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MOTOGP 2018 ROUND 15
THAILAND

■予選:10月6日/決勝:10月7日
■開催地:チャン・インターナショナル・サーキット(タイ)

最終ラップの最終コーナーで決した首位争い
マルケスが初開催のタイGPを制す

タイ王国では初となるMotoGPレースが開催され、チャンピオン争いを演じるホンダのマルク・マルケスとドゥカティのアンドレア・ドビツィオーゾがまたも最終ラップの最終コーナーまで続く激しいドッグファイトを展開。これをマルケスが制して今季7勝目を飾りました。3位にはマーベリック・ビニャーレス、4位にはバレンティーノ・ロッシが入り、このところ不振をかこっていたヤマハが復活を印象づけました。

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タイGP優勝
マルク・マルケス(ホンダ RC213V)

チェッカーフラッグを受けた直後のトップ3。真ん中のマルケスは早速フロントタイヤを高々と持ち上げて喜びを示し、写真でその右に写るドゥカティのドビツィオーゾはさすがに落胆を隠せぬ様子。マルケスに0.270秒差でフィニッシュしたヤマハのビニャーレス(写真左)はこの段階ではまだカウルに伏せた状態と三者三様。

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タイにおける二輪人気はかねてより高く、MotoGP開催が長年待ち望まれていました。それがようやく果たされ、チャン・インターナショナル・サーキットには多数の観客が来場しスタンド席を埋め尽くしました。

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レース序盤をリードしたのはポールポジションから出たマルケスでしたが、5周目にヤマハのバレンティーノ・ロッシがトップに浮上。ロッシは11周目に首位の座をドビツィオーゾに譲り、表彰台圏内でのフィニッシュはならず4位で今大会を終えましたが、ここ数戦での不振からヤマハが脱却しつつあることを示すには十分なパフォーマンスを見せました。

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レース終盤にはマルケスとドビツィオーゾが首位をかけた一騎討ちを展開。その間に3位を走行していたビニャーレスがふたりに詰め寄り、最終ラップには3台が団子状態となって突入しました。マルケスとドビツィオーゾはこの最終ラップにおいてもポジションを入れ替える攻防を演じましたが、最終コーナーをより良好に立ち上がったマルケスが僅差ながらも勝利を確信してウイリーを決めつつフィニッシュ。待望の初開催MotoGP戦で演じられた白熱した優勝争いに、満員のグランドスタンドは大盛り上がりとなりました。

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今季7勝目をつかんだマルケスはシリーズポイントのリードを77点に拡大。この勝利により、次戦である日本GP(※10月21日にツインリンクもてぎで決勝レースを開催)でタイトル獲得を決める可能性を一段と高めました。

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第9戦ドイツGP以来、今季4度目の表彰台を獲得したビニャーレス。4位にはチームメイトのロッシが入り、ヤマハが懸命に続けているマシンの改良がついに実を結んだ形となりました。

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MotoGP開催は初めてであったタイのチャン・インターナショナル・サーキットですが、このコースでミシュランはSUPERGTをはじめとするレースを何度も戦っており、路面等に関するデータは持っていました。そして、シーズン開幕前のテストによってMotoGPタイヤの開発に必要な細かなデータをいろいろと得て、今大会に実際に投入した仕様を開発。路面のμ(摩擦係数)が低いことからタイヤのスリップ率が高く、そのためタイヤの温度が高くなりやすいサーキットでしたが、ミシュランのMotoGP公式タイヤは安定したパフォーマンスを発揮して全MotoGPライダーの戦いを支えました。

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