうち、フロントタイヤに関しては21名がミディアム仕様を選択。一方、リアタイヤに関してはソフト仕様とハード仕様にチョイスが二分されましたが、ミシュランのMotoGP公式タイヤ MICHELIN Power Slickのいずれの仕様も各ライダーの期待に存分に応える高性能を安定的に発揮して彼らの足元を支えました。そしてレースは、今大会が世界グランプリロードレース出場200戦目であったホンダのマルク・マルケスが圧倒的な内容でポールtoフィニッシュを飾り、今季8勝目をマークしました。

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アラゴンGP
マルク・マルケス(ホンダ RC213V)

2008年4月のポルトガルGPにおいて15歳で世界グランプリロードレースへのデビューを果たしてから11年余が経ち、26歳となったマルケスにとって今大会はグランプリ出場200戦目という大きな節目のレースでした。そんなメモリアルイベントにおいて彼は、ポールポジションからスタートすると2周目にファステストラップを叩き出し、そして一度も首位を譲ることなく逃げ切るという完璧な内容で優勝を飾りました。

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今回のアラゴンGPは今季MotoGPで唯一のミシュランが冠スポンサーを務める大会として開催されました。ミシュランが公式タイヤサプライヤーとなっているMotoGPクラスばかりでなく、他メーカーのタイヤのワンメイクで行われているMoto2クラスとMoto3クラスの決勝トップ3の各ライダーにも、アラゴンのコースとミシュランタイヤのトレッドパターンがあしらわれた特別なトロフィーが贈呈されました。

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曇天ながらもドライコンディションのもとでMotoGPクラスの決勝レースはスタート。ホールショットを奪ったNo.93 マルケスは一気にスパートをかけて後続を突き放しにかかり、2周目には今大会におけるファステストラップを記録。ミシュランタイヤのウォームアップ性能の良さと高性能の持続性を存分に生かした戦略で、チャンピオンシップリーダーはレースの主導権を握って離しませんでした。

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ライバルたちを寄せ付けることなく独走で今季8勝目を飾り、ライダー選手権におけるリードを98ポイントにまで拡大したマルケス。「2つの選択肢があったリアタイヤのどちらにおいても速く走ることが可能で、そのことは出場ライダー全員に良い方向性のもとで戦うチャンスを与えてくれた。今回はミシュランのグランプリだったし、僕のGP200戦目だった。そのレースを勝ててとてもうれしい」と語りました。

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予選は10位に沈んだドゥカティのアンドレア・ドビツィオーゾでしたが、決勝レースでのペースは速く、ぐいぐいポジションアップ。レースも残り8周というところでプラマック・ドゥカティのジャック・ミラーをかわして3位に上がると、残り3周となるストレートでヤマハのマーベリック・ビニャーレスを抜いて2位に浮上。ミラーもそれに続いてビニャーレスを最終ラップでかわし、2位&3位はドゥカティ勢が占める結果となりました。

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今大会におけるヤマハ YZR-M1は他メーカーのマシンよりリアタイヤの消耗に苦労していました。ヤマハワークスのビニャーレスは決勝レースの大半において2位を走行しましたが、レース終盤はペースを維持することが難しくなり、ドゥカティ勢2台にかわされて4位でのフィニッシュに。また、予選では2位を奪ったペトロナス・ヤマハ SRTのファビオ・クアルタラロは、決勝レースを5位で終えました。

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今回のレースはドライコンディションでの開催でしたが、その直前に降った雨によって路面に乗っていたラバーが流され、グリップレベルが低くなった状態での走行に。それでもミシュランのMotoGP公式タイヤは各ユーザーの期待を裏切らない高いパフォーマンスを安定的に発揮し続けました。なお、5月のスペインGPから11戦続いてきたヨーロッパラウンドは今大会をもって終了し、次戦からMotoGPは環太平洋地域での4連戦に突入。10月20日にはツインリンクもてぎでシリーズ第16戦 日本GPが開催されます。

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