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タイヤの選定比較ポイントとは?

乗用車・SUV・商用車用タイヤのアドバイス

満足度の高いタイヤを選ぶには、何を基準にタイヤを比較すれば良いでしょうか?ここでは、検討すべき主な性能と判断のヒントについて取り上げ、ミシュランのベストアドバイスを提供します。同じタイヤシリーズの中からあなたのニーズに合ったタイヤを選ぶ方法、さらに、第三者機関によるタイヤテスト、ラベリング、タイヤ比較サイトといった、タイヤ選びに役立つ情報をご紹介します。また、重要な基準となる長期的に見たタイヤ性能についてもご説明します。

タイヤを比較する上で重要な性能

タイヤには、期待される効果を実現するために数多くの性能特性を備えており、中には相反する要素もあります。一つの性能だけを向上させることによって、他の性能のデメリットとなることがないよう注意しましょう。

タイヤを比較する際はグリップ力を考慮しましょう

トラクション、グリップ

タイヤは車と路面の唯一の接点であり、タイヤのグリップ力は安全性を確保する上で極めて重要な役割を果たしています。ブレーキ、曲がる、加速、高速安定性など、タイヤのグリップ力は運転のあらゆるシーンを左右します。それぞれのタイヤタイプは、特定の気象条件下や道路状況でグリップを発揮するよう設計されています。このため、タイヤ選びでは、あなたご自身のドライビングスタイル、そしてどんな場所を走るのか、どのようなグリップ力が適しているのかを考慮することが重要です。

タイヤを比較する際は寿命を考慮しましょう

寿命

トレッドが摩耗するまでタイヤがどれくらいの期間もつかは、コストパフォーマンスの観点から重要な要素です。タイヤのデザインや品質によって、走行可能な距離には大きな差が出ます。スポーツタイヤ(高性能タイヤ)は、標準的な乗用車用タイヤに比べ、トレッドの寿命が短い傾向にあります。これは、長寿命よりもグリップと運動性能にフォーカスして設計されているためです。また、ドライビングスタイルや走る場所、タイヤのお手入れといった要素もタイヤの寿命に影響します。 

タイヤを比較する際は、タイヤのエネルギー効率を考慮しましょう。燃料の節約にもつながります。

エネルギー効率

燃料タンク5本のうち1本が、タイヤの転がり抵抗に相当することはご存じですか?タイヤは車の燃費に大きく影響します。一部のタイヤは、転がり抵抗係数を軽減するために特殊な構造と素材を採用しています。エネルギー効率に優れた低転がり抵抗のタイヤを選ぶことは、燃料や電気自動車のバッテリーの節約につながるため、コストパフォーマンスの上でも魅力です。

ハンドリング性能を向上し、正確なステアリングとコーナリングを実現します。

ハンドリング

ハンドリング性能とは、ドライバーの操作(ステアリング、アクセル、ブレーキなど)と道路状況に対する車の応答性です。ハンドリング性能に優れたタイヤは、車両の安定性と運転操作に素早く反応し、安全性を高めると同時にドライビングプレジャーをもたらします。
タイヤはハンドリングに非常に重要な役割を果たしています。
一般的に、スポーティーな高性能タイヤは、ハンドリング性能を最大限に引き出し、正確なステアリングとコーナリングを追求して設計されています。

快適性を追求したタイヤを選びましょう

快適性とノイズ

乗り心地の快適性とは、路面の凹凸から衝撃を緩衝するクッション性を意味します。快適性を追求したタイヤは衝撃を吸収し、スムーズな乗り心地をもたらす構造に設計されています。
ドライブの快適さを左右するもう一つの要素が静粛性です。これは、タイヤのトレッドデザイン(溝の量と位置)によって決まります。一般的に、アグレッシブなデザインであるほど、ノイズが発生する可能性は高くなります。ただし、タイヤの溝にはグリップを発揮するという重要な役割があることを忘れてはいけません。トラクションの向上と多少のロードノイズのどちらを優先すべきかは検討する必要があります。

