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MotoGP 2026 ROUND 6 CATALUNYA

■予選:5月16日/決勝:5月17日

■開催地:カタルニア・サーキット(スペイン)

■レース周回数:12周(55.884 km)

グランプリレースが2度も仕切り直しとなる荒れ模様の中
ミシュランタイヤは安定したハイパフォーマンスを改めて証明

スペインのカタルニア・サーキットで行われたMotoGP世界選手権2026年シーズン第6戦ですが、土曜日のスプリントレースではBK8 Gresini Racing MotoGPのアレックス・マルケスが優勝。日曜日のグランプリレース(決勝レース)はクラッシュの同時多発的な発生が繰り返されて2度もレースを仕切り直すことになり、最終的には土曜日のスプリントレースと同じ12周で争われることになりましたが、Pertamina Enduro VR46 Racing Teamのファビオ・ディ・ジャンアントニオがこれを制しました。
今大会が開催されたカタルニア・サーキットは路面のグリップレベルが非常に低く、そして大会期間中は路面温度が大きく変化し続けたことにより、タイヤは高度な技術的要求に絶えずさらされました。そうした中でもミシュランのMotoGP公式タイヤ MICHELIN Power Slickは、高いグリップ力を安定的に発揮する特性により、激しい戦いを演じるMotoGPライダーたちの拠り所となって今回のカタルニアGPを走り切りました。

GRAND PRIX RACE RESULT - TOP 6

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

49

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

DUCATI

Pertamina Enduro VR46 Racing Team

F: HARD/R: SOFT

20'06.243

2

54

フェルミン・アルデグエル

DUCATI

BK8 Gresini Racing MotoGP

F: HARD/R: SOFT

+ 1.466

3

63

フランチェスコ・バニャイア

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: HARD/R: MEDIUM

+ 4.320

4

72

マルコ・ベッツェッキ

APRILIA

Aprilia Racing

F: HARD/R: SOFT

+ 4.679

5

20

ファビオ・クアルタラロ

YAMAHA

Monster Energy Yamaha MotoGP Team

F: HARD/R: SOFT

+ 4.876

6

10

ルカ・マリーニ

HONDA

Honda HRC Castrol

F: HARD/R: MEDIUM

+ 4.971

SPRINT RACE RESULT - TOP 3

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

73

アレックス・マルケス

DUCATI

BK8 Gresini Racing MotoGP

F: HARD/R: SOFT

20'02.258

2

37

ペドロ・アコスタ

KTM

Red Bull KTM Factory Racing

F: HARD/R: SOFT

+ 0.041

3

49

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

DUCATI

Pertamina Enduro VR46 Racing Team

F: HARD/R: SOFT

+ 0.457

RACECARD

MICHELIN MotoGP™

カタルニアGP グランプリレース

本来の周回数は24周であった今大会のグランプリレースですが、首位走行中であったRed Bull KTM Factory Racingのペドロ・アコスタが車両トラブルにより突如失速し、これにBK8 Gresini Racing MotoGPのアレックス・マルケスが追突して大クラッシュ。さらに、ちぎれ飛んだホイールにファビオ・ディ・ジャンアントニオが接触して転倒し、12周目に入ったところで1度目の赤旗が提示されました。レースは、それまでに消化した11周を本来の周回数から減じた13周で仕切り直されましたが、そのスタート直後にマルチクラッシュが発生。改めて12周で再スタートが切られたレースのオープニングラップがこの写真で、ポールスターターのアコスタがリード。その後、2列目の4番手グリッドからスタートしたディ・ジャンアントニオ(写真では5番手)が徐々にポジションを上げていき、残り2周で首位に躍り出ると、逃げ切って優勝をつかみました。

路面のグリップレベルが低いカタルニア・サーキットは、コーナーから立ち上がっていく際のリヤタイヤのスリップ率が高く、トレッドの温度が上がりやすいことから、タイヤにひときわ厳しいコース。右回りの高速コーナーが多いため、リヤタイヤは右側ショルダーのコンパウンドを硬めにした左右非対称設計としました。

予選は15℃という低さの路面温度のもとで行われましたが、ミシュランタイヤの高いウォームアップ性能に支えられた各ライダーはタイムアタックを存分に展開。KTMのアコスタが363.6km/hというカタルニア・サーキットのMotoGP最高速度新記録を樹立しながら最高峰クラスで通算2度目のポールポジションを獲得しました。

予選後のサーキットは路面温度が上昇し、土曜日の午後3時のスプリントレース開始時点で41℃に。全ライダーが、フロントにミディアム、リヤにソフトのMICHELIN Power Slickを選んでスタートし、4周目で首位に立ったアレックス・マルケスがアコスタの激しいチャージを押さえ切って勝利。今季初のスプリント優勝を手にしました。

日曜日のグランプリレースのスタート時の路面温度は32℃。全ライダーが前後ともにミディアムタイヤを履きました。12周目に赤旗が提示され、13周で仕切り直されたレースに対しては、出走19名中12名のライダーがリヤをソフトにスイッチ。そのひとりであったディ・ジャンアントニオがMotoGPキャリア2度目の優勝を飾りました。

グランプリレースの暫定結果に基づいた表彰台の顔ぶれ。左から、暫定2位であったジョアン・ミル、優勝のディ・ジャンアントニオ、暫定3位であったフェルミン・アルデグエル。この後、ミルを含む5名にタイヤの規定最低内圧超過が確認されてペナルティタイム16秒が加算され、ミルの正式結果は13位となった一方、アルデグエルは2位に繰り上がりました。

路面のμ(摩擦係数)が低く、リヤタイヤの摩耗が進みやすいコースである上に、今大会で走行が行われた3日間の路面温度は一様でなく、タイヤにとっては難しいコンディションでしたが、それだけにミシュランタイヤの安定的なハイパフォーマンスがひときわ力強く各ライダーを支えた一戦になりました。