ミシュランガイドの歴史 背景

ミシュランガイドの歴史

ガイド ミシュランマン

1900年、より安全で楽しいドライブのためのガイド、登場

パリ万国博覧会が開催されたこの年。広まり始めたばかりのドライブ文化を、より安全で楽しいものにするために、ミシュランガイドが生まれました。まだ数が少なかった自動車修理工場の紹介あり、市街地図あり、休憩のためのガソリンスタンドやホテルの紹介あり、と、ドライバーがドライブを楽しむためのガイドブックとして、なんと無料で配布されていたのです。

1926年、ミシュランの星、生まれる

ある修理工場で、傾いた作業台の足代わりに数冊のミシュランガイドが地面に積み重ねられているのを見かけたミシュラン兄弟は、「人々はお金を払って買ったものしか大切にしない」と語りました。こうして、1920年からミシュランガイドの販売が始まったのです。1926年には評判の高い料理を提供するホテルに星をつけるシステムがスタート。「三つ星」による評価制度はフランスの地方で1931年、パリでは1933年に導入されました。そしてミシュランの社員である調査員が匿名でレストランやホテルを訪ねるようになったのもこの頃。匿名調査でミステリアスなイメージのみが先行してしまいがちですが、一番の目的は、「一般のお客様としてサービスを受けること」。調査員も、一般の方も、同じ条件で過ごせる…、つまり、本当にドライバーたちが快適に過ごせるような情報を提供する、という目的が生き続けているのです。

そのような精神のもと、正確で忠実な情報を載せていたミシュランガイドは、その正確さと膨大な情報量を評価され、第二次世界大戦中、連合軍のガイドとしても使われるほどでした。

ガイド オリジナル 1900年
ガイド 東京版 2008年

ヨーロッパを飛び出し、いよいよ東京へ

様々な変化をとげながら、発展してきたミシュランガイド。2005年にはヨーロッパ以外では初となるニューヨーク版を刊行し、翌2006年にはサンフランシスコ版が加わりました。そして2007年11月、ついにアジアの第一歩としてミシュランガイド東京2008を刊行しました。現在、世界でも最も多くの星が輝く日本は、世界最高峰の美食を誇る国となっています。

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