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MotoGP 2022 ROUND 20
VALENCIA

■予選:11月5日/決勝:11月6日
■開催地:サーキット・リカルド・トルモ(スペイン)
■レース周回数:27周(108.135 km)

ドゥカティのフランチェスコ・バニャイアがチャンピオンに
ミシュラン、7年目のMotoGP公式タイヤ供給を成功裏に終える

出場全車がミシュランタイヤを使用して行われている二輪ロードレースの世界最高峰シリーズ MotoGPの2022年シーズン最終戦バレンシアGPが開催され、Team SUZUKI ECSTARのアレックス・リンスが優勝。今大会をもってMotoGPでの活動を終えるスズキが、有終の美を飾りました。そして、この最終戦にまで決定が持ち越されていたライダーズタイトルは、ドゥカティのワークスチームであるDucati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイアが獲得しました。ミシュランは、ユーザーである全MotoGPライダーからの信頼に応え続けながら、7年目であったMotoGP公式タイヤ単独サプライヤーの業務を完遂しました。

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2022年シーズンMotoGPチャンピオン
フランチェスコ・バニャイア

25歳のバニャイアは、最高峰クラスの史上最多勝ライダーであるバレンティーノ・ロッシが主宰するレースアカデミーから出てきたイタリア人ライダー。2018年にMoto2クラスで世界チャンピオンとなり、2019年シーズンからMotoGPに参戦。今シーズンは全20戦を戦って7勝をマークし、今大会を9位でフィニッシュして、初のMotoGP世界タイトルを獲得しました。イタリア製バイクに乗ったイタリア人が最高峰クラスのチャンピオンとなったのは、MVアグスタを駆ったジャコモ・アゴスチーニが500ccクラスを制した1972年以来、50年ぶりのことでした。

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スタートでホールショットを奪ったのは、2列目のグリッドから好ダッシュを決めた#42 リンス。ライバルからのプレッシャーを受け続けながらもトップをひた走り、ついには、最後までそのポジションを一度も譲らないという見事なレースを見せました。

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今大会はスズキにとって、1970年代初頭から参加してきた二輪ロードレース最高峰クラスにおける最後のレースでした。その一戦を見事に制したリンスは、チームスタッフの名前でスズキの「S」マークが描かれたTシャツをまとって表彰台に登壇しました。

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14位でゴールし2ポイントを取りさえすれば、自力でタイトルを決められる状況であったバニャイアでしたが、甘んじることなく敢然と走り、大きなプレッシャーと戦いながら9位でフィニッシュ。MotoGP参戦5シーズン目にしてチャンピオンに輝きました。

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第18戦での転倒により、シーズン序盤からキープしてきたランキング首位の座から陥落してしまったヤマハのファビオ・クアルタラロ。それでも諦めることなく可能性を追う戦いを今大会でも見せ、4位でゴール。ランキング2位を得て、シーズンを終えました。

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世界グランプリの現場に30年以上に渡って立ち続け、2016年以降はMotoGPでヤマハを担当してきたミシュランのタイヤテクニシャンであるパスカル・サッソ(写真中央)が今大会をもって勇退。彼が築いた知見は、後輩たちにしっかりと受け継がれていきます。

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ミシュランがMotoGPで唯一の公式タイヤサプライヤーを務めるのも7年目であった今シーズンも、速さの指標となるオールタイムラップレコードや優勝レースタイムが多数のサーキットで更新されました。そしてミシュランは、「モータースポーツは持続可能なイノベーションの原動力」というポリシーのもと、MotoGP公式タイヤを今後もさらに高めていきます。

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