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冬に車の運転をするときに注意したい7つのポイント

冬の運転に関するミシュランのアドバイスを読んで、悪天候でも車を安定的にコントロールする方法を身につけましょう。この実践的ガイドでは、ミシュランがお勧めする冬向けの自動車アクセサリーや雪道運転に向けたタイヤの備え方もご紹介します。

冬の車の運転をする前にチェックしておくべきポイント

冬の運転を安全に行うには、出発前の準備が欠かせません。気温が下がると車の状態も変化するため、夏場とは異なるチェックが必要です。ここでは、冬道を走る前に必ず確認すべき5つのポイントを解説します。

タイヤの空気圧を調整する

気温が下がると、タイヤ内の空気が収縮して空気圧が低下します。適正な空気圧を保つことで、路面とのグリップ力が向上し、燃費も良くなります。季節の変わり目や冬場は月に1回以上、タイヤの空気圧を点検しましょう。

特に気温が急激に下がった日の翌朝は、空気圧が大きく低下している可能性があります。空気圧はガソリンスタンドやカー用品店で無料点検できるため、給油のついでに確認する習慣をつけてください。なお、適正な空気圧は、クルマのメンテナンスマニュアルや運転席側ドアの内側、給油口の蓋の裏側などに記載されています。

ガソリンは十分な量を用意しておく

冬の運転では、ガソリンタンクの半分以上を常にキープしておくことをおすすめします。吹雪や渋滞で長時間立ち往生した場合、暖房を使い続けるには十分な燃料が必要です。

また、ガソリンタンクが空に近い状態だと、タンク内に結露が発生しやすくなります。この水分が燃料系統で凍結すると、エンジンがかからなくなる恐れもあります。安全のためにも、こまめな給油を心がけましょう。


車への着雪や積雪は落とす

出発前には、車体に積もった雪を完全に落としてください。特にルーフ・ボンネット・トランクの雪は、走行中に滑り落ちて視界を遮る危険があります。

また、ドアミラー・ライト・ナンバープレートの雪も必ず払い落としてください。出発前の5分間で、これらの雪をしっかり除去しましょう。


駐車時に注意する

雪道走行後に駐車するときは、以下の点に注意しましょう。

  • 機械式パーキングブレーキは使用せず、オートマチックのPレンジで駐車するようにしましょう。ブレーキワイヤーなどが凍結してパーキングブレーキが解除できなくなり、再度走ることが出来なくなる恐れがあります。マニュアル車の場合はローギアかバックに入れて駐車します。いずれの場合でもタイヤストッパーを使用すると安心です。また、なるべく平坦なところを選んで駐車しましょう。駐車中の車が動いてしまう危険や再度発進できなくなる恐れがあります。

  • サイドミラーを畳んで駐車してしまうと凍結し、開かなくなる恐れがあります。畳まずに駐車するか、解氷スプレーを常備しておくと安心です。

  • ワイパーを立てて駐車しましょう。ワイパーを寝かせたまま長時間駐車すると凍結し、作動しなくなる恐れがあります。また、出発前には窓ガラスのデフロスターや熱線入りデフォッガーなどを活用し、視界を十分確保してから走りましょう。


タイヤチェーンを携行する

スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンを携行すると安心です。高速道路の全車チェーン規制時はスタッドレスタイヤでもチェーンを使用しないと通行できません。また、特に2輪駆動の車両では上り坂で停車した際、路面状況によってはスタッドレスタイヤでも再度坂道を登れない可能性が有るので、厳しい路面状況が予測される際はタイヤチェーンを装着しておくと安心です。タイヤチェーンを装着する際、状況によって手袋やスコップ、防水レジャーシート、車載ジャッキやタイヤストッパーなどが有ると便利です。

冬の車の運転時に注意すべきこと

雪や氷の上では、わずかな操作ミスが大きな事故につながります。ここからは、冬の運転で必ず守るべき7つの注意点を具体的に解説します。


ブレーキとアクセルは優しく踏む

雪道では、ブレーキとアクセルの操作を通常の半分以下くらいの力で行ってください。急な操作は、タイヤのグリップ力を失わせるため、非常に危険です。

2011年のモンテカルロラリーを制したレーシングドライバー、ブライアン・ブフィエ選手はこう語っています。「雪道では、落ち着いてブレーキとアクセルを優しく踏むこと。前方をよく見て、車間距離、停止距離を大きくとり、スピードを落として運転することが最も大切です」

