乗用車・SUV・商用車用タイヤのアドバイス
タイヤサイズの変更をお考えですか?可能ですが、そこにはいくつかの制限があります。ここではそれについてご説明します。
タイヤのサイズとは?
タイヤのサイズとは以下の寸法を差し、タイヤのサイドウォールで確認できます。
- 幅(例: 205):ミリメートル表記
- 偏平率(例: 55):パーセント表記 タイヤの断面高さとタイヤ断面幅の比率を示しています
- タイプ(例: R=ラジアル構造)
- リム径(例: 17):インチ表記
- ロードインデックス(例: 91):タイヤ1本が支えられる最大負荷能力を表す指数。
- タイヤのスピードレンジ(例: V):そのタイヤで走行可能な最高速度を示す記号。
どのようなサイズ変更が可能ですか?
車両には標準装着されるタイヤサイズと車両メーカーが設定したいくつかのオプション装着サイズが有ります。
例: PEUGEOT 308 - 1.2 pure tech(2021年):
195/65 R15 91H
205/55 R16 91V
205/50 R17 93V
225/45 R17 91V
225/40 R18 92V
この車両の例では標準装着の15インチ以外に16,17,18インチの3つの承認されたオプションサイズを装着可能です。
リム径を変更する際は、もちろんホイールの交換が必要です。
承認タイヤサイズ
自動車メーカーから提供されるさまざまなタイヤサイズは全て、その車両のために承認されたものです。
承認されたタイヤサイズは運転席のドアに貼られたステッカーや取扱説明書に記載されています。また燃料給油口フラップに記載されている場合もあります。
承認サイズと異なるサイズを装着することは可能?
メーカーが承認したタイヤサイズの中で変更する事をおすすめしますが、タイヤの直径が-2%から+1.5%の範囲内でタイヤのロードインデックスが純正装着タイヤ以上、尚且つタイヤの幅が車両のフェンダーからはみ出さない範囲であればタイヤサイズの変更は可能です。
ご自身や同乗者、道路上の他のドライバーの安全性を守るためにも、承認されたサイズを守ることをおすすめします。タイヤ幅や扁平率の大きく変えると、車の幅から危険なほどはみ出るタイヤを装着するおそれがあります。また、変更したタイヤサイズが純正サイズよりロードインデックスが不足する可能性もあります。
メーカーが承認したタイヤサイズ、もしくは上記の範囲からはずれたサイズを装着すると以下のようなリスクが発生します。
承認サイズや上記の範囲を遵守しなかった場合、何が起きますか?
承認サイズや上記の範囲を遵守しなかった場合には以下のようなリスクがあります。
- 安全上のリスク
- 警察の検査を受けた場合の罰金
- 車検を受けることができない
- 事故の際に保険が適用されない
一方、承認された寸法を順守していれば、こうしたリスクを回避できます。
どんな場合に、スピードレンジの高い、または低いタイヤを使用できますか?
冬季に使用するタイヤ(冬タイヤまたはオールシーズンタイヤ)には、スタッドレス、もしくは3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)のマークがタイヤのサイドウォールに表示されています。 これらのタイヤは標準装着のサマータイヤよりもスピードレンジの低い可能性が有りますが問題なく装着可能です。
夏タイヤの場合は、自動車メーカーが指定するスピードレンジと同等以上のタイヤを選ぶことを推奨しますが、低いものも使用は可能です。
すべてのタイヤにおいて、自動車メーカーが指定するタイヤのロードインデックスより高いタイヤを選ぶことは可能ですが、低いものは使用できません。
タイヤは何本を同時に交換する必要がありますか?
同じ車軸の2本のタイヤだけではなく、4本全てのタイヤを同時に交換することを推奨します。
タイヤサイズの変更に必要な情報をご理解いただけましたか?下記のタイヤ検索(タイヤセレクター)では、あなたに合ったタイヤを探すことができます。
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