タイヤを比較する際は、ロバスト性を検討しましょう

ロバスト(堅牢)性

タイヤには、さまざまな道路条件に耐えうる能力が求められます。タイヤのロバスト性(堅牢性)とは、一般的な道路上の危険(クギや鋭利な鉄片等)に対しても、ダメージを受けにくい性能を発揮することを意味します。損傷した路面や未舗装の道路を走ることが多い方には、耐ダメージ強化構造のタイヤをおすすめします。

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長期的に見た性能

いずれの性能基準を検討する場合でも、タイヤの寿命までその性能が維持されることが重要です。つまり、新品時を比較するだけではなく、タイヤのライフサイクルを通じて、スリップサインが出るまで、それらの性能が維持されるかを確認する必要があります。最初の1kmから最後の1kmまで、タイヤはしっかりと性能を発揮しなければなりません。

同じタイヤシリーズのタイヤを比較する時のポイントは?

各タイヤシリーズには、車種に応じたサイズが用意されています。

また一部には、同シリーズで同サイズのタイヤに、以下のスペックが異なる複数のバージョンが用意されています。

  • スピードレンジ(例: S、T、H、V、W、Yなど)
  • ロードインデックス(例: 91、94、XLなど)
  • OEマーク(純正装着)
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これらのスペックは、そのタイヤが車種やドライビングスタイルに合っているかを見極めるための重要な判断材料となります。

お使いの車に複数の選択肢が考えられる場合は、OEマークも含め、純正装着タイヤと同じ仕様のバージョンを選ぶことをおすすめします。
技術承認マーク(OEマーク)は、その車輌が求める特別な性能要求に応え、その車輌が求める特別な性能要求に応え、ミシュランと自動車メーカーが共同で開発したタイヤであることを示しています。「MO」マークの付いたミシュランタイヤは、メルセデスが承認したものであることを意味します。
ただし、サイズ、スピードレンジ、ロードインデックスが守られていれば、一部の高性能スポーツカーを除いてOEマークは必須ではありません。
また、スピードレンジとロードインデックスがより高いタイヤを選ぶことは、安全性に問題はありません。ただし、スピードレンジとロードインデックスが高くなるほど、トレッドの寿命と乗り心地に関してはデメリットとなる可能性があります。

タイヤラベリング制度を活用したタイヤの比較

タイヤラベリングは、消費者が具体的な水準に基づいてタイヤモデルを比較(異なるブランドまたはブランドごとに)できるよう導入された制度です。

例えば、ミシュランの夏タイヤを検討している場合、Primacy 4e·Primacyで迷われるかもしれません。タイヤラベリングを見ると、e·Primacyが転がり抵抗性能に優れていることが分かります。すなわち、ガソリン代の節約とCO2排出量の削減に役立つということであり、これらの要素を重視される方にタイヤラベリングが推奨するのはe·Primacyとなります。

タイヤラベリングはこのようにタイヤ選びの助けとなります。ただし、比較対象の水準がいくつかに限定されており、新品のタイヤのみを測定したものであるため、タイヤ性能の全てを知ることができるわけではない点にご注意ください。

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タイヤ比較サイトの活用

タイヤ比較サイトもタイヤ選びのヒントとなります。ただし、一般的には新品のタイヤを基準に比較したものであるため、ある程度摩耗したタイヤ(数千kmの走行後など)は対象としていない点にご注意ください。

タイヤの性能の中には、摩耗によって、特に濡れた路面やブレーキ時に効果が弱まるものもあります。そのため、タイヤを比較する際には、摩耗が始まった後のタイヤ性能を評価することも重要です。

長もちするタイヤを選ぶ

最後の1kmまでタイヤ性能が発揮されることは、ミシュランが重視している点です。
妥協することなく新品時のタイヤが最高の性能を発揮すること、また、法定基準限界まで摩耗した最後の1kmでもその性能劣化が少ないタイヤの開発と製造を行っています。 

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