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MOTOGP 2024 ROUND 2
PORTUGAL

■予選:3月23日/決勝:3月24日
■開催地:アルガルベ・インターナショナルサーキット(ポルトガル)
■レース周回数:25周(114.80 km)

滑りやすい路面状況でも記録更新のパフォーマンス
MotoEではサステナブル材料平均50%超の新型タイヤがデビュー

二輪ロードレースの世界最高峰カテゴリーであるMotoGPの2024年シーズン第2戦ポルトガルGPが開催され、土曜日のスプリントレースではAprilia Racingのマーベリック・ビニャーレスが、日曜日のグランプリレース(決勝レース)ではPrima Pramac Racingのホルヘ・マルティンがそれぞれ優勝を飾りました。この週末のアルガルベは不順な天候に見舞われ、路面は昨年大会より滑りやすいコンディションでしたが、それでも決勝レース中のファステストラップの従来記録が更新されたほか、昨年大会のものを7秒以上も短縮する優勝レースタイムが刻まれ、多くの新しい材料と新工法を用いた新開発ラバーコンパウンド採用のMICHELIN Power Slickの実力が示されました。
また、電動バイクレースシリーズのFIM MotoE世界選手権が今大会で開幕しました。ミシュランは、二輪用の高性能タイヤとしては画期的に高い割合でサステナブル材料を使用したタイヤをMotoEに出場する全車に供給していますが、今シーズンはサステナブル材料の使用割合をさらに高め、平均で50%超えを実現した新型MotoE公式タイヤを投入。モータースポーツを技術革新促進の場とする姿勢を、ミシュランは改めて強く打ち出してまいります。

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ポルトガルGP優勝
ホルヘ・マルティン(ドゥカティ・デスモセディッチGP)

昨シーズンは4勝を挙げてランキング2位となり、今大会の土曜日に行われたスプリントレースでは3位に入ったマルティン。日曜日のグランプリレースでは、スタートで首位に立つとライバルの追撃を払いのけ続け、真っ先にチェッカーフラッグを受けて今季1勝目を獲得しました。路面コンディションは昨年大会ほど好ましいものではありませんでしたが、マルティンの優勝レースタイムは昨年大会のものを7秒以上も短縮するものでした。

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土曜日のスプリントレースでは、前半をリードしたドゥカティのフランチェスコ・バニャイアがブレーキングミスにより後退し、替わって首位に立ったAprilia Racingのマーベリック・ビニャーレスが逃げ切って優勝。ビニャーレスはアプリリア加入4年目にして初の勝利をつかみました。

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日曜日のグランプリレースのトップ3。写真左から、2位のエネア・バスティアニーニ、優勝のホルヘ・マルティン、3位のペドロ・アコスタ。「マルク・マルケス以来の天才」とうたわれる19歳のアコスタは、MotoGP出場わずか2戦目にして最高峰クラスの表彰台に立ちました。

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滑りやすいコンディションながら、バスティアニーニがファステストラップの新記録をマーク。それも、決勝レースのハードな走行を20周も行ってきたすえの21周目に叩き出したもので、「Performance Made to Last」の理念を掲げるミシュランタイヤの実力が示されました。

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FIM MotoE世界選手権が今大会で開幕。今シーズンは8大会で2レースずつ、計16戦が行われます。マシンは最高出力110kW(150PS)のモーターを搭載した電動レーシングバイク、ドゥカティ V21Lのワンメイクです。タイヤもミシュランのワンメイクで、その専用タイヤは、ドライ用、ウェット用ともに1種類ずつと規定されています。

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ミシュランはMotoE公式タイヤにおけるサステナブル材料の割合を、フロント用で34%→49%、リア用で52%→53%と向上させました。併せてリア用のスリックタイヤには、ミシュランが2017年に発表した、サステナブル材料からなるエアレスタイヤ『Concept VISION』を彷彿させるグラフィックでトレッド面を彩った新デザインを採用しました。

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この週末の土曜に開催された第1戦は#29 ニコラス・スピネッリ(Tech3 E-Racing)が、日曜に開催された第2戦は昨シーズンのチャンピオンである#40 マッティア・カサデイ(LCR E-Team)がそれぞれ優勝。ミシュランの新しいMotoE公式タイヤは、サステナブル材料割合を上げながらパフォーマンスも上げ、昨年大会より明らかに高い走行ペースを実現しました。

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