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MOTOGP 2018 ROUND 17
AUSTRALIA

■予選:10月27日/決勝:10月28日
■開催地:フィリップアイランド・グランプリサーキット(オーストラリア)

ビニャーレスが独走優勝
ヤマハが1年4カ月ぶりの勝利を飾る

MotoGP 第17戦オーストラリアGPが開催され、表彰台には上るものの勝利にはずっと手を届かせられずにきていたヤマハ勢が快走を披露。とりわけ速さを見せたマー ベリック・ビニャーレスがレース後半は単独走行を続けての独走優勝を果たし、ヤマハとしては昨年6月の第8戦オランダGP以来、26戦ぶりとなる勝利を飾りました。

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オーストラリアGP優勝
マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ YZR-M1)

スタートで出遅れた以外は完璧な内容のレースを戦って、ヤマハに1年4カ月ぶりの勝利をもたらしたビニャーレス。レース後、彼は「この週末に僕たちが行っ た仕事は素晴らしかったし、僕らを担当してくれているミシュランのテクニシャンのパスカル(サッソ)ともいい仕事ができた。レースに僕らはベストなタイヤ 選択を行えたし(※フロントにはソフト、リアにはハードを選択)、実際、ミシュランタイヤはすごくよく機能してくれた。優勝なしにシーズンを終わることは できなかったから、勝てて本当によかったよ」と語りました。

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前戦の日本GPで5度目のMotoGPチャンピオンを決めて今大会に臨んだホンダの#93 マルク・マルケスがポールポジションを奪い、レースでも2周目から首位を走行しました。その後、マルケスはトップグループの中で少し順位を下げたところ、6周目にはテック3・ヤマハのジョアン・ザルコと接触。ザルコは激しく転倒してリタイア。マルケスは転倒こそ免れたもののマシンにダメージを負い、ピットに戻ったところでやはりリタイアを余儀なくされるという苦いレースとなりました。

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予選で2位を獲得するも決勝レースのスタートで失敗してしまったビニャーレス。しかし、その後はするするとポジションを上げていき、27周のレースの8周目には首位に浮上。以後は誰も背後に寄せ付けることなくひた走り、自身にとっては1年5カ月ぶりとなるMotoGP通算5勝目を飾りました。

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首位に立つと逃げを打ったビニャーレスの後方では、ヤマハの#46 バレンティーノ・ロッシ、ドゥカティの#4 アンドレア・ドビツィオーゾ、スズキの#29 アンドレア・イアンノーネ、そして今大会にはドゥカティワークスから参戦した#19 アルバロ・バウティスタが激しい2位争いを繰り広げて観客を沸かせました。

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レースも残り4周となったところで2位争いの集団の先頭に出たイアンノーネがドビツィオーゾの追撃を0.289秒差で振り切ってフィニッシュ。このイタリア人ライダーにとっては今季4度目、スズキにとっては2戦連続・今季7度目の表彰台獲得が果たされました。

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ドゥカティのホルヘ・ロレンソが2戦前のタイGPで負った骨折のために欠場することになり、ドゥカティのサテライトチームであるアンヘル・ニエト・チームに所属している#19 アルバロ・バウティスタが今大会にはドゥカティワークスから出場。予選までに4度転倒を喫しましたが、決勝レースでは2位争いに割って入り続けたすえに4位に。「来年の僕はワールドスーパーバイクに出場するのでMotoGPには出なくなるから、今回の結果は自分にとって最高のご褒美になったよ」と笑顔を魅せました。

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オーストラリアGPは昨年大会に続いてミシュランが冠スポンサーを務めました。その舞台であるフィリップアイランドはタイヤにかかる負荷が非常に高いコースですが、ミシュランタイヤは確実に機能し続け、各ライダーの戦いを支え抜きました。

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