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MOTOGP 2023 ROUND 18
MALAYSIA

■予選:11月11日/決勝:11月12日
■開催地:セパン・インターナショナルサーキット(マレーシア)
■レース周回数:20周(110.86 km)

怪我から復活のバスティアニーニが今季初優勝
速さを示す重要記録3種類が更新される

2023年シーズンのMotoGP第18戦マレーシアGPが開催され、今シーズンは大きな怪我に繰り返し悩まされてきたDucati Lenovo Teamのエネア・バスティアニーニが、復活を告げる今季初優勝を飾りました。このイタリア人ライダーの優勝レースタイムは、従来記録を15秒以上も更新するものでした。また、予選では、同じくDucati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイアがポールポジションを獲得しましたが、彼の予選タイムはセパン・サーキットにおけるMotoGPマシンのオールタイムラップレコードの新記録でした。さらに、決勝レース中のファステストラップも、Gresini Racing MotoGPのアレックス・マルケスが史上最速のものをマーク。速さを端的に表す重要記録が3種類も更新され、灼熱のマレーシア戦においてもミシュランのMotoGP公式タイヤの進化が示されました。

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マレーシアGP優勝
エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・デスモセディッチGP23)

ドゥカティワークスチーム入りを果たして今シーズンを迎えながら、大きなアクシデントに2度も見舞われ、怪我との戦いが長く続いたバスティアニーニでしたが、シーズン終盤に来て、ついに復活。灼熱のセパン・サーキットを20周して争われるMotoGPの決勝において、従来記録より15秒以上も速く、初めて40分の壁を破る39分台のレースタイムでフィニッシュ。ワークス入りして初めてとなる表彰台への登壇を、レースウィナーという立場で果たしました。

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セパンは、路面のグリップレベルは良好なサーキットですが、土地柄、晴天時の日差しが非常に強く、日中の路面温度は自ずと高めに。実際、今大会の決勝のスタート時の路面温度は47℃ありましたが、すべてのライダーが前後にミディアムコンパウンドを選びました。

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予選では、ポイントリーダーであるフランチェスコ・バニャイアが、オールタイムラップレコードの新記録でポールポジションを獲得。彼を含む予選上位5名が、昨年大会で塗り替えられたばかりの従来記録を更新し、ミシュランタイヤの進化を示す結果となりました。

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土曜日に10周で行われたスプリントレース。その前半では、バニャイア、ホルヘ・マルティン、アレックス・マルケスという3名のドゥカティライダーがトップ争いを繰り広げましたが、6周目にマルケス弟が首位に立つとそのまま逃げ切り、スプリント2勝目を飾りました。

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決勝レースの最初の第1コーナーに真っ先に飛び込んだのは#89 マルティンでしたが、ラインを膨らませ、その内側でコンパクトに旋回した#23 バスティアニーニが首位を奪取。これに、#73 マルケス、#1 バニャイア、#89 マルティンと続くオーダーとなりました。

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スプリントレース優勝の#73 マルケスが決勝では2番手をずっと走りましたが、首位を行く#23 バスティアニーニはつけ入る隙を与えることなく20周を走り抜き、ドゥカティワークス入りしてから初めての勝利を手に。#73 マルケスは2位でゴールし、MotoGP自己ベストを更新しました。

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今大会では、スプリントレース、決勝レースの双方で、全ライダーが前後にミディアムコンパウンドを選択。MICHELIN Power Slickは、スプリントの倍の走行距離である決勝でも、グリップ性能の極端な低下を見せることなく各ライダーの走りを支え、その結果、トップ5のライダーが従来のレースタイム最速記録を上回るタイムで走り切りました。

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