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雨の日に車の運転をするときのコツ

「雨の日の運転は、視界が悪くて怖い」
「急ブレーキでスリップしたらどうしよう…」

雨の日の運転は、普段運転に慣れていない方にとって不安を感じる場面が多いです。視界不良やスリップのリスクなど、晴天時とは異なる注意点があります。
しかし、適切な知識と準備があれば、雨天時でも安全に運転することが可能です。

この記事では、以下の内容について解説します。

  • 雨天時の事故が多い理由

  • 雨天ドライブ時にチェックすべきポイント

  • 雨天時の安全走行のポイント


運転経験が少ない方でも実践できる具体的なテクニックを紹介していきますので、雨の日の運転に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。

雨天時の事故が多い理由

雨天時は晴天時に比べて、交通事故の発生率が高くなります。首都高速道路株式会社によると、雨天時の事故件数は晴天時に比べて、道路施設への接触事故が約6倍、死傷事故件数は約4倍という状況です。

雨天時に事故が多い主な理由には、路面状態の変化と視界の悪化が考えられます。

雨で濡れた路面は摩擦係数が低下し、タイヤのグリップ力が弱まります。晴天時と同じ感覚でブレーキを踏むと、制動距離(ブレーキを踏んでから車両が完全に停止するまでの距離)が長くなり、思った場所で止まれません。

また、フロントガラスやサイドミラーに付着した水滴により、視界が大幅に制限されます。加えて、対向車のヘッドライトの反射や、路面の水たまりによる光の乱反射も視認性を低下させる要因です。

他にも、雨音による聴覚情報の減少や、タイヤと路面の間に水の膜ができることでハンドルやブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」など、事故につながる要因はさまざまです。

運転に慣れている人でも慣れていない人でも、事故の可能性が高まっていると理解したうえで、運転を行う必要があります。

雨天ドライブ時にチェックすべきポイント

雨の日に運転する前には、車両の状態を確認しておく必要があります。安全な走行を確保するために、以下の項目をチェックしてください。


ワイパーの状態

ワイパーのゴムが劣化していると、拭き取りムラが発生し、視界が悪化します。ゴム部分にひび割れや硬化がないか確認しましょう。ワイパーを動かしたときに筋が残る場合は、交換のタイミングです。また、ウォッシャー液の残量も確認し、不足している場合は補充しておきます。


タイヤの溝の深さ

タイヤの溝が浅いと排水性能が低下し、スリップの危険が高まります。法律では溝の深さは1.6mm以上と定められていますのでスリップサインが出る前に早めの交換を心がけてください。


ライト類の点灯確認

雨天時は自分の視界確保だけでなく、周囲の車に自分の存在を知らせることも必要です。

ヘッドライト・テールランプ・ウインカーが正常に点灯するか確認し、レンズに曇りや汚れがある場合は拭き取っておきましょう。


窓ガラスの曇り対策

車内と車外の温度差により、窓ガラスが曇ることがあります。曇りを取り除く効果があるデフロスターやエアコンが正常に作動するか事前に確認しましょう。急な曇りに対処できるよう、操作方法も把握しておいてください。

雨天時の安全走行のポイント

雨の日に安全に走行するためには、晴天時とは異なる運転テクニックが求められます。以下の5つのポイントを実践してください。


車間距離を多めにとる

雨天時は制動距離が伸びるため、前の車との車間距離を普段より長く保ちましょう。晴天時の1.5倍~2倍の車間距離を目安にしてください。

JAFによると、例えば時速60kmで走行している場合の停止距離(空走距離+制動距離)は、約44mです。この場合、雨天時は66m~88mを目安に走行することで、前の車が急ブレーキをかけても、十分に止まれる余裕が生まれます。

なお、車間距離を測る際には、距離ではなく時間を目安にすることが推奨されています。例えば道路脇の電柱やガードレールの支柱を目印として、前の車が目印を通過してから5~6秒後に自分の車が通過するようにすれば、雨天時でも適切な距離を保てるでしょう。

