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MOTOGP 2019 ROUND 8
NETHERLANDS

■予選:6月29日/決勝:6月30日
■開催地:TTサーキット・アッセン(オランダ)
■レース周回数:26周(118.092 km)

ビニャーレスが前年優勝タイムを大幅更新して今季初勝利
予選ではクアルタラロが新コースレコードを樹立

2019年MotoGP第8戦オランダGPはまたしても新記録が相次いでマークされ、ミシュランMotoGP公式タイヤの高いパフォーマンスが結果によって証明された一戦となりました。予選ではペトロナス・ヤマハ SRTのファビオ・クアルタラロが新コースレコードを叩き出して2戦連続となるポールポジションを獲得。そして決勝レースではヤマハワークスであるモンスターエナジー・ヤマハ MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが昨年大会の優勝タイムを18秒以上も更新するレースタイムで快勝。彼自身にとっても、そしてヤマハにとっても今季初となる勝利を飾りました。

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オランダGP優勝
マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ YZR-M1)

フロントにミディアム、リアにハードのMICHELIN Power Slickを履き、昨年10月のオーストラリアGP以来となる勝利をさらったビニャーレス。「今日のレースに向けてベストなタイヤを選定するためにミシュランと一緒になって頑張ってきて、そしてリアに選んだハードタイヤのうまい使い方を見つけ出すことができた。常に最高のタイヤを供給してくれるミシュランにありがとうと言いたい」と語りました。

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予選で最速タイムをマークしたのはヤマハのサテライトチームであるペトロナス・ヤマハ SRTから出場のMotoGPルーキー、ファビオ・クアルタラロでした。従来記録を0.6秒も短縮する新コースレコードを叩き出し、MotoGP出場8戦目にして早くも3度目となるポールポジションを獲得してみせました。

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スタートではNo.42 アレックス・リンスとNo.36 ホアン・ミルのふたりが好ダッシュを決め、スズキ勢が1-2体制でレース序盤を引っ張りました。しかし、リンスは3周目にスリップダウンを喫し、ミルはやがて後退。No.20 クアルタラロが首位に立ち、これをNo.12 ビニャーレス、No.93 マルケスらが追う展開へと変わりました。

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レースが折り返しを過ぎたところでペースがやや鈍ってきたクアルタラロをビニャーレスとマルケスが次々に攻略。そしてビニャーレスはレース終盤にさらなるスパートをかけて自己ベストを連発してきました。上位陣の中では唯一リアにソフトタイヤを選んでいたマルケスはこれに追従できず、両者の差は一気に広がることになりました。

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今シーズンのこれまでは思うような結果を残せずに来ていたヤマハ&ビニャーレスですが、前戦であるカタルニアGPの後に行われた公式テストで良い方向性を見つけ、そして迎えた今大会で早速優勝を飾ることに。それも前年大会の優勝タイムを18.448秒も更新しての勝利で、大きな手応えを得ることができた一戦となりました。

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史上最年少(20歳と80日)での最高峰クラス2戦連続ポールポジション獲得を果たしたNo.20 クアルタラロは、決勝レースにおいても首位争いを堂々と展開。やがてビニャーレスとNo.93 マルケスの先行は許しましたが、彼らに続く3位でしっかり走り切り、2位に入った前戦カタルニアGPに続いての表彰台登壇を果たしました。

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予選では新たなコースレコードが刻まれ、決勝レースでは優勝タイムが大幅に更新されました。そして今季5人目の優勝者(ビニャーレス)と今季4社目の優勝バイクメーカー(ヤマハ)が誕生。ライダーやバイクの特性の違いはありながらも偏りなく高いパフォーマンスを提供するミシュランタイヤの懐の深さ、そして絶対的な性能の高さが今大会でも示されました。

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