ミシュランが公式タイヤを出場全車に供給して行われている二輪ロードレースの世界最高峰シリーズ MotoGPの2021年シーズン第9戦オランダGPが開催され、Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが優勝しシーズン4勝目を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスが2位に入り、ヤマハワークスが今季初の1-2フィニッシュを決めました。今大会では、TTサーキット・アッセンにおけるMotoGPマシンの最速ラップタイム（オールタイムラップレコード）、決勝レース中のファステストラップ、同サーキットを26周して争われるMotoGPレースの優勝レースタイムのそれぞれの従来記録が更新され、ミシュランMotoGP公式タイヤの進化がまたしても明快に示されました。
TTサーキット・アッセンは昨年中にコースの路面が全面的に再舗装されましたが、コロナ禍の影響などからミシュランを含むMotoGP参加者は新しい路面を事前に試す機会を持つことができませんでした。そこで、通常はフロント用、リア用ともに3種類ずつであるドライ用MotoGP公式タイヤ MICHELIN Power Slickが今大会では前後ともに4種類ずつ用意されました。
今大会にミシュランは、路面温度が高まった場合に備えて、MICHELIN Power Slickについては標準より硬めのコンパウンドを使用したハードタイヤも用意しましたが、決勝レースでは大半のライダーが標準仕様の方を選択したことで、ミシュランMotoGP公式タイヤの標準仕様の性能の高さが図らずも示されました。そして、速さを表す3つの重要な記録がいずれも更新され、ミシュランタイヤのハイパフォーマンスとその進化を印象づけるものとなりました。
MotoGP同様にミシュランタイヤのワンメイクで行われている電動バイクの世界最高峰レースシリーズ FIM Enel MotoE World Cupの2021年シーズン第4戦が今大会で併催され、ブラジル人ライダーのエリク・グラナド（写真）が今季2勝目を手にしました。このMotoEにミシュランが供給している公式タイヤは、フロントに33％、リアに40％もの割合でサステナブルな材料を使用して製造されており、ミシュラン・グループの「オール サステナブル」構想を体現しています。
