r2a4 tyre tread depth and legal limit

タイヤの溝の深さと法律で定められた使用限度

乗用車・SUV・商用車用タイヤのアドバイス

タイヤは、様々な性能要件を満たすよう設計されています。ただし、摩耗が一定以上進むと、タイヤ交換が必要になります。タイヤのトレッドの役割とは?タイヤの性能が失われる摩耗の限界とは?また、タイヤ交換が必要となるトレッドの溝の法律で定められた使用限度とは?これらの疑問にお答えします。

タイヤの性能

タイヤの第一の性能は、重量を支え、加速、ブレーキを路面に伝え、方向転換とその維持をすることです。そしてあなたのライフスタイル、使用用途に合わせた諸性能を持ったタイヤを選ぶ事ができます。

どのような性能要求で設計されているかによって、タイヤはある条件下でより優れた性能を発揮します。そして、その性能を実現するために大きなな役割を果たすのがトレッドです

トレッドに施された溝は、それぞれの性能を発揮するために必要不可欠なものです。デザインによって、雪上、乾いた路面、濡れた路面といった特定の条件でより高い効果を発揮します。

そしてタイヤの残り溝も性能を左右します。特に濡れた路面を走行する際は溝による排水能力が重要です。高い排水性能は、高速走行時のハイドロプレーニング現象を防ぎタイヤと路面とを接地させます。

tyre tread water

新品のタイヤの溝の深さは?

これは各メーカーやタイヤの性能要求によって異なります。重要な点として、タイヤの寿命を確保するため、トレッドパターンは十分な厚さを備える必要があります。

ただし溝が深すぎると、走行時にタイヤが変形する事でゴムから熱が放出され、これが走行時のエネルギー消費を大きくし、燃料に影響します。 
そのため、タイヤメーカーはタイヤの寿命と燃費の最適なバランスを考慮し、タイヤの溝の深さを決定しています。

トレッドの溝の深さについて法律で定められた制限とは?

トレッドの溝は最低限1.6mmが必要です。この使用限度に達したタイヤは、安全性からも法律を順守する上でも、交換が必要です。
ただし、この使用限度に達する前にタイヤを交換するのは時期尚早です。摩耗が限界に達しているかどうか確認する方法についてご説明いたします。

ミシュランは、交換時期がくるまで性能を発揮するようタイヤを設計しています。
ミシュランのタイヤは、摩耗が限界に達する最後の1kmまで優れた性能を発揮することを目指しています。

ミシュランがタイヤの寿命を最適化する主な理由は2つあります。タイヤ交換の頻度を減らすことは、皆様のコストを削減するとともに、環境に配慮することでもあるからです。

そのため、ミシュランではトレッドの溝が使用限度に達するまで、高い性能を発揮するタイヤを開発目標としています。

タイヤ溝の確認

タイヤ専門店ではディプス・ゲージと呼ばれる専用ツールを使用し、法律で定められたタイヤの制限に達していないかチェックします。ディプス・ゲージがない場合は、スリップサインから摩耗レベルを簡単に知ることができます。ミシュランタイヤでは、小さなミシュランマンのマークを配置し、スリップサインを見つけやすくしています。

トレッドの摩耗レベルがスリップサインに達したら(法律で定められたタイヤの制限)、タイヤを交換する時期です。

ミシュランタイヤでは、ショルダー部に小さな凹凸を配置し、トレッドのスリップサインを見つけやすくしています。
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