MOTOGP 2020 ROUND 6
STYRIA

■予選:8月22日/決勝:8月23日
■開催地:レッドブルリンク(オーストリア)
■レース周回数:12周(51.816 km)

路面温度差15℃にミシュランタイヤは柔軟に対応
KTM Tech3のオリベイラがMotoGP初優勝を飾る

前戦に続いてオーストリアのレッドブルリンクで開催されたMotoGP第6戦スティリアGPは、アクシデントの発生によって仕切り直しとなり、12周=50km強のレース2で雌雄が決されました。この一戦を制したのはKTMのサテライトチームであるRed Bull KTM Tech 3のミゲール・オリベイラで、MotoGP参戦2年目にして初の最高峰クラス優勝を飾りました。なお、今大会の予選は路面温度が50℃ほどに達した中で行われたのに対して、決勝レースは路面温度36℃でスタート。同一種類のタイヤで約15℃もの路面温度の違いに対応しなければなりませんでしたが、ミシュランのMotoGP公式タイヤは対応レンジの幅広さを存分に発揮して、予選と決勝の双方で高いパフォーマンスを示しました。

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スティリアGP優勝
ミゲール・オリベイラ(KTM RC16)

今季5戦目のMotoGPレースで今季3人目の初優勝ライダーが誕生。25歳のオリベイラは二輪ロードレース最高峰クラスで勝利を挙げた初めてのポルトガル人ライダーとなりました。KTMは先の第3戦チェコGPに続くMotoGP通算2勝目を早くもマーク。一方で、4年連続王者であるホンダのマルク・マルケスの長期戦線離脱が決定的となったことなどもあり、今シーズンのMotoGPはこれまでになくフレッシュな顔ぶれで優勝が争われるレースが続いています。

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今シーズンも唯一の日本人MotoGPライダーとして戦うLCR・ホンダ・イデミツの中上貴晶が今大会では予選2位・フロントロウを獲得しました。2018年からMotoGPに参戦している中上にとってこれはキャリアベストとなる予選結果。マルク・マルケスが今大会も欠場となり、他のホンダのライダーたちが軒並み苦戦している中だけに、速さを増し続けている中上への注目度は上がる一方となっています。

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予定周回数は28周でスタートした今回のスティリアGPですが、17周目に大きなアクシデントが発生して赤旗中断に。ただし、幸いにも負傷者は出ませんでした。そして、16周目終了時の順位でスターティンググリッドが定められ、タイヤも新品を改めて履くことができる12周のスプリントレースに仕切り直されることに。このレース2ではKTMワークスのNo.44 ポル・エスパルガロやプラマック・ドゥカティのNo.43 ジャック・ミラーらがトップ争いを繰り広げました。

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最終ラップに入り優勝をかけて激しくやり合ったエスパルガロとミラーでしたが、最終コーナーでそろってラインが膨らんでスピードが鈍り、真後ろにつけていたオリベイラが鋭く加速して彼らを一気に抜き去ってチェッカーを受けました。2位はミラー、3位はエスパルガロとなり、KTM勢が表彰台の3つのスポットのうち2つを占めるというこれまでにない結果となりました。

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レース1で2位争いを繰り広げるNo.43 ミラーとNo.30 中上貴晶。ミラーは前日のフリー走行で転倒し肩を強打していながらも力走を見せ、仕切り直しのレース2でも激しく優勝を争ったすえに2位でフィニッシュ。一方、中上はそれまで見せていた速さがレース2になってやや鈍ることになりましたが、それでも7位でフィニッシュ。ポイントランキングでバレンティーノ・ロッシを抜き6位に浮上しました。

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スズキ勢は今回も好調。前戦で初の2位表彰台を奪ったホアン・ミルは、レース1では赤旗提示の時点まで首位を快走しました。レース2でのミルは、リアタイヤには新品を使えたものの、フロントタイヤにはユーズドを使うしかない状況でポールポジションからスタート。フレッシュタイヤ勢をユーズドのフロントで抑え込み続けることには当然困難が伴いましたが、それでもミルは4位でフィニッシュして速さを示しました。

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レッドブルリンクは平均速度が高く、タイヤの温度が非常に高くなるなど、タイヤに厳しい条件を課すコースです。加えて今大会では、予選開催時と決勝レース開催時の路面温度が15℃程度も異なり、それでいて同一種類のタイヤで対応しなければならないという難しさがありました。しかし、ミシュランのMotoGP公式タイヤは路面温度の大きな違いにも見事に対応。高温と低温、どちらの路面温度のもとでも高いパフォーマンスを安定的に発揮してユーザーからの期待に応えました。

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