モーターサイクル用タイヤの交換方法 | 二輪車

ここでは、モトクロス用タイヤとその他のオフロード用タイヤ（エンデューロ、トライアル、ラリーレイド、クロスカントリーなど）の交換方法をご説明します。

オンロード用タイヤの交換は、ホイールバランス調整を含む複雑な作業を必要とするため、ご自身での交換はおすすめしません。オンロード用タイヤの交換は販売店もしくはタイヤ専門店にご依頼ください。最寄りの販売店もしくはタイヤ専門店をお探しの場合は、こちらよりご確認いただけます。

コンテンツ：

モーターサイクルのタイヤ交換に必要なツール
1 - タイヤの交換方法（インナーチューブを装着する場合）
2 - タイヤの交換方法（MICHELIN BIB MOUSSE™を装着する場合）
インナーチューブの代わりにMICHELIN BIB MOUSSE™を選択する理由とは？

タイヤレバー 2本（可能であれば3本）
タイヤ交換用潤滑剤（石鹸水のように速乾性のあるもの。グリースはリムの空転やバルブ損傷の原因になるので、ご使用はお止めください）
タイヤエアゲージ（インナーチューブ使用の場合）
バルブのコアドライバー（インナーチューブ使用の場合）
湿らせた布（任意）
ビードブレーカー（任意）
グローブ（任意）

ホイール交換台がない場合は、段ボール等を代用してホイールを地面で傷つけないよう十分注意して作業してください。
注意: クラウンは傷つきやすいため、反対側のホイールから外します。ホイールを裏返す時は、ディスクを保護するため布を重ねた上に置いてください。まず、インナーチューブを装着する場合のタイヤ交換方法を、続いてMICHELIN Bib Mousse^TM.を装着する場合の手順をご説明します。

1.バルブキャップを外します。
2.バルブコアを押してインナーチューブの空気を抜きます（またはバルブのコアドライバーを使い、タイヤの空気を全て抜きます）。
3.バルブのナットを緩めて外します。
4.タイヤを外すためにグリップスター（ビードストッパー）のネジを軽く緩めます。
5.ビードブレーカーを利用してタイヤの両側からビード部をリム中央のくぼみ（ウェル）に落とします。
6.タイヤレバーを使い、全周にわたってタイヤをリムから外します。
7.インナーチューブを完全に取り出します。
8.タイヤレバーを使ってタイヤをリムから引き出し、タイヤレバーをディスクの下に固定します。
9.2本目のタイヤレバーを、1本目から15cmほど離した場所に挿入し、同じ作業を行います。タイヤレバーをディスクの下に固定し、1本目のタイヤレバーを外します。
10.2本のタイヤレバーを交互に使いながらこの作業を繰り返し、全周にわたってタイヤのビードをリムから外します。
11.ホイールを裏返します。

12.残っている側のタイヤビードに潤滑剤を塗ります。
13.ステップ6、および8～10を繰り返します。
14．タイヤレバーをタイヤとリムの下部の間に通し、全周にわたってタイヤを持ち上げます（タイヤレバーで反対側を取り出すために、片側のタイヤがリム中央のくぼみ（ウェル）にあることを確認します）。
15.湿らせた布でリムの内側の汚れを拭き取ります。
16.リムバンドを点検します。破損している場合はインナーチューブを傷める恐れがあるため、新しいものと交換してください。
17.新しいタイヤをリムに取り付けます（回転方向がある場合は正しい向きを確認してください）。
18.バルブと穴が重なるように、インナーチューブを中に入れます。
19.バルブのコアドライバーでバルブコアを外した場合は、バルブに戻します。
20.チューブに少し空気を入れます（柔らかさが残る程度）。
21.タイヤ両側のビード部に潤滑剤を塗ります。
22.タイヤレバーをタイヤとリムの下部との間に差し込み、テコの原理を利用しながらタイヤを全周にわたってはめ込みます。

23.バルブをリム穴に通し、ナットを3/4ほど締めます。
24.タイヤレバーを利用してリムにはめ込んでいきます。
25.もう1本のタイヤレバーを利用して、少しずつタイヤをはめ込んでいきます。最後は、必要であれば3本目のタイヤレバーをディスクの下に挟み、奥まったタイヤの端を固定します。反対側がリム中央のくぼみ（ウェル）にあることを確認します。
26.ホイールを裏返し、反対側のリムが全周にわたって収まっているか点検します。
27.シェルを取り外し、ビードがリムにしっかりと収まるよう空気を充填します。
28.シェルを戻します。
29.タイヤがリムの中央にあるか確認します。
30.グリップスター（ビードストッパー）とバルブのネジを完全に締めます。
31.推奨空気圧までタイヤに空気を充填します。
32.汚れを防ぎ、密閉性を高めるためにバルブキャップを装着します。

6.MICHELIN BIB MOUSSE™用の潤滑ジェルを塗ります（後輪にチューブ1本、前輪に1/2本を使用）。その際、ブラシで塗ることをお勧めします。またこのとき、タイヤのビード全周に潤滑ジェルが付着しないよう注意してください（リムが空転する恐れがあります）。
7．MICHELIN BIB MOUSSE™を挿入します（必要に応じてタイヤのトレッド部を押し、ビードを広げてください。）。
8.ビードの一部（最初にリムに当てる部分）と「BIB MOUSSE」がリムと接触する部分
に潤滑ジェルを塗布します。必ずミシュラン純正の潤滑ジェル（ミシュラン・ジェル）
をお使いください
9.タイヤをリムに取り付ける前に、回転方向が正しいことを確認してください。
10.タイヤレバーをタイヤとリムの下部との間に差し込み、テコの原理を利用しながらタイヤを全周にわたってはめ込みます。

11.タイヤレバーでタイヤの一部を引き込み、クラウンの下に押し込んでいきます。
12.もう1本のタイヤレバーを使って、少しずつタイヤを引き込んでいきます。最後は、必要であれば3本目のタイヤレバーをディスクの下に挟み、奥まったタイヤの端を固定します。
13.ホイールを裏返し、反対側のエッジが全周にわたって収まっているか点検します。
14.タイヤがリムの中央にあるか確認します。ずれがある場合は、タイヤレバーとタイヤ取付用の潤滑剤を使用し中央にくるよう調整します。
15.グリップスター（ビードストッパー）のネジを完全に締めます。

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1 - タイヤ交換方法（インナーチューブを装着する場合）:

2 - タイヤ交換方法（MICHELIN BIB MOUSSE™を装着する場合）

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