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MOTOGP 2018 ROUND 9
GERMANY

■予選:7月14日/決勝:7月15日
■開催地:ザクセンリンク(ドイツ)

ザクセンマイスター、マルケス
9年連続ポールtoウィンを達成

MotoGP 第9戦ドイツGPが開催され、ポールポジションからスタートしたホンダのマルク・マルケスが優勝。今季5勝目をマークしました。マルケスは今回のレースの 舞台となったザクセンリンクにおいて、125ccクラスを戦っていた2010年大会を皮切りにこれで9年連続でポールtoウィンを飾るという素晴らしい記 録を打ち立てました。

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ドイツGP優勝
マルク・マルケス(ホンダ RC213V)

起伏に富み、タイトなコーナーの多いザクセンリンクで突出した速さを誇るマルケス。MotoGPクラスではデビュー年である2013年からポールポジションを逃したことがなく、今大会の予選でも最速。レース前半はライバルたちとバトルを演じましたが、やがて抜け出して独走状態でフィニッシュ。チャンピオンシップのリードをまた広げて46ポイントとしました。

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今回のレースウィークの木曜日に行われた記者会見で、ホンダのダニ・ペドロサが今季限りでのMotoGPからの引退を発表しました。ペドロサは1985年9月29日生まれで現在32歳。2004年と2005年に2年連続で250ccクラスの世界チャンピオンを獲得すると、2006年からMotoGPクラスに参戦。今年まで13シーズンにわたって戦ってきたMotoGPクラスでのキャリアをすべてホンダワークスで送り、通算31回もの優勝を飾ってきました。会見では「このスポーツを愛しているからこそ、難しい決断だった」と語った彼に惜しみない拍手が送られました。

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スタートではドゥカティのホルヘ・ロレンソとプラマック・ドゥカティのダニロ・ペトルッチが好ダッシュを決め、しばらくは彼らがレースを引っ張りました。その後方につけたマルケスは、5周目にペトルッチをかわすと、先行するロレンソを追い上げてバトルに持ち込み、13周目にライバルをかわしてトップに。そこからペースを上げて独走状態に持ち込みました。

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フロントにハード、リアにソフトという組み合わせのタイヤ選択でレースを制したマルケス。「ここはタイヤにきついサーキットだけど、正直、僕の期待を超える安定性をミシュランタイヤは発揮してくれた。レースも後半に入った22周目に僕がファステストラップを出せたのはそういうことさ。本当に期待以上だったね」と語りました。

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予選は6位となりグリッド2列目からのスタートとなったヤマハのバレンティーノ・ロッシでしたが、レースでは力強いライディングを披露し、9周目にはペトルッチ、10周目にはロレンソをかわして2位に浮上。首位マルケスには届きませんでしたが今季自己最上位となる2位に入り、ランキング2位のポジションを堅守しました。

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3位表彰台を獲得したのはロッシのチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスでした。レース序盤は7位につけていましたが、ペースアップすると着実にポジションを上げていき、残り2周というところでペトルッチをかわして3位に。前戦に続く表彰台登壇を果たしました。

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ザクセンリンクは左コーナーの数が右コーナーの3倍以上あるというレイアウトで、タイヤの左側に特にきつく、さらに今大会は48℃という例年にない高さの路面温度のもとでの開催となり、タイヤにとっては非常に厳しいレースでした。その中で、表彰台に上った3人のライダーは三者三様のタイヤ選択を見せながら、3秒以内の僅差で相次いでフィニッシュ。ライダーやマシンのキャラクターの違いに細かく対応するタイヤのラインアップと、それらがいずれも発揮した安定的な高性能により、ミシュランへの評価がまたひとつ高まった一戦となりました。

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