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MOTOGP 2023 ROUND 14
JAPAN

■予選:9月30日/決勝:10月1日
■開催地:モビリティリゾートもてぎ(日本)
■レース周回数:12周(57.612 km)

ドライとウェットの双方でミシュランタイヤが活躍
新レコード樹立のマルティンが日本GPを制す

二輪ロードレースの世界最高峰シリーズで、出場全車がミシュランタイヤを使用して行われているMotoGPの日本ラウンドが開催されました。日曜日に行われた決勝レースは、天候不良によるコンディションの悪化のため、途中で打ち切りとなりましたが、予定周回数の半分はこなしていたため、通常どおりのポイントを獲得できるレースとして成立しました。ウェットコンディションの中、MICHELIN Power Rainを履いたマシンによる戦いとなったこのレースを制したのはPrima Pramac Racingのホルヘ・マルティンで、今シーズン3勝目を飾りました。なお、マルティンは、土曜日にドライコンディションのもとで行われた予選において、モビリティリゾートもてぎにおけるMotoGPマシンの史上最速ラップタイム記録(オールタイムラップレコード)を大幅に更新。進化を続けるミシュランMotoGP公式タイヤの高性能が、ウェットでもドライでも発揮された週末となりました。

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日本GP優勝
ホルヘ・マルティン(ドゥカティ・デスモセディッチGP23)

決勝レースは、スタートの30分ほど前から雨粒がパラつくようになっていましたが、路面を完全に濡らすほどではなく、出場各車はドライコンディション用のMICHELIN Power Slickを装着したままスタートを切りました。ところが、ほぼ同時に雨が本降りとなったため、1周目を終えたところで大半のライダーがピットインして、ウェットコンディション用のMICHELIN Power Rainを履いたマシンに乗り換えることに。その後、路面の水量はどんどん増えていき、予定周回数の半分である12周を超えたところで赤旗が提示されました。20分ほどの中断を経てレース再開の決定が下りましたが、そのためのウォームアップラップの途中で再び赤旗が出され、ここでレースは打ち切りに。12周目終了時の順位/タイムが今大会の結果となり、そのとき首位独走状態にあったマルティンが今年の日本GPの勝者となりました。

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MotoGPの日本ラウンドは、2004年大会から一貫してモビリティリゾートもてぎで開催されています。ハードなブレーキングと激しい加速が繰り返されるコースであり、前後のどちらのタイヤにも、高い負荷に耐え得る構造の強さと安定性が求められました。

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ミシュランが今大会に持ち込んだドライ用のMICHELIN Power Slickは、フロント用がソフト、ミディアム、ハードの3種類で、リア用がソフトとミディアムの2種類。ウェット用のMICHELIN Power Rainについては、前後ともに2種類ずつを用意しました。

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ヨーロッパ圏外での大半のMotoGP戦のタイヤサービスは仮設テントを建てて行っていますが、モビリティリゾートもてぎには日本ミシュランタイヤの常設ガレージがあり、ここにMotoGP専用のタイヤチェンジャー等の機材を持ち込んでサービスを実施しました。

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土曜日の午前中に行われた予選では、ホルヘ・マルティンが従来記録を0.6秒も一気に塗り替える新しいオールタイムラップレコードをマークしてポールポジションを獲得。同日午後に12周で開催されたスプリントレースも支配し、今季スプリント5勝目を挙げました。

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各車はMICHELIN Power Slickを履いて決勝レースをスタートしましたが、それを待っていたかのようなタイミングで雨が本降りに。出場21台のうち15台が1周目を終えたところで一斉にピットロードへとなだれ込み、ウェットタイヤ装着車にスイッチすることになりました。

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ウェットタイヤ装着車でレースを再開したすぐ後に、オーバーランを喫して後れを取ってしまった#89 マルティンでしたが、雨の中でもずば抜けたペースで走行し、6周目には首位を奪還。赤旗が提示された12周目終了時には、すでに独走状態に持ち込んでいました。

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ランキング首位を行くフランチェスコ・バニャイア(写真左端)が2位に入りましたが、彼を追いかけるマルティン(写真中央)が優勝したことにより、ポイント差はわずか3点に。3位にはマルク・マルケス(写真右端)が入って、待望の今シーズン初表彰台を獲得しました。

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予選ではオールタイムラップレコードが大幅に更新され、降雨に見舞われた決勝レースでは増え続けた水量の中でも高いグリップを安定的に発揮。ミシュランタイヤは、ドライ路面でもウェット路面でも進化し続けている性能を日本のファンにアピールしました。

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ミシュランは、グッズの販売や製品のPRを行うブースを出店。高い割合でサステナブル材料を使用しているMotoE公式タイヤの例をはじめ、将来お客様が手にする新技術の研究を加速する場としてモータースポーツを活用していることなどもお伝えしました。

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