また、クルーズコントロール(設定した速度を自動で維持する車の運転支援機能)は使用しないでください。この機能は乾いた路面を想定しており、滑りやすい路面では車の制御を失う恐れがあります。常に両手でハンドルを握り、自分の足でアクセルとブレーキをコントロールしましょう。


停止距離や車間距離は通常より大きく取る

雪道では、いつもの3倍以上の制動距離が必要になります。前の車との車間距離は、上り坂でも下り坂でも十分に確保してください。

日本自動車タイヤ協会(JATMA)によると、通常の路面に比べ、圧雪路では約3.2倍も滑りやすくなります。夏場と同じような車間距離だと、「危ない」と思ってブレーキを踏んでも、間に合わない可能性が高くなります。

モンテカルロラリー王者のブフィエ選手は、ブレーキングについて「焦らないこと」を最優先に挙げています。十分な車間距離があれば、ゆっくりとブレーキをかけられるでしょう。


坂道のすれ違いはのぼりを優先する

坂道のすれ違いでは、上り車両を優先させるルールがあります。上り坂で一度止まってしまうと、再発進が非常に困難になるためです。

上り坂を走行中に対向車が来たら、相手が停止してくれるまで進み続けてください。逆に、下り坂を走っている場合は、安全な場所で停車し、上り車両を先に行かせましょう。

なお、上り坂での発進は、タイヤが空転しやすく、スリップのリスクが高まります。特にアイスバーン状態の急坂では、一度止まると登れなくなることもあります。パワーのある四輪駆動車でも、急な坂道では慎重な運転が必要です。

また、四輪駆動車は登坂能力に優れていますが、下り坂では重量が重いため、制動距離が長くなりがちです。四輪駆動だからと過信せず、冬用タイヤの装着と慎重な運転を心がけてください。


カーブでの運転はコントロールを維持する

雪道のカーブは、実際よりも急に感じられることがあります。カーブに近づいたら、十分に手前で減速し、タイヤのグリップ力を維持しながら曲がりましょう。

カーブの手前ではゆっくりとアクセルを緩め、軽くブレーキをかけます。後輪駆動車の場合は、車の後部が横滑りしたと感じたら、アクセルをさらに緩めグリップを回復する様丁寧に操作してください。駆動方式に関わらずエンジンブレーキを活用し、カーブ手前で緩やかに十分減速しましょう。

カーブ中の急なブレーキやアクセル操作は厳禁です。カーブ中は一定の速度を保ちましょう。


橋の上は凍りやすいので注意する

橋の上や高架道路は、地面からの熱が伝わらず、風通しが良いため、通常の道路よりも早く凍結する傾向にあります。

そのため、橋に差しかかる手前で必ず減速し、橋の上では加速・減速・ハンドル操作を最小限に抑えてください。特に朝晩の冷え込みが厳しい時間帯は、橋の上が凍結している可能性が高くなります。

同様に、日陰になっている道路も要注意です。日の当たる場所は雪が溶けていても、日陰部分だけ凍結していることがあります。


急ブレーキ、急アクセル、急ハンドルはしない

冬道運転の鉄則は、「急」のつく操作を一切しないことです。急ブレーキ・急アクセル・急ハンドルは避けて、安全運転を心がけましょう。

急のつく操作をしないようにするためには、走行スピードを通常より落とし、先の状況を早めに予測するようにします。遅めのスピードで、信号が変わりそうなタイミングや前の車が減速しそうな場面を事前に察知できれば、ゆっくりとブレーキをかけられるでしょう。車線変更などでハンドルを切る必要があるときには、いつもの倍以上の距離を使って行うと安心です。

このように、すべての操作を「優しく」「ゆっくり」行うことを意識してください。


吹雪の場合にはヘッドライトはロービームにする

吹雪や濃い雪が降っている際は、ヘッドライトをロービーム(下向き)にしてください。ハイビームにすると雪に光が反射して、かえって視界が悪くなる恐れがあります。また、リアフォグライトが装備されているクルマは使用すると安心です。

視界が極端に悪い場合は、無理に走行を続けず、安全な場所に停車して天候の回復を待つことも選択肢に入れてください。ハザードランプを点灯させ、後続車に自分の存在を知らせましょう。

冬場の運転はより慎重に行おう

雪道での事故リスクを減らすうえで大切なのは、「急」のつく操作を避け、十分な車間距離を保つことです。また、出発前のタイヤ点検とガソリン確保も忘れずに行いましょう。

もし、タイヤの状況がわからない場合は、タイヤ専門店で相談してみてください。プロの的確な検査とアドバイスで、安心して走行できる状態へと整備できます。

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