また、速度を控えめにすることで、より安全な車間距離を維持できます。法定速度を守るのはもちろん、路面状況に応じてさらに減速してください。


デフロスターを使い視界を良好に保つ

フロントガラスが曇った場合は、エアコンをデフロスターモードに設定します。雨天時のフロントガラスの曇りは、車内の水分の蒸発や、車内外の気温差による結露の発生が主な原因です。

デフロスターはエアコンで除湿した空気をフロントガラスにあてる機能なので、効率よく結露を取り除けます。また、リアガラスの曇りには、リアデフォッガーを使用することで対処可能です。

視界が悪く不安な場合は、曇りが取れるまで安全な場所に一時停止し、視界を確保してから走行を再開しましょう。


左折や進路変更、バック時は側方や後方を確認する

雨天時は視界が制限されるため、目視確認がより必要になります。左折・進路変更・バック時には、通常以上に注意深く周囲を確認してください。

左折時は巻き込み確認を徹底します。雨の日は歩行者や自転車が雨具で視界を遮られており、車の接近に気づきにくい状態です。ミラーだけでなく、目視で死角部分まで確認してから曲がりましょう。

進路変更する際は、早めにウインカーを出し、サイドミラーと目視で後続車の位置と速度を確認してください。

また、バック時は特に慎重な確認が必要です。リアカメラがある場合でも、レンズに水滴が付いて見えにくくなっていることがあります。必ず目視でも確認し、不安な場合は窓を開けて直接確認してください。

雨音で周囲の音が聞こえにくいため、視覚による確認をいつも以上に丁寧に行うことが大切です。


場合によっては昼間でも薄暗いときはライトを点灯する

雨天時は日中でも暗くなり、車の視認性が低下します。薄暗いと感じたら、昼間でもライトを点灯してください。

ライトを点灯すると、自分の視界を確保し、周囲の車や歩行者に自分の存在を知らせることが可能です。

一部の車には「オートライト機能」が搭載されており、周囲の明るさに応じて自動的にライトが点灯します。この機能がある場合は、常時オンにしておくと安心です。

雨が降っている場合は、早めのライト点灯を心がけてください。


タイヤの溝や空気圧を確認する

タイヤの溝は、雨天走行の安全性に大きくかかわるタイヤのウェット性能を大きく左右します。出発前だけでなく、定期的にタイヤの状態をチェックしてください。

タイヤの溝が深いほど路面の水を効率よく排出でき、タイヤと路面の接地性を維持できます。溝が浅くなると排水性能が低下し、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなるため、注意が必要です。

溝の深さを知るために、「スリップサイン」を確認しましょう。スリップサインはタイヤの溝にある盛り上がり部で、スリップサインが溝の底と同じ高さになっていれば交換時期です。

なお、スリップサインは「法律で定められた最終ライン(深さ1.6mmの位置)」なので、これよりも余裕のある状態での走行をおすすめします。

細かく判断するためには専用のゲージを使ったり、タイヤ専門店で確認したりすることをお勧めします。

タイヤの空気圧もタイヤのウェット性能に影響を及ぼします。空気圧が低すぎるとハイドロプレーニング現象が起きやすくなったり、空気圧が高すぎるとウェットグリップが不足しがちになったりするので各車両に合わせた適正空気圧に設定してください。

雨の日の運転には十分注意しましょう

雨の日の運転は、路面の滑りやすさと視界不良により、晴天時に比べて事故のリスクが高まります。しかし、適切な準備と運転技術があれば、安全に走行することが可能です。

特にタイヤの状況は、走行性能に大きく影響するため、事前の確認が大切です。自分では判断しづらい場合は、タイヤ専門店などで事前にチェックしてもらうようにしましょう。余裕を持った準備を行うことで、いざ雨の日でも安心して走行することが可能です。

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