H24 Green GT プロトタイプ

WE RACE FOR CHANGE

モータースポーツ、それはイノベーションへのアクセル

なぜレースに臨むのか?

私たちは、数十年にわたり、レーシングタイヤの性能を世界的に実証してきました。しかし今日、モータースポーツのあり方は変化しています。  

私たちが直面している大きな課題は、ミシュランが培いブランドの証明ともいえるその性能を損なうことなく、地球資源、生物多様性、CO₂排出量に限定的な影響を与える「オールサステナブル」な市販用タイヤを開発することです。

そのため、モータースポーツはこれまで以上に、技術革新の貴重な実験場であり、加速させる役割を担っています。モータースポーツの持つその過酷な環境は、私たちに革新の機会を与え、想像を超える速さの実験を要求し、そこから学び、示される課題から、誰にとっても有益な持続可能なソリューションの開発を促します。

Motorsport - #WeRaceForChange Michelin - 96s - UK

変化のためにレースをする。”モビリティ”を改善するために

We Race For Change: Performance Made to Last

私たちは、レースのスタートからファイナルラップまで持続するパフォーマンスをパートナーに提供するため、レースに臨んでいます。私たちのコミットメントは、法定残溝※1まで信頼できるタイヤによって、最初の1マイルから最後の1マイルまで続く安全なドライビング体験をユーザーに届けすることです。

We Race For Change: Renewable and recycled materials

新たな挑戦のためにレースに挑む。私たちのタイヤは、再生可能素材やリサイクル原料の比率を高めています※2。モータースポーツで開発された先進素材は、2025年以降、すべてのミシュランタイヤに採用される予定です。

We Race For Change: Simulation

私たちは、解を見つけ、シミュレーションし、データサイエンスから学び、自分自身を超えるためにレースに臨んでいます。モータースポーツにおけるシミュレーション技術の活用は、タイヤ製造にも転用されつつあり、資源とCO₂ 排出量の大幅な削減を実現しています。 

ル・マン24時間レース:100年にわたるミシュランのイノベーションの場として愛され続けています。

Michelin innovations through the history of the 24H of Le Mans #WeRaceForChange

ル・マン24時間レースでは、路面の凹凸や天候・気温の急激な変化など、タイヤには様々な課題が降りかかります。しかし、タイヤはスタートからゴールまで、一貫してバランスのとれたパフォーマンス、安全性、グリップ、そして汎用性が求められます。

イノベーションはモビリティを進化させます:

第1回ル・マン24時間レースの勝者は、シュナール&ヴァルカー

装脱着可能なタイヤ

1923: 年、 第1回ル・マン24時間レースで優勝したのは、ミシュランタイヤを装着したシュナール&ウォルカーでした。平均時速91.2㎞で完走を果たした。装脱着可能だったこのタイヤは、耐衝撃性、耐摩耗性、快適性、作業性に優れ、当時のモビリティに大きな革命をもたらしました。

1951年のル・マン24時間レースで、ラジアルタイヤを履いたランチアB20 GTがクラス優勝を果たした。

ラジアルタイヤ

1946: 年に特許を取得し、1949年から販売されたミシュランXタイヤは、金属製のベルトを組み込んだ画期的なラジアルカーカス構造で、従来のバイアスタイヤに比べて安全性、快適性、燃費を大幅に改善しました。1951年のル・マン24時間レースでは、ラジアルタイヤを装着したランチアB20 GTがクラス優勝を果たし、その性能を遺憾なく発揮しました。

ル・マンで初めてスリックタイヤを履いたミシュラン

スリックタイヤ

1967: 年、ミシュランはル・マン24時間レースに初めてスリックタイヤを投入しました。トレッド面には溝がないため、ドライコンディションで優れたグリップを発揮しました。アルピーヌA210がクラス初の4分を切るラップタイムを記録し、P1.6クラスで優勝を果たしました。

1978年のル・マン優勝車、アルピーヌA442

ハイパフォーマンスタイヤ

1978: 年、ルノー・アルピーヌA442Bがミシュランの高性能ラジアルタイヤを装着してル・マン24時間レースで優勝したことでミシュランの技術力の高さが示されました。その後、Formula 1での活躍もあり、ラジアルタイヤの優位性が証明され、その構造が世界的な常識となりました。

