三菱 デリカd:5 mv agusta f3 80

ミシュランガイド×大人ドライブ グランピング編

Tetsuya HARADA Megumi TAMON
原田哲也×多聞恵美
元レーシングライダー モデル&タレント

バイクとクルマでモーターライフを楽しむ「ミシュランガイド×大人ドライブ」シリーズ。ミシュランガイドに掲載されている厳選されたレストランで食事を楽しみつつ、バイクやクルマでのドライブを楽しむ「大人のモーターライフ」をお届けします。

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グルメ+ 陶芸+グランピング= 思っていたよりずっと楽しい!“大人ドライブ”

元グランプリライダーの原田哲也さんとバイクのモデル&タレントである多聞恵美さん。とある日のランチ、二人の話題は秋のドライブ&ツーリング、そして、間もなく日本で開催されるMotoGP™ *に。二人が考えたのは、バイクでもクルマでも楽しめるお出かけプラン。仲間と語らうのはもちろん、ファミリーやカップルも楽しめるプランをご紹介。

*オートバイのサーキットレースの世界最高峰のシリーズが「FIM ロードレース世界選手権」であり、そのトップカテゴリーが「MotoGP™」

ミシュランガイド × 大人ドライブ グランピング編

 “モーターライフ”とは人生の喜びを与えてくれる存在の一つであり、その楽しみ方は人それぞれ。ステアリングを握り、エンジンの鼓動を感じながらクルマやバイクを操る。その爽快感や、モータースポーツの華やかさ、あのワクワク感-高揚感が良いということもあれば、大切な人といつもの場所とは違うところへ出かけてみるという楽しみ方もある。そういった体験は、忙しい日常の場から、非日常の世界へと自分を連れ出してくれる。

ラ ブーシュリーグートン 郷卓也シェフ、多聞恵美 原田哲也 益子焼窯元よこやま、ツインリンクもてぎ グランピングサイト 焚き火

そんなモーターライフを楽しむ旅として、今回は東京・浅草を起点に、日本のモーターサイクルロードレースの聖地と謳われる栃木県のツインリンクもてぎを目指して北上していくお出かけプランをご紹介します。

マップ

※「ミシュランガイド」掲載飲食店/宿泊施設(赤字)と外国人観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」掲載地(緑字)が全てイラスト上に記載されているわけではありません。

今回も赤い冊子でおなじみのミシュランガイドからレストランをピックアップ。 1900年に生まれた本書はドライブを快適で楽しいものにしてほしいという思いから生まれたガイドブックである。誕生当初はクルマの整備方法や各都市のガソリンスタンドを掲載したものであったが、現在では厳選された飲食店と宿泊施設を掲載した格式あるガイドブックとして、唯一無二の価値を誇るのは皆さんご存じのところだろう。

◆日本橋のビブグルマン「ラ ブーシュリーグートン」でローストポークを頂く
ラ ブーシュリーグートン店内

登場いただくのは前回に引き続き、世界を舞台に2輪ロードレースで活躍した原田哲也氏。現役を引退した今は拠点をモナコに置くが、モーターサイクルへの愛は全く変わらないという。そして、今回の旅の仲間はオートバイに関連した活動を中心に、モデルやタレントとして多方面で活躍している多聞恵美さん。

二人は日本各地で行われるバイクイベントで一緒に仕事するなど、旧知の仲。プライベートでも時間が合えば他のバイクジャーナリスト仲間や業界関係者と一緒にツーリングをするという。まずは、次のおでかけプランを練ろうと、レストラン「ラ ブーシュリーグートン」でランチをすることに。

豚の置物とレストラン名刺

フランス語でラブー=味わう、ブーシュリー=お肉屋さんという意味のラ ブーシュリーグートン。美味しい豚肉料理が頂ける

郷卓也シェフポートレート

オーナーシェフの郷卓也さんは本場フランスで修業後、いくつかのお店を経て、2015年にラ ブーシュリーグートンをオープン。日常に溶け込むビストロを意識しているという。

店内の子豚の置物

豚肉料理のお店とあって、店内には豚をイメージした小物がたくさん。

「ラ ブーシュリーグートン」は日本橋の北東側、馬喰横山にあるフレンチレストラン。『ミシュランガイド東京2019』にビブグルマンで初掲載のこちらは、気軽に楽しめるビストロとして、フランス帰りのオーナーシェフ郷卓也さんが多彩な豚肉料理を振る舞うお店。もちろんその味はミシュランガイドのお墨付き。

