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MOTOGP 2020 ROUND 7
SAN MARINO

■予選:9月12日/決勝:9月13日
■開催地:ミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェッリ(イタリア)
■レース周回数:27周(114.102 km)

フランコ・モルビデッリがMotoGP初優勝をマーク
各記録更新でタイヤ性能の一層の向上が示される

MotoGP第7戦サンマリノGPが開催され、ペトロナス・ヤマハ SRTのフランコ・モルビデッリがMotoGP初優勝を飾りました。ドライコンディション用の公式タイヤ MICHELIN Power Slickは通常のMotoGPレースでは前後タイヤ合計で6種類用意されますが、今大会はコースの路面が再舗装されてから初めて迎えたレースのためもう1種類を加えた計7種類を用意することが可能でした。そして結果的に5種類のタイヤが今大会出場の21名のMotoGPライダーにより選択されて決勝レースを走りました。そうした中、優勝レースタイムや最高速、そして二輪の絶対コースレコードのいずれにおいても新記録が打ち立てられ、車両性能などとともにミシュランMotoGP公式タイヤのさらなる進化が示された一戦となりました。

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サンマリノGP優勝
フランコ・モルビデッリ(ヤマハ YZR-M1)

2020年のMotoGPはシーズン前半の7戦のうちに5人の異なる優勝者を生むことになりました。その5人目のウィナーとなったのが25歳のイタリア人ライダーであるモルビデッリ。同じペトロナス・ヤマハ SRTのファビオ・クアルタラロの方が目立つレースが開幕戦以降は続いていましたが、今大会はモルビデッリの番でした。彼はスタート直後からトップに立つと、そのポジションを一度も譲ることなくフィニッシュまで突き進むという完璧なレースを戦い、MotoGPキャリアで初となる優勝を母国イベントで飾りました。

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予選2位でフロントロウからスタートしたNo.21 モルビデッリがホールショットを奪い、彼の師匠であるNo.46 バレンティーノ・ロッシと後輩であるNo.63 フランチェスコ・バニャイアが追走。レース前半は3人のイタリア人ライダーがトップ争いを展開する状況となり、今大会から1万人限定で入場可能となった観客から熱狂的な声援が送られ続けました。

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スタートでトップに立つと、後続を寄せ付けることなく走り切ってMotoGP初優勝をつかんだモルビデッリ。フロントには左右対称コンパウンドのハード、リアには左右非対称のミディアム仕様のMICHELIN Power Slickを履きましたが、「今回用意されたすべての種類のタイヤが決勝レースでの使用にかなう耐久性と速さを持っていた。どの仕様も少しずつ違っていたけど、どれも良かった。ミシュランは素晴らしい仕事をしてくれたね!」と語りました。

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レース終盤には、プラマック・ドゥカティのNo.63 バニャイア、ヤマハワークスのNo.46 ロッシ、そしてNo.42 アレックス・リンスとNo.36 ホアン・ミルというスズキワークス勢の計4台が熾烈な2位争いを展開。ゴールまで残り7周というところでグループの先頭に出たバニャイアがこのバトルを制し、最終ラップにリンスとロッシを立て続けにかわしたミルが3位表彰台を獲得しました。

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今大会の2位に食い込んできたプラマック・ドゥカティのフランチェスコ・バニャイア。この23歳のイタリア人ライダーは、8月上旬に行われたチェコGPのフリープラクティスでの転倒し、脚の骨を折って3レースの欠場を余儀なくされていました。そして、復帰戦となった今大会でレース中の最速ラップを叩き出し、さらにはこのコースにおけるMotoGPの最高速記録を塗り替えるという速さを披露。MotoGPキャリア初の表彰台に上りました。

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今大会では電動バイクの世界最高峰レースシリーズ FIM Enel MotoE World Cupの第3戦が行われ、昨シーズンのチャンピオンであるトレンティーノ・グレシーニ MotoEのマッテオ・フェラーリがポールtoフィニッシュで今季初優勝を飾りました。同シリーズの出場全車にミシュランが供給しているMotoE公式タイヤは、バイオ材料やリサイクル材料などを使用した、環境に一段と配慮した技術仕様のものとなっています。

 

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再舗装されたばかりの新しい路面についてのデータは豊富にはなかった中、予選ではヤマハワークスのマーベリック・ビニャーレスによってこのコースにおけるMotoGPの絶対コースレコードが更新され、そして決勝レースのウィナーであるフランコ・モルビデッリは従来記録を3秒以上も塗り替えるレースタイムで駆け抜けました。最高速記録も更新されるなど、ミシュランのMotoGP公式タイヤの進化が様々な形で示されました。

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