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スタッドレスタイヤとは何ですか?

冬のドライブに特化したタイヤ、即ち冬用タイヤにはいくつかの種類が有るのをご存じでしょうか? 冬用タイヤは大きく分けると3種類あります。まず日本や北欧、北米の一部で主流の氷雪性能に優れたアイススタッドレスタイヤ、ヨーロッパや北米の一部で広く使われている、雪や低温時の高速でのウェット性能に重点を置いたウインタータイヤ、それから北欧やロシアでまだ多く使われているスパイクタイヤです。 このうちスパイクタイヤは日本での使用は道路粉塵の問題で原則禁止されています。 ここでは日本で主流のアイススタッドレスタイヤ(以後スタッドレスタイヤ)について見ていきましょう。

スタッドレスタイヤの特徴とは?

スタッドレスタイヤとは文字通りスタッド(スパイク、鋲)を持たない、優れた氷雪性能を持つタイヤの事です。 低温でも柔軟性を保つトレッドゴムと、サイプと呼ばれる細かい溝が多く刻まれたトレッドパターンを組み合わせ、氷上や雪上で高いグリップ力を発揮します。その反面、夏の路面に求められるウェットやドライでのグリップは夏タイヤに比べ低いため、ウインターシーズンが終わると夏タイヤに履き替える必要が有ります。
スタッドレスタイヤはサイドウォールにSTUDLESSの刻印が有ることで見分けることが可能です。

スタッドレスタイヤの重要性

スタッドレスタイヤは降雪地域にお住まいの方や、降雪地域へお出かけする方にとって、雪や氷の路面で安全に走行するために必要不可欠なタイヤです。その理由を見てみましょう。

  1. 夏タイヤはスタッドレスタイヤに比べ氷雪路での制動距離が1.5倍以上に伸びてしまうため大変危険です。 また、夏タイヤでは走行不能になってしまい、渋滞を引き起こす可能性もあります。

  2. 高速道路冬用タイヤ規制時でも走行できます。(全車チェーン規制時はタイヤチェーンが必要です)

  3. 積雪路・凍結路で冬用タイヤの装着等をしない運転は法令違反となります。 (冬用タイヤとはスタッドレスタイヤ、もしくはスノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤなどを指します)

スタッドレスタイヤは必ず全車輪に装着してください。

スタッドレスタイヤへの履き替え時期は?

天気予報で降雪の予報が出る前に早めの履き替えをお勧めします。 特にタイヤ販売店などで履き替える場合、降雪予報が出てからでは予約が取りにくくなり、待ち時間も長くなってしまいます。

また、降雪が無くても日の最低気温が0℃に近づくと凍結の恐れもありますので早めの履き替えをお勧めします。

春になり、雪の降る可能性が無くなったらスタッドレスタイヤからサマータイヤに履きかえましょう。 

スタッドレスタイヤに履き替える時の注意点は?

タイヤの履き替えはタイヤ販売店に相談するのがお勧めですが、ご自分で行う場合も以下の点に注意しましょう。

  1. まず、タイヤの状態をチェックしましょう。
    ‐最低もう1シーズン使えるだけの溝が残っているか
    ‐タイヤに異物が刺さってないか、外傷や経年変化による損傷は無いか。
    もし使用限度まで減っていたり、異常が有ればタイヤを交換することをお勧めします。

  2. 次にタイヤの車両への装着ポジションを決めます。 タイヤの摩耗状態と、前シーズンの装着位置を確認し、ローテーションをしましょう。ローテーションについてはこちらをご参照ください。
    ミシュランのスタッドレスタイヤは方向性が有るため前後のローテーションをしましょう。 左右のローテーションはできません。

  3. 空気圧を適正空気圧に合わせます。
    スタッドレスタイヤもサマータイヤと同様に車両の指定空気圧に合わせるのが基本です。 空気圧については、以下の”スタッドレスタイヤの空気圧は?”をご参照ください。

  4. 取り外したタイヤには必ず今まで装着されていたポジションをタイヤやホイールにマーキングしておきましょう。 次回の履き替え時に役立ちます。

スタッドレスタイヤの空気圧は?

スタッドレスタイヤもサマータイヤと同様に車両の指定空気圧に合わせるのが基本ですが、いくつか注意点が有ります。
タイヤの空気圧はタイヤが冷えているときに合わせますが、気温が下がると空気圧も低下します。したがって空気圧調整時の気温に注意しましょう。
ガレージで空気圧を調整する場合、例えば、室内温度が0℃以上(例:18℃)で、室外温度が0℃未満(例:-2℃。すなわち、ガレージ内との温度差が20℃)であれば、ミシュランではメーカーの推奨空気圧値に0.2気圧加えることを推奨しています。
この調整によって、暖かい室内の温度と冷たい室外の温度差を補正することができ、確実にウィンタードライブに適した空気圧を維持することができます。タイヤの空気圧を屋外で調整する場合は、メーカーの推奨空気圧に従ってください。
空気圧についてはこちらの記事も併せてご参照ください。

スタッドレスタイヤは夏でも使えますか?

結論から言うと、使用する事は可能ですがお勧めしません。スタッドレスタイヤは氷雪路面での性能を最大限発揮できるように設計されているため、乾いた路面や雨にぬれた路面でのグリップ力が夏タイヤに比べて劣ります。 特にウェット路面では注意が必要で安全性にもかかわるので、春になったら夏タイヤに交換しましょう。

スタッドレスタイヤの保管について

シーズン毎に履き替えたスタッドレスタイヤ、もしくは夏タイヤを保管する際は、ご自宅で保管するのみならず、販売店の保管サービスを利用することもできます。保管方法について詳しくはこちらをご参照ください。

ミシュランのスタッドレスタイヤの特徴

トレッドゴムについて

低温でもしなやかさを保ち、雪や氷の上で優れたグリップを発揮するようスタッドレスタイヤ専用に開発されたゴムを使用しています。

トレッドパターンについて

Vシェイプの方向性のあるトレッドパターンで効果的に雪や水を排出、また、横方向のブロックエッジを長く取り、雪中せん断効果で優れた雪上でのトラクションを発揮します。 
氷上での水幕を吸収し、エッジ効果を発揮するサイプをトレッドブロックに多数配置し、広い接地面と合わせ高いアイスグリップを発揮します。また、サイプは縦方向にも立体的にジグザグを持ち、ブロックの拠れをを防止しドライやウェット、高速での安定性を確保します。

タイヤの性能について

ミシュランのスタッドレスタイヤは氷や雪での高いグリップ力のみならず、ドライやウェットでの走行性能を含むトータルバランスに優れています。 スピードレンジもより高速域に対応したT(190km/h)やH(210km/h)規格を採用し、冬の高速道路でもストレスのない安定した走りを楽しめます。

ミシュランのスタッドレスタイヤ

  • MICHELIN X-ICE SNOW

    ウィンター
    氷も雪も、全ての冬道に。長く続く安心感を届けるスタッドレスタイヤ。
  • MICHELIN X-ICE SNOW SUV

    ウィンター
    氷も雪も、全ての冬道に。長く続く安心感を届けるスタッドレスタイヤ。
  • MICHELIN X-ICE XI3

    ウィンター
    ウインタードライブの安心感を守る定番タイヤ。
  • MICHELIN AGILIS X-ICE

    ウィンター
    乗用車並みの氷雪性能と商用車の耐久性をあわせ持つ、 日本のための商用スタッドレスタイヤ