ローストポークワンプレートランチのポートレート

今回、ランチで頂くのは、絶妙な火加減で料理されたローストポークのワンプレート。「静岡県の自然の中でのびのびと育ったLYB豚という品種を使用しているため、肉質が良く、脂身が甘いのが特徴です。」と郷シェフ。このワンプレートランチのローストポークはモモ肉を使用しているにも関わらず、しっとりとしており、旨味も強いのが特徴とのこと。一噛みごとに旨味が口いっぱいに広がる瞬間は、至福を感じずにはいられないほど。二人の表情からも自然と笑みが溢れる。

ラ ブーシュリーグートン店内での原田さん多聞さん談笑シーン

食事を楽しみながら、ふたりはドライブ&ツーリングの話題へ。
「グランピングって知ってる?」と原田さん。
「知ってますよ!メディアでよく取り上げられてますよね。準備いらずで自然を楽しめる大人のキャンプのことですよね。」
「そう。それがMotoGP™が開催されるツインリンクもてぎにあるみたいなんだ。行ってみない?」
「いいですね!楽しそう。」

二人にとって行先を決めることに深い議論などはいらない。直感で楽しそうだと感じれば、いざ行動するのみ 。大人になるとリスクアレルギーになってしまうこともしばしば。ただ、二人にとっては、新しい体験に対しても積極的なようだ。

ラ ブーシュリーグートン黒板看板

ラ ブーシュリーグートン
「ミシュランガイド東京2019」に掲載

住所:東京都中央区日本橋富沢町10-15 勢州屋本店ビル1階
TEL:03-6661-1156
営業時間:18:00-22:00 (LO)(ランチは不定期開催)
定休日:日・祝
Web:http://goutons.com/
※営業時間や定休日などはお店にご確認ください。

◆東京・浅草をスタート
雷門前で待ち合わせ

いよいよ、当日。
多聞恵美さんが乗ってきたのは三菱自動車の新型デリカD:5。クリーンディーゼルエンジンによる経済性とパワフルトルク、ミニバンでありながら本格4WDという走破性により、アクティブな生活を楽しむことができるクルマとして評価が高い。
一方、原田哲也さんはイタリアの宝石とも称されるMVアグスタのF3 800で登場。3気筒エンジンを搭載した800ccのスーパースポーツモデルである。

雷門前から出発

旅のスタートは東京・浅草。江戸情緒溢れる古き良き町のシンボルである雷門の前で待ち合わせしたふたり。多聞さんの「お待たせしました!」という威勢の良い挨拶に原田さんも笑顔で答える。公私共に仲良しなふたりは顔を合わせれば、どんな場所でも世間話に花が咲く。挨拶もそこそこに出発。

◆高速道路をクルージング 都会の慌ただしさを抜け、北へ向かう
高速道路に至る市街地走行シーン

早速、栃木方面へ進路を取るため首都高速へ入る。箱崎、両国、堀切ジャンクションをやり過ごし、高速道路上に現れるちょっとしたコーナーに合わせてデリカD:5がステアリングを切ると、今度は原田さんがバイクを傾けて行く。

michelin road5

MV アグスタF3 800に装着された MICHELIN ROAD5(ミシュラン ロード5)は最新のケーシングテクノロジーと新配合のコンパウンドにより、優れたドライグリップ、ハンドリングを実現。ライダーに安心感と走る悦びを提供する。
都会のワインディングロードを楽しみながら常磐道へと入っていく。

デリカd:5高速道路走行シーン

常磐道ではデリカD:5が抜群の走行性能を発揮。クリーンディーゼルエンジンによるパワフルなトルクは高速域においても走りの安心感を生む。

デリカd:5走行中タイヤアップシーン
デリカd:5 michelin crossclimate suv

デリカD:5には、雪も走れる夏タイヤMICHELIN CROSSCLIMATE SUV (ミシュラン クロスクライメート エスユーブイ)を装着。国際基準で定められたシビアスノータイヤ要件に適合する証であるスリーピークマウンテンスノーフレークマークとM+Sを取得した雪道走破性を持ちながら、「夏タイヤ」というだけあって、ドライ、ウェット状態でも優れた走行安定性とブレーキング性能を誇る。V字を切ったユニークなトレッドパターンは、雪上性能のみならず、排水性、静粛性の向上に貢献しており、高速道路でも走行音は気にならず、むしろ静かなくらいだ。

