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MotoGP 2026 ROUND 9 CZECH

■予選:6月20日/決勝:6月21日

■開催地:ブルノ・サーキット(チェコ)

■レース周回数:21周(113.463 km)

小椋 藍が初のポールポジション&2位表彰台を獲得
2連勝のマルク・マルケスはミシュランタイヤの安定性を称賛

ミシュランが単独の公式タイヤサプライヤーを務めているMotoGP世界選手権の2026年シーズン第9戦チェコGPが開催され、土曜日のスプリントレースではDucati Lenovo Teamのフランチェスコ・バニャイアが、日曜日のグランプリレース(決勝レース)では同じくDucati Lenovo Teamのマルク・マルケスがそれぞれ優勝を飾りました。また、予選ではSuperFile Trackhouse MotoGP Teamの小椋 藍が新しいオールタイムラップレコードを樹立し、MotoGPクラスでは彼にとって初めてとなるポールポジションを獲得。小椋は、スプリントレース、グランプリレースの双方で2位フィニッシュを果たしてみせ、そのスピードを世界に印象づけました。
ブルノ・サーキットは路面のグリップレベルが高く、さらに今大会開催中の3日間は路面温度が連日50℃を超える高さとなって、タイヤに厳しい条件となりました。そうした中、予選では小椋がブルノにおけるMotoGPマシンでの史上最速ラップタイムを記録。そして、スプリントレースとグランプリレースの双方の優勝タイム、さらにグランプリレース中のファステストラップといった重要記録の数々が塗り替えられました。

GRAND PRIX RACE RESULT - TOP 6

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

93

マルク・マルケス

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: MEDIUM/R: MEDIUM

39'51.297

2

79

小椋 藍

APRILIA

SuperFile Trackhouse MotoGP Team

F: MEDIUM/R: MEDIUM

+ 0.421

3

63

フランチェスコ・バニャイア

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: MEDIUM/R: MEDIUM

+ 2.255

4

49

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

DUCATI

Pertamina Enduro VR46 Racing Team

F: MEDIUM/R: MEDIUM

+ 2.424

5

36

ジョアン・ミル

HONDA

Honda HRC Castrol

F: MEDIUM/R: SOFT

+ 12.810

6

54

フェルミン・アルデグエル

DUCATI

BK8 Gresini Racing MotoGP

F: MEDIUM/R: MEDIUM

+ 14.874

SPRINT RACE RESULT - TOP 3

POS.

NO.

RIDER

MAKE

TEAM

FRONT/REAR TIRE

TIME/GAP

1

63

フランチェスコ・バニャイア

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: MEDIUM/R: SOFT

18'55.52

2

79

小椋 藍

APRILIA

SuperFile Trackhouse MotoGP Team

F: MEDIUM/R: MEDIUM

+ 0.241

3

93

マルク・マルケス

DUCATI

Ducati Lenovo Team

F: MEDIUM/R: SOFT

+ 0.794

RACECARD

MICHELIN MotoGP™

チェコGP 小椋 藍(アプリリア RS-GP)

MotoGP参戦2シーズン目の小椋 藍は、これまで数々の名勝負が繰り広げられてきたブルノ・サーキットにおける最高峰クラスの新たなラップレコードを樹立し、彼にとってはMotoGPで初めてとなるポールポジションを獲得しました。小椋は、土曜日に行われた周回数10周のスプリントレース、日曜日に行われた周回数21周のグランプリレースのどちらにおいても前後ともにミディアムコンパウンドのMICHELIN Power Slickを選択して出走。どちらのレースでも従来の優勝タイムを大幅に上回るペースで走り切って、両レースで2位に。グランプリレースにおいては通算2度目となる表彰台を獲得しました。

起伏に富むブルノ・サーキットの路面は昨年の春に全面的な再舗装が行われたばかりで、グリップレベルは高く、そのぶんタイヤの摩耗が進みやすい傾向にあります。加えて今大会は終始好天に恵まれたことから日中の路面温度がかなり上昇。タイヤには、高いグリップ性能とその安定性の双方が強く求められました。

小椋は今大会では走り出しから速さを見せ、初日のプラクティスでは従来のオールタイムラップレコードを塗り替えながら同セッションを首位で終了。翌日の予選では前日の自己記録を上回るタイムで新しいオールタイムラップレコードを樹立し、MotoGPクラスでは初めてとなるポールポジションを獲得しました。

土曜日のスプリントレースの終盤は#63 フランチェスコ・バニャイア、#79 小椋、#93 マルク・マルケスの三つ巴の争いになりましたが、これをバニャイアが制して今季初のスプリント優勝。小椋は2022年&2023年MotoGP王者に0.241秒届きませんでしたが2位に入り、スプリントレースでは初めての表彰台を獲得しました。

日曜日のグランプリレースでは#79 小椋がホールショットを取りましたが、やがて#63 バニャイアと#93 マルケスが先行。小椋はレース終盤で2番手に上がり、マルケスに詰め寄っていきましたが届きませんでした。なお、ミシュランタイヤに支えられた彼らは従来記録を約13秒も短縮するレースタイムで熱戦を走り切りました。

グランプリレースの表彰台。左から、2位の小椋、優勝のマルケス、3位のバニャイア。小椋は、一時は3番手を走りましたが、残り5周でバニャイアを抜き去って前日のスプリントレースでの借りを返し、今シーズンの第5戦フランスGPでの3位に続くMotoGPキャリア2度目のグランプリレース表彰台獲得を果たしました。

オールタイムラップレコード、スプリントとグランプリの双方の優勝タイム、そしてグランプリレース中のファステストラップが更新された今大会。グランプリレースを制したマルケスは「いつものことながら、スプリントではソフトタイヤはよく機能してくれたし、グランプリではミディアムタイヤがすごく安定していた」とミシュランタイヤを称賛しました。