ガソリンやディーゼル、ハイブリッドエンジンなどのパワーユニット技術の進歩、ディスクブレーキの導入、高度化するエアロダイナミクスなど、技術の進歩はタイヤにも新たな試練を与えました。高出力、高負荷、高トルクなど、より大きな制約に対応しながら、優れた効率性を発揮することが求められたのです。 ミシュランのル・マンでの戦績は、ル・マン24時間レースがもたらした驚異的なパフォーマンス革命に匹敵するものです。過去10年間で、ミシュランはトップカテゴリーですLMP1プロトタイプの平均時速238.4㎞、1セットのタイヤで最大745.6㎞の走破をサポートしてきました。これは、F1グランプリ2回分の走行距離に匹敵します。

ル・マン2024:サステナブルに向けて革新し続ける

100周年を迎える2023年ル・マン24時間耐久レースも、ミシュランの革新的な技術の追及に変わりはありません。

  • ハイパーカーのプロトタイプのために開発された最新のMICHELIN Pilot Sport Endurance Slickとレインタイヤは、シミュレーター技術を使って完全に仮想的に設計されました。この開発プロセスは、現在、一般消費者向けタイヤの開発にも適用され、資源とCO₂排出量の大幅な削減を実現しています。
     
  • 2024年、水素自動車のプロトタイプ、「Mission H24」と全電動の「ポルシェ718ケイマンGT4 ePerformance」のために、71%のサステナブル素材(再生可能素材またはリサイクル素材)を含むレーシングタイヤを発表する予定です。 この成果は、タイヤの性能と環境負荷の両方を損なうことなく、サステイナブルマテリアルに関するミシュランの知見によって実現したものです。
サステイナブル素材を63%使用したレーシングタイヤ
勝利のためのデザイン

勝利のためにデザインされたタイヤ

ミシュランは、過去50年間でFIA(国際自動車連盟)とFIM(国際モーターサイクリズム連盟)の主要な世界選手権で最も多くの勝利を収めたタイヤメーカーです。
二輪車のサーキットレースのトップカテゴリーで、出場全車がミシュランタイヤを使用

ミシュランMOTOGP™ 用タイヤ

二輪車のサーキットレースのトップカテゴリーで、出場全車がミシュランタイヤを使用しています。
ル・マン24時間レース

ル・マン24時間レース

モータースポーツの情熱100周年を祝う

信頼されるミシュランのタイヤ

サーキット、そして一般道でもミシュランのタイヤで

”ミシュランを選ぶ理由”についてもっと詳しく

完全電気自動車の718ケイマンGT4 Eパフォーマンスでポルシェと協力

電動化モビリティに向けて

ミシュランは、電動モビリティの最前線にいます。私たちのエンジニアたちは、自動車、スクーター、自転車メーカーと密接に協力し、電気自動車のユーザーが求める性能を持つタイヤを開発・設計しています。

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本ページの説明について

※1「道路運送車両の保安基準」により、乗車用タイヤの最低残溝は1.6mmと定められています。

※2 ミシュランにおける持続可能な素材とは、リサイクル素材、または人間の一生分の時間スケールで再生可能な生物由来の素材であり、食品部門と競合しないものとしています。ミシュランは、石油のような人間の一生分の時間で再生不可能な天然素材をサステイナブルとしていません。そのため、シリカのような天然鉱物由来の素材も、ミシュランの「サステナブルマテリアル」の定義では考慮されていません。リサイクル材料とは、産業廃棄物や消費後の廃棄物を製品、材料、物質に再加工するリサイクル作業で発生する原材料のことです。エネルギーの再利用や、エネルギーとして使用するための材料の再加工は除外する。(廃棄物に関する欧州指令の定義に基づく)。

※3 詳細についてはhttps://www.michelin.com/en/sustainable-development-mobility/working-towards-sustainable-mobility/を参照ください。

 

Copywrights: MICHELIN, F. LE FLOCH / DPPI, F. FLAMAND / DPPI, F. GOODEN, T. GROMIK, C. MARIN, C. SAULNIER / DPPI, DPPI /MICHELIN, L’Equipe/Presse Sports, SIPA / MICHELIN