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MOTOGP 2018 ROUND 4
SPAIN

■予選:5月5日/決勝:5月6日
■開催地:サーキット・ド・ヘレス‐アンヘル・ニエト(スペイン)

マルケス優勝で、ミシュランが
世界GP最高峰クラス400勝目を達成

2018年のスペインGPはミシュランにとってひとつの大きな節目となったレースでした。11レース続くヨーロッパラウンドの初戦として開催されたこの一戦を制したのはホンダのマルク・マルケス。前戦のアメリカズGPに続く勝利でした。そして、彼がフィニッシュラインを超えた瞬間、世界グランプリの最高峰クラスにおけるミシュランタイヤ使用ライダーの優勝回数が400回に到達しました。なお、ミシュランユーザーの世界GP最高峰クラスにおける記念すべき1勝目は、1973年のマン島TTにおいてミシュランタイヤを履くスズキTR500-Ⅲに乗ったジャック・フィンドレーがセニアTTクラス(500ccクラス)で飾った優勝でした。

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スペインGP優勝
マルク・マルケス(ホンダ RC213V)

レース後、ミシュランの世界GP最高峰クラス400勝のプレートを手に、ミシュランマンとの記念写真に収まったマルケス。「表彰台にミシュランマンがいるのを発見したとき、これがミシュランの400勝目なんだと理解した。彼(ミシュランマン)と一緒に祝うことができてよかったよ」と語りました。

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ヘレス・サーキットは今回のスペインGPの開催に合わせて改名。不慮の事故により昨年他界したスペイン二輪レース界の英雄の名前を冠した「サーキット・ド・ヘレス‐アンヘル・ニエト」が新しいサーキット名になりました。また、コースの路面は全面的に再舗装されました。そのためミシュランは、新しい路面のデータが限られている中で、コンディションにできるだけ適したタイヤを開発し供給するという難しいタスクに取り組みました。

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今回の予選でポールポジションを奪ったのはLCR・ホンダのカル・クラッチローでした。彼が叩き出したベストタイムは、ブリヂストンタイヤのワンメイクでMotoGPが開催されていた2015年に作られた従来のコースレコードを更新するもので、ミシュランの開発努力が結果で報われた格好になりました。

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レース序盤は四つ巴のトップ争いが繰り広げられましたが、そこからマルケスが抜け出し、その後はホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドビツィオーゾのドゥカティ勢とホンダのダニ・ペドロサの3人が激しく2位を争いました。ところが、そのバトルの中で接触が発生。3人がいずれも転倒を喫し、いずれもリタイアを余儀なくされるという苦い結末となりました。

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8周目でトップに立ったマルケスは、後方で発生したマルチクラッシュをよそに、ひとり旅を続けました。彼が16周目に記録した今大会のファステストラップは、昨年大会で記録されたファステストラップより1秒以上も速いタイムで、ミシュランMotoGP公式タイヤの大幅な進化をここにも見て取ることができました。

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レースも残り7周となったところで、ロレンソ、ドビツィオーゾ、ペドロサの3人の多重クラッシュが発生。これで順位が繰り上がることになったテック3・ヤマハのジョアン・ザルコが今季2度目の2位表彰台を獲得しました。彼はポイントランキングでも躍進、首位のマルケスとは12点差のランキング2位に浮上しました。

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ロレンソ、ドビツィオーゾ、ペドロサのマルチクラッシュは、スズキのアンドレア・イアンノーネを3位表彰台に上らせることにもつながりました。イアンノーネとしては2戦連続、そして第2戦アルゼンチンGPでアレックス・リンスが3位に入っているスズキとしては3戦連続となる表彰台獲得でした。

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