保管方法次第で、タイヤの寿命は変わる?
タイヤは使っていないと寿命が縮まないと思うかもしれませんが、実は保管方法によっては、何も触っていなくても寿命が縮むケースがあります。
例えば、タイヤは原材料がゴムなので、直射日光などで紫外線を長期間使用せずに浴びてしまうと、劣化が徐々に促進されてしまい、使用できる期間が短くなってしまうことがあり得ます。
タイヤの保管は、適切な場所で行なうようにしましょう。
タイヤを保管する前に準備すべきこと
こちらでは、タイヤを保管する前に準備すべきことをご紹介します。
タイヤの装着ポジションを確認する
タイヤを取り外す前に、車のどのポジションに付けていたものなのかがわかるようにマーキングを行いましょう。
タイヤは場所によって、摩耗度合いが異なります。
寿命を伸ばすためには、次にタイヤを取り付ける際に適切なローテーションを行い、摩耗を均一にすることが重要です。
タイヤに損傷や偏摩耗がないか確認する
保管する前に、タイヤに損傷がないか、偏摩耗がないかをチェックするようにしましょう。損傷や偏摩耗が大きい場合は、保管ではなく交換を検討する必要があります。また、スリップサインやプラットフォームの露出をチェックするのも大切です。
タイヤの溝にある石やゴミを取り除く
石やゴミが残っていると、劣化を早める可能性があります。事前に目視で確認して、取り除くようにしましょう。
ホイールとタイヤを水洗いする
使用後のタイヤやホイールには、劣化の原因となる泥や化学物質などの汚れが付着している可能性があります。そのまま保管すると腐食の原因となるため、しっかり水洗いして汚れを落とし、乾燥させるようにしましょう。
タイヤはいつ保管をするべき?
タイヤを長期間(1ヶ月以上)使用せずに屋外に放置すると、タイヤ表面の耐オゾンワックスなどが乾燥してひび割れが生じることがあります。 そのため、涼しく乾燥した清潔な屋内で保管するのが理想的です。
冬用タイヤの保管
冬用タイヤは常温域でのウェットグリップが夏用タイヤに比べ低いため安全性を考慮し、春になり降雪の心配がなくなる時期に夏用タイヤを装着し、冬用タイヤは保管することをお勧めします。
夏用タイヤの保管
タイヤはどこに保管するべき?
タイヤは、紫外線を避けるため直射日光の当たらない場所、清潔で換気が良く、乾燥した適温の屋内で保管してください。
ゴムの性質を変化させる可能性のある化学物質や有機溶剤の近くには保管しないでください。
また、高温になる熱源、火花や電気放電を引き起こす可能性のある機器、オゾン発生源(変圧器、電動機、溶接機など)から離してください。
タイヤを屋外に保管する場合(短期間のみ推奨)、タイヤを地面に直接置かず、紫外線を通さないカバーで覆い、湿気を避けてください。
タイヤを保管する面が清潔で、グリース、ガソリン、有機溶剤、オイルなどゴムを傷める可能性のある化学薬品がないことを確認してください。
サイドウォールにホワイトレターの有るタイヤは、ホワイトレター同士を向かい合わせて保管してください。
タイヤの保管場所がない場合にはどうする?
自宅にタイヤを良好な状態で保管するのに十分なスペースがない場合は、ほとんどのディーラーが保管サービスを提供していることを知っておく必要があります。
また、日常的に雪道を走行しない方で、年に数回の降雪に備えるためにスタッドレスタイヤを使用しているような場合は、オールシーズンタイヤのように夏タイヤと同等の性能を有しながら一時的な降雪でも使えるタイヤを利用するとタイヤを保管する必要がなくなるのでおすすめです。ぜひご検討ください。
保管していたタイヤを再装着するときの注意点
保管したタイヤを再装着する際には、事前の点検が欠かせません。以下の内容をもとに、適切に走行できるタイヤ状態を維持できているかを確認しましょう。
溝が十分に残っているか(スリップサインやプラットフォームの確認)
偏摩耗・異常摩耗が起きていないか
紫外線や熱による劣化が起きていないか
傷やひび割れが起きていないか
おかしな膨らみが起きていないか
適正空気圧に戻せているか
使用開始から5年以上経過していないか
製造後10年以上経過していないか
もし不安な場合は、タイヤ専門店でチェックするようにしましょう。
タイヤは正しい場所で適切に保管しないと、劣化が進んでしまう恐れがあります。
直射日光を避けて、日陰で風通しのいい場所に保管するようにしましょう。
また、保管前・保管後にタイヤの状態をチェックすることは非常に大切です。同じタイヤを長く安心して使うためにも、点検は欠かさないようにしてください。



