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MOTOGP 2021 ROUND 7
CATALUNYA

■予選:6月5日/決勝:6月6日
■開催地:カタルニア・サーキット(スペイン)
■レース周回数:24周(111.768 km)

過酷なコースでもミシュランタイヤは安定的に機能
KTMのオリベイラが今季初優勝を飾る

二輪ロードレースの世界最高峰シリーズであるMotoGPの2021年シーズン第7戦が開催され、オーストリアのバイクメーカーであるKTMのワークスチーム Red Bull KTM Factory Racingのミゲール・オリベイラが今季初優勝を飾りました。今大会が開催されたカタルニア・サーキットはとりわけリアタイヤに厳しいコースですが、MotoGP出場全ライダーが使用したミシュランMotoGP公式タイヤは高い性能を安定的に発揮し続けました。また今大会では、やはりミシュランタイヤのワンメイクで行われているFIM Enel MotoE World Cupの2021年シーズン第3戦も開催され、LCR E-Teamのミクエル・ポンスがシリーズ初優勝を手にしました。

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カタルニアGP優勝
ミゲール・オリベイラ(KTM RC16)

前戦イタリアGPで新型フレームを初投入した途端に2位に入ったKTMの#88 オリベイラですが、今大会ではさらに強力なパフォーマンスを披露。24周で行われた決勝レースの21周にわたってトップを走り、最後はプラマック・ドゥカティのジョアン・ザルコの追撃を0.175秒差で振り切って、KTMとしてもオリベイラ自身としても今季初となる勝利をもぎ取りました。一方、予選で5戦連続となるポールポジションを獲得したヤマハワークスの#20 ファビオ・クアルタラロは決勝レースでも力強い走りを見せ続けましたが、レース終盤にペースが低下。さらに、コースショートカットによるペナルティタイム3秒と、レーシングスーツのファスナーが開いた状態で5周にわたって走行した違反行為によるペナルティタイム3秒が重なって6位という結果に終わりました。

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予選で3番手タイムを刻みフロントロウを獲得したザルコ。スタートではやや出遅れましたが、今回のレースにおける全ライダーの全周回の中で最も速いラップタイムを8周目に記録しながらポジションを上げていき、最後は優勝のオリベイラに迫る格好でフィニッシュ。今季4度目となる2位に入り、ライダー選手権では今大会終了時点で堂々ランキング2位につけています。

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今大会の舞台となったカタルニア・サーキットは、大きな負荷のかかるコーナーが連続する上に路面の攻撃性がひときわ高いという、タイヤにとって非常に過酷なコースです。そして、ワクチンなどによる新型コロナウイルス感染症抑制が進んできたことを受け、今大会は今シーズンのMotoGPで初めて、観客やVIPゲストを限定的ながらもサーキットに迎え入れて開催されました。

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2週連続開催となったMotoGP。先週はイタリアGP、今週はカタルニアGPということで、サーキット間の単純移動であれば地中海沿いに陸路を走るのみで済みましたが、ミシュランのMotoGPチームは本拠地であるフランスのクレルモン・フェランに一旦戻り、先週の使用済みタイヤを下ろして今週末用のニュータイヤを積み直した後に今大会が行われるカタルニアへとやって来ていました。

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路面のμ(摩擦係数)が低いためにリアタイヤのスリップ量が多く、そのぶん早く摩耗が進んでしまうカタルニア・サーキット。決勝レースで使用するタイヤの仕様をどうするか悩み、スターティンググリッドに着いた後に装着タイヤを変更するライダーも数多く現れましたが、いずれの仕様にせよミシュランタイヤは高いパフォーマンスを安定的に発揮し続けました。

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電動バイクの世界最高峰レースシリーズであるMotoEの第3戦決勝レースは、周回数が当初の予定より2周減の6周とされ行われました。一段とスプリント勝負となったレースのトップ争いは、#71 ミクエル・ポンス、#77 ドミニク・エガータ、#40 ジョルディ・トレスらの間で激しく繰り広げられましたが、これを制したポンスがMotoEにおける初優勝を飾りました。

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ミシュラン・グループの「オール サステナブル」構想に則り、MotoE公式タイヤは、フロントに33%、リアに40%もの割合で生物由来の材料やリサイクル素材を使用し製造されています。こうしたタイヤにおける持続可能性の進歩を解説するデモンストレーション・モジュールのワールドプレミアをミシュランは今大会のMotoEのパドックで行い好評を博しました。

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