ランフラットタイヤとは？

ランフラットタイヤ、RFTタイヤ、ラン・オン・フラットタイヤ、パンクプルーフタイヤ、セルフサポーティング・タイヤ、エクステンデッド・モビリティ・タイヤ、ゼロプレッシャー・タイヤ、ZP、EMT、SST、ROF、BSR…。意味を知る前に、こうした用語をご覧になったことがあるかもしれません。突然のパンクによる事故リスクを回避するソリューションとして、ここ数年、主にスポーツカーやプレミアムカーでランフラットテクノロジーが活用されています。

ミシュランが解説します。

ランフラットタイヤのマークはタイヤメーカーによって異なります。

ミシュランのランフラットタイヤは、「ZP」または「EMT」と表示されています。

- ZP: ゼロプレッシャー

- EMT: エクステンデッド・モビリティ・タイヤ

ランフラットタイヤが修理可能かどうかの判断は、各メーカーに委ねられています。

ランフラットタイヤの修理サービスは技術的に可能ではありますが、全ての場合に当てはまるわけではありません。タイヤ専門店までご相談ください。

ミシュランのZP(ランフラット)タイヤは、同じ条件の下、タイヤ専門店にて1回のみ修理が可能です。非ZPタイヤと同様の点検と修理手順が適用されます。ただし、サイドウォールが明らかに損傷している状態の場合は修理できません。

ランフラットタイヤはご自宅でも装着していただけます。ただし、装着の手順や技術に不安がある場合はお勧めしません。リムからタイヤを取り外して新しいタイヤを正しく装着し、空気を入れるのは専門的な作業で設備も必要です。通常は、タイヤ専門店にご依頼いただくことをお勧めいたします。お近くのランフラットタイヤ取扱店をお探しの方は、オンラインでも簡単に見つけることができます。

また、ランフラットタイヤのスペアタイヤは、通常のタイヤと同じ方法で交換できます。

安全性

タイヤの空気漏れやパンクが発生した場合でも、落ち着いて運転できます。
タイヤがリムから外れるリスクを防ぎます。
交通量の多い危険な道路上で、タイヤ（スペアタイヤ）を交換する必要がありません。
ホイール交換のために停車する必要がなく、時速80km以下の速度で最寄りの修理店まで運転を続けることができます。

快適性

パンクしたタイヤを道路上ですぐに交換する必要がありません。走行可能距離: 80km（最大時速80km）
スペアタイヤが不要となるため、トランクのスペースを節約できます。車の重量を軽減することにもつながります。

節約

スペアタイヤやホイール交換に必要なツールを購入する必要がありません。

ミシュランのランフラットタイヤはダブルハンプ付きのリム、または自動車メーカーがランフラットタイヤの装着を認めた車にのみ装着可能です。

ミシュランでは、ランフラットタイヤが（オプションまたはシリーズで）標準装備されていない車への装着はお勧めしていません。設計上、特定の制約（重量や剛性）が生じるためです。

車にはタイヤの空気圧が低下したことをドライバーに知らせる空気圧警報システム（TPMS）が搭載されています。

装着の際は、4本ともMICHELIN ZPタイヤを使用することをお勧めします。

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