高速道路からの眺めが日本の里山の風景に切り替わっていく。一般道に降りるとそんな景色がもっと多くなる。時間の流れそのものが緩やかになったかのような錯覚を覚える。

◆陶芸体験に初挑戦 元グランプリライダーも思わず熱中
制作例の陶器を見てイメージを膨らます原田さんと多聞さん

到着したのは栃木県益子町にある益子焼窯元よこやま。ここは益子焼の陶芸体験ができるだけでなく、益子町の田舎料理を振る舞う飲食店や、ベーカリーなども軒を連ねる。まるで森の商店街のような場所。原田さん、多聞さんも興味津々の様子。

まずは、制作例の陶器を見ながらイメージを膨らませることに。
過去に何度か体験したことがあるという多聞さん、慣れた手つきで小皿、お椀、平皿を製作していく。自身で作る料理の盛り付けを想像して、厚みが出る部分は極力薄くしてみる。

陶芸教室の先生から説明を聞く

陶芸教室の先生から基本的な作業の仕方について説明を聞く原田さんと多聞さん。

陶芸を行う多聞さん

慣れた手つきで厚みのある部分を薄くしていく多聞さん。

鼻に泥がついてしまう多聞さん

集中するあまり・・。楽しそう!

一方、初挑戦の原田さんは、元グランプリライダーの集中力で慎重な手つき。こちらはやや厚めの仕上がり。
「薄くするのはなかなか困難」と、陶芸の難しさを漏らす。
自ら作った陶器に料理を盛り付けることや旨い酒をいただく、といった想像しながらの陶芸体験は実に贅沢。

陶芸を行う原田さんと多聞さん

それぞれ4つの陶器を完成させた原田さんと多聞さん。互いの陶器を評価し合うことに。
「多聞さんの(作品)、薄くできてるね!すごい」
「原田さんの平皿は大きいですね。難しかったでしょ?」
「確かに難しかった。でもやっぱり初めてのことでもやってみると、もっと上手く、もっと綺麗に作りたいと思って集中できるよね。大人になってもこうやって新しいことに挑戦するのは楽しいね。」
「そうですね。集中して物事に取り組むことで気持ちもなんだかリフレッシュしますね。」

◆いよいよ、ツインリンクもてぎへ。グランピングで楽しむ大人の団欒
ツインリンクもてぎまでに至る一般道走行シーン

益子焼窯元よこやまを出ると空は雨模様。ライダーにとって雨は天敵のような存在だが、MICHELIN ROAD5(ミシュラン ロード5)は優れたウェットグリップを発揮。雨天時でも安心してライディングを楽しめる。

ツインリンクもてぎに到着した頃は小雨へと変わった。
グランピングテントのあるキャンプヴィレッジでは仲間たちがお出迎え。突然のことに喜ぶ多聞さんに、「こういうサプライズも素敵でしょ」と原田さん。
素敵なディナーを予感させるシチュエーションを用意してこそ、食事はもっと美味しくなることを原田さんはよく知っている。

グランピング待ち合わせシーン

ここツインリンクもてぎはSUPER GTといったモータースポーツを開催することができる国際ロードサーキットを中心に、ホテルツインリンクや森のアトラクションなど、総合レジャー施設として楽しむことができる。

そして10月18~20日には世界最高峰のモーターサイクルロードレースMotoGP™日本グランプリが開催される。第16戦として行われる日本グランプリは例年シリーズ優勝を決める争いとなることも多く、白熱したバトルが見られること間違いなし。

motogpイメージ

世界最高峰のモーターサイクルロードレースMotoGP™が日本で見られるのはツインリンクもてぎだけ

グランピングサイト夜景

夜になると星空と明かりの灯ったテントにより幻想的な姿を見せるグランピングサイト

焚火を囲みながら仲間と語らう

グランピングサイトでは焚き火を囲みながらゆっくり流れる時間を楽しめる

「世界最高峰のモーターサイクルロードレースがここで見られるんですよね。」と多聞さん
「そうなんだ。その時に今回みたいに仲間や家族とグランピングとかキャンプを楽しみながら観戦できたら楽しいよね。ヨーロッパではそうやって気軽にモータースポーツを楽しんでいて、生活に根付いているんだよ。」ロードレース世界選手権(現在のMotoGP™)に出場し、日本人として最多の勝利経験を持つ原田哲也さん。現在はF1も開催されるモナコに在住しているため、ヨーロッパでモータースポーツがどのように楽しまれているのか熟知している。

さて、グランピングテントでは仲間との団欒。BBQを楽しみながら、互いの近況の話に花が咲く。
秋の過ごしやすい夜空の下、気心知れた友人たちと穏やかに会話をする時間の尊さは、きっと何事にも代えがたいはず。

