MOTOGP 2023 ROUND 5
FRANCE
■予選:5月13日/決勝:5月14日
■開催地:ブガッティ・サーキット(フランス)
■レース周回数:27周(112.995 km)
世界グランプリ通算1000戦目の記念大会
ミシュランタイヤが母国GPの熱戦を支える
2023年シーズンのMotoGP第5戦フランスGPが開催され、Mooney VR46 Racing Teamのマルコ・ベッツェッキが独走優勝を決めて今季2勝目を飾りました。今大会のMotoGPクラスは、1949年6月のマン島TTレースを第1回大会とするロードレース世界選手権(通称 世界グランプリロードレース)の、通算1000戦目のレースでした。この大きな節目において、ミシュランがMotoGPクラスの出場全車に供給する公式タイヤは、高性能を安定的に発揮し続ける本領を遺憾なく発揮して、ミシュランの母国イベントにおける熱戦を彩りました。
また、新たに世界選手権となった電動バイクレース MotoEの2023年シーズンが今大会で開幕。ミシュランは、サステナブルな材料を大きな割合で用いた、二輪用としては画期的なタイヤを出場全車に供給し、電動バイクによる先進的なレースシリーズを今年も支えていきます。
フランスGP 決勝レース表彰台
当時ですでに40年を超える歴史を持っていたマン島TTレースの1949年大会が、世界グランプリロードレースの第1回大会でした。それから74年が経ち、ついに1000戦目のグランプリレースが今回行われました。これを制したのはマルコ・ベッツェッキ(中央)で、2位にはホルヘ・マルティン(左)、3位にはジョアン・ザルコ(右)が入りました。ミシュランは、大きな節目を迎えた世界グランプリにおいて、単独の公式タイヤサプライヤーとして大いなる誇りを持ちながら、最高峰のMotoGPクラスを支えています。
母国イベントを迎えた2021年王者のファビオ・クアルタラロが、気さくにファンサービス。今大会のレースウィークにおける入場者数は延べ27万8805人を数え、世界グランプリ大会における新記録が打ち立てられました。
土曜日に13周で行われたスプリントレースは、4周目に#89 ホルヘ・マルティンが#1 フランチェスコ・バニャイアをかわして首位に立つと、一気にリードを広げて快勝。今大会から復帰の#93 マルク・マルケスは4位に。
27周の周回数で日曜日に行われた決勝レースでは、ベッツェッキが躍進。レース中盤で首位に立つと、後続を突き放し、最終的には4秒を超える大差を築いて優勝。今季2勝目を挙げ、ポイントランキング2位に再浮上しました。
今シーズンからドゥカティ製のマシンに切り替わった電動バイクレースシリーズのMotoEが今大会で開幕。ミシュランの今シーズンのMotoE公式タイヤは、フロントには34%、リアには52%もサステナブルな材料(バイオ素材や再生素材など)を使用した、画期的な二輪用タイヤとなっています。
今シーズンのMotoEは、8大会において2レースずつ行われます。今大会の第1レースではMotoE王者に2度輝いている#81 ジョルディ・トーレスが、第2レースでは初代MotoE王者の#11 マッテオ・フェラーリが優勝。新型マシンとなった新シーズンの初戦で、巧者たちが地力の高さを示しました。
今大会のMotoGPレースはすべてドライコンディションのもとで行われましたが、プラクティスでは雨に見舞われており、ミシュランが持ち込んだスリックタイヤとレインタイヤの全種類にその性能を示すチャンスがありました。そして、今大会で通算1000戦目を迎えた世界グランプリは、ミシュランを最高峰クラスの公式タイヤサプライヤーとしながら、レース開催数をこれからも増やしていくことになります。