グランピング会話シーン多聞さん

「今日は浅草からツインリンクもてぎまで充実した1日でしたね。」
「バイクやクルマに乗って移動するのも楽しいけど、今日みたいに道中で陶芸体験をはさんだり、色々なことを経験するのも楽しいね。もっと新しいことに取り組みたいなという気分になったよ。」
「私たちはクルマやバイクを仕事にしていることもあって、そこに気持ちが集中しがちですけど、移動した先に今までにない体験や景色があって、それ全部を楽しみたいなという気分になりました。」
「移動自体を楽しめるのはバイクやクルマの良いところだと思うし、そういった時間を家族や仲間と共有できたら最高に楽しいよね。」
空はいつの間にか雨が上がった。時間を忘れ、仲間との会話も盛り上がり、次第に夜は更けて行く。

グランピング会話シーン原田さん

モーターライフというのは単にクルマやバイクで走ることを楽しむだけではない。道中のくつろぎの時間を楽しんだり、仲間や家族との時間を共有したり 。あるいは、自分だけの時間を楽しむために1人で出かけてみる、といった過ごし方も。そこに美味しい食事や素敵な場所も加われば、更に格別な体験に。そのためのツールとしてクルマやバイクというのは大きな役割を果たしてくれる。
楽しみ方は人それぞれだが、どの楽しみ方もその人のライフスタイルに特別な時間をもたらしてくれる。これこそが大人のモーターライフの醍醐味ではないだろうか。

皆さんも今週末、家族-仲間-恋人と、あるいは自分のために、どこかドライブに行きませんか?

グランピング乾杯シーン

ムービー/岩本淳司 スチール/小林岳夫 地図イラスト/渡邊朋恵 取材・文・編集/釜田康佑(Response)

■プロフィール

原田さんバストアップ
原田 哲也/Tetsuya HARADA

1980年ポケバイでレースデビュー。1992年に全日本ロードレース選手権 GP250クラスでシリーズチャンピオンを獲得。翌93年にはロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスで世界チャンピオンとなる。
2002年に現役を引退し、現在は日本とモナコを行き来し、ライディングスクール講師や二輪メディアなどにも活動の場を広げている。

多聞さんバストアップ
多聞 恵美/Megumi TAMON

オートバイ関連の媒体で活躍するモデル&タレント。モーターショーでのコンパニオンとしての活動を経て、2007年からはバイク雑誌にコラム連載をスタート。各地のモーターショーやイベントでMCを務め、バイクウェアやヘルメットブランドの広告モデルとしても活躍している。

■今回使用した車両

三菱 デリカd:5
三菱自動車 デリカD:5

本格4WDの高い走破性を持つミニバンでありながら、SUVとしての使い勝手を併せ持つ。クリーンディーゼルエンジンによるパワフルなトルクと、印象的なエクステリア。抜群の居住性能が特徴のオールラウンダーミニバン。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/index.html

mvアグスタ f3 800
MV AGUSTA F3 800

イタリアの至宝とも呼ばれる二輪の名門ブランド「MV AGUSUTA」。『F3 800』は、3気筒800ccのエンジンを積んだスーパースポーツ。173kgの軽量な車体によりリッタークラスを凌駕するパワーウエイトレシオを実現している。
http://www.mv-agusta.jp/

 

陶芸教室イメージ

益子焼窯元よこやま

栃木県芳賀郡益子町益子3556-3
URL:https://tougei.net/
焼き物の里、栃木県益子町にある陶芸体験教室。その他、和食器を使ったカフェレストラン・パン工房・窯元直営和食器ショップなどもあり、ドライブの立ち寄り処として楽しめる。

ツインリンクもてぎ

栃木県芳賀郡茂木町大字桧山120-1
URL:https://www.twinring.jp/
全長4kmのロードサーキットを有するモビリティテーマパーク。MotoGP™やSUPER GTといった世界最高峰のモータースポーツイベントが開催される。モータースポーツだけでなく、空中アスレチックや巨大な立体迷路、ホンダの歴史を辿れるコレクションホールなど、家族みんなで遊べるアクティビティも。紹介したグランピング施設の他に、ホテルツインリンクを完備。今年には茂木町や近隣の旬な食材を活用した懐石料理が楽しめる里山懐石「登谷」もオープンしている。

グランピングテント室内イメージ

ホテルの一室のようにリラックスできるグランピングのテント内

里山懐石 登谷 外観

茂木町の旬な食材を使用した里山懐石のレストランもオープンした

2019年10月16日掲載(取材日:2019年9月18日)
※記載の内容は掲載時点の情報です。(ミシュランガイド公式リストbyクラブミシュランは、現在、終